小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ, YouTube チャンネル) で毎週末誰かしらと一緒にカヤックを漕いでいます

2026年6月13日土曜日

20260613 暑くなれば

大先輩の西伊豆ツアーが入ってる土曜。空いてたら行きたいなと思ってたけど、めでたく満員。それなら三浦で漕ぎましょうとクラブハウスにでかける。午前中は風が落ち着いてても、午後一くらいから南風があがる予報。早めに動いて、正午には諸磯より北でのんびりご飯を食べて上がろうと思う。

着いて支度をしていると、銀ピカヘルメットの後輩がバイクでやって来た。後輩と言っても、ここに書くのに見分けがつきやすいよう、クラブに入った順番で便宜上そう書いてるだけで、経験で行ったらまったく逆。そんな後輩はごろごろいる。ともあれ、この後輩は大先輩が作ったサーフの動画でいかんなく腕を発揮している。ブローチしたのをブレースで耐え、横に持ってかれるさなかに沈したのをくるりと回ってブレース体勢に戻り、最後はロールで戻る。かっこいい。

その後輩に、今月末の房総サーフのツアーは申し込んだかと聞くと、まだだという。結構人入ってますよというとすぐに申し込みを確認したらこちらも満員になっていた。皆さかんでなにより。後輩は少し残念そうではあるけど、またの機会を目指して近場でロール練習してあがるそうだ。

そしたらなんでもやる先輩がやってきた。釣り道具を持っていて、これからシーズン始まりそうだからと嬉しそうだ。ここのところ小魚の群れが濃いのだけれど、そういうことなのかな。自分は釣りをしないので良くわからない。

とりあえず舟を持って歩いて出ると、今度はそこに筋トレ後輩がやって来た。皆示し合わせたわけではないけど、海況が良さそうな日はこうなるね。安房崎で待ってるよと振り返りもできずに言うと、応という返事。それで一人漕ぎ始める。潮が透明で気持ちがいい。薄曇りももう晴れて夏至直前の強い太陽を感じる。

諸磯は潮が引いてぐるぐる流れている。かすかなうねりと流れの波を楽しみながら岩場に入っていくと、ファルトと一艇すれちがう。ここまでにもシーカヤックやサーフスキーと結構すれ違う。みなさんもシーズンインかな。

長津呂崎、馬の背、安房崎と抜けてきて一休み。
振り返って15分くらいしたら筋トレ後輩がもう追いついた。ここまで一時間ちょうど。お疲れさん。足が攣りそうというので、もう気持ち休んだら横瀬島までをぺろりと漕いで引き返す。いぶりがっこ先輩もこちらに漕いできてるという。探しながら漕いでいくと、盗人刈りの沖くらいで合流できた。

まだ昼には早いけど、風は南に変わってるし、早めに三崎の堤防を回っておきましょうということで戻る。朝のファルトと今度は馬の背あたりですれちがった。そうして三崎の堤防をまわって一安心。諸磯の灯台はテント村ができているので、その一つ南側の浜に上がってゆっくりと昼飯にする。気持ちいい浜だなあ。

たっぷり温まって、先輩は早々とスノーケルマスクをだして泳いできた。それをもう一度温めて、その頃には南風をしっかりと感じるようになった。無理してもなんだし、こういうときは湾内で水につかって体を冷やして帰るに限る。追い風でツルリと漕いで湾内に戻り、鼻の奥まで塩水で洗う。それでさっぱりとして舟をあげた。カヤックは季節ごとにやることが違うので退屈してる暇がない。これから暑くなれば水がもっと恋しくなる。街なかは酷暑でも、ラッコのようにエビ島や黒鯛込で浮いてみればそんな暑さが絵空事のようだ。天気予報を信じて安全な室内でクーラーあたってるのは何の冗談かと思う。カヤック万歳だ。


2026年6月6日土曜日

20260606 梅雨の前に

台風がいった後の週末。午前中は北東の風が残るようだけど、午後にむけて落ち着く予報。遠出はできないけどのんびり漕ぐかなとでかける。

朝、自作艇の膝回りを少しいじっていたら筋トレ後輩がやってきた。そのあと大先輩もくる。今日は体調不良でツアーのお客さんがこれなくなった由。それでも何人かクラブメンバーが参加表明していたので駅まで迎えに行って、軽く一緒に漕ぐそうだ。風もまだ強く、雲が厚くて肌寒い。のんびり支度して一緒に行こうとダラダラする。

そのうちに、バイク乗りの後輩、地元に住んでる後輩、お堅い後輩、ぞろぞろやってきて、結局総勢10艇が水に浮かんだ。

したくをしているうちに雲が晴れて夏至前の強い日差しがさかんに熱を送る。でも空気はひんやりと乾いて気持ちがいい。梅雨の前の一瞬の天国。台風が水を入れ替えてくれたのか、潮も透明でキラキラしている。先週は赤潮がでて、江の島あたりの夜はずいぶんと夜光虫が光ったとニュースになったけど、台風一つでずいぶんかわる。

メンバーだけなのでサクサクと進む。北風の定番、荒崎を目指して堤防を出て右に曲がる。うねりはかすかに残るのみ。しずかな海面だけど、出し風はしっかりとあるので岸ベタで進む。途中三戸浜から一グループ、黒崎の鼻の沖でもう一グループとすれちがった。大先輩が挨拶を交わし、それぞれ進んでいく。良い海だもんね。ばんばん海に出ましょう。

黒崎の次は佃嵐崎。ここまではほんとに微かなうねりだったけど、ときおりそれでも波がたつ。手広くやっている後輩と大先輩はめぐり合わせの良い波で何本か乗った。僕は一本も乗れずしょんぼり。

そしたら次はどんどん引き。潮が低くて狭いけど、この程度のうねりなら入れるでしょうと進んでいく。一列になって、釣り人から遠く離れた端を進んでいき、一番奥でUターン。できるだけ舟をつめて、さあ、何人入れるか。九人目が入ったところでキツキツ、うねりのセットが入ってきたタイミングもあって、最後の一人になった筋トレ後輩は諦めて引き返した。本日の記録は九艇でした。

ちょっと戻った浜に上がりお昼ゴハン。それぞれのんびり過ごす。ロールする人、波を待つ人、昼寝する人。梅雨直前の乾いた空気を通る熱のこもった日差しを堪能して、あとは入江まで真っ直ぐ漕いで帰った。

入江では堅い後輩がスカリングブレースを練習したいというのでサポートにたつ。あっさりとできるようになって、スカリングの動きもみるみる少なくなり、最後は手が止まってTバランスブレースまでなった。すごい、体の動きをきちんと把握していて、思ったとおりに動かせるんだなあ。うらやましい。僕も練習しよう。これから水につかるのが楽しい季節が始まる。季節それぞれの楽しみ方でカヤックは一年中ほんとに飽きない。

2026年5月30日土曜日

20260530 がんばれー

知り合いが三浦をぐるりと走るイベントに参加するというので、それならカヤックを漕いで応援にいこうと出かける。知り合いを三浦海岸駅で見送ったら、僕はそのまま三崎口まで。バスを乗り継いでクラブハウスに。

大先輩の車はもうでかけている。今日は房総半島を漕ぐツアーがあって、クラブのみんなも大方そちらに参加しているだろう。自分の薄い舟を支度して一人で入江に浮かぶ。

知り合いの行程を考えるに、お昼すぎには海外町のあたりを通り過ぎるだろうから、それまでは適当に漕いで回ろう。ただ、午後は南風が上がってきそうな予報だからそこは気をつけてと。

網代崎を回った感じは追い風。ほいほいと漕いで三崎の堤防にとりつく。ここから先はすぐに上がる場所がない。長津呂崎まではミスれない。今の舟で一人で先に進むのは実は初めてだなあ。

ちょっと緊張しながら堤防沿いの波に揺られながら進み、長津呂崎、馬の背と抜けて安房崎までやって来た。宮川まで渡ろうかと思ったけど、西からの風を感じてやめておいた。

引き返すと決まったら時間はのんびりあるなあ。
ちょうど大潮の干潮で、安房崎灯台のしたの洞窟の浜の前は岩場がでている。馬の背を過ぎて岸べたで漕いでいたら、前から白いカヤックが来るのが見えた。誰かなと思いながら少し方向を合わせると、なんでもやる先輩だった。いつものオレンジのシェア艇が今日は房総ツアーに持っていかれたので、白いカヤックで出てきたようだ。見慣れないから少し迷った。

先輩と合流して話しながら漕いでいく。潮が引いて地形の変わった諸磯の岩場を縫って灯台の下の入江に滑り込んだ。ここはいつも水がきれいですね、いっちょ回っときますか?と水を向けると、ザバンと勢い良く回った。それならと僕も合わせて何度か回る。

そうしてふと先輩を見ると帽子とサングラスがない。どうしました?と聞くとまんまと落としたらしい。シーズン久しぶりの練習で油断したらしい。帽子は浮いているのをすぐ見つけたけど、サングラスは沈んでいったらしい。安いやつだけど、と言いながらも惜しいものは惜しい。

ダメ元でスノーケルマスク持ってますか?と聞いたらしっかり持っていた。さすがなんでもやる先輩。「舟を押さえててね」と一言残してドボンと泳ぎにいった。しばらく泳いで回ったけど、残念ながら見つからなかった。再乗艇したら寒くなったと見えて、これで帰るわと網代崎に向かって漕いでいった。

先輩はお酒が好きで、前は良く遅くまでクラブハウスで飲んで帰ったけど、最近は車で来て道が混む前、暗くなる前、昼前でさくっとあがって帰ることが多い。少し寂しくもあるけど、先輩と漕ぐといつも楽しい。この前も諸磯で波遊びして水につかりまくった。

先輩を見送ってそろそろ昼ごはんにしようとまだ人のいない浜を探して上がる。知り合いはまだ東京湾側を走っているだろう。お茶を一杯、濡れた服を乾かしながらご飯も食べて、青白緑の三浦カラーを望みながらのんびりする。

よい時間になったら三崎の堤防側までくるりと回って海外町の浜にあがる。道路が浜ぎりぎりを通るので、おいてあるカヤックが見えるだろうし、気づきやすいだろう。

道路際の和菓子屋さんで茶通というのを買って浜で食べながらまたお茶を一杯。脇の道路を次々と人が通っていく。知り合いからは、宮川、城ヶ島、海南神社と、ポイントごとに通過の連絡が入り、いよいよくるかと道路際に立って向こうを見やっていたら、走る姿がとうとう見えた。こちらに気づく瞬間を収めようと動画をとりながらじっとしていたら、全然気づかずにすり抜けそうになったのでこちらから慌てて声をかける。

ここまで40キロ以上走ってさすがに余裕なんて無いのだろう。悪かったなと思いながら、写真を一枚だけ撮らせてもらって送り出した。これからまだまだ20キロ以上残っている。たいしたもんだ。

だいぶ南風も上がって、僕はあとは戻るだけ。風に追われてすいすいと漕ぎ、湾内に戻ったらもう少し水につかって、それで舟を上げた。一日60キロ。カヤックだったらやってみたいな。



2026年5月23日土曜日

20260523 自転車漕いだ

風の強い土曜日、雨は降らなそうなのでそれなら自転車で三浦を漕いでみようかと思いたち、折りたたみ自転車を持ってでかける。

東香川から松山まで四国沿いを漕いでみて、どこも良いところだと思った。特に荘内半島の先端や沙弥島など、しょっちゅう出かけたくなるような場所ばかり。しかも自転車でのアクセスもしやすくて、これなら気軽に自転車で回ってみるのもありかと思い立ったらやってみたくて仕方がない。

そういうわけで、ものは試しとキャンプ道具をつめたヒップバッグと輪行バッグにいれた自転車を持って三崎口の駅に朝ついた。

ここで自転車を組み立ててまずはクラブハウスまでいく。

ついたら自艇を出してしばし手入れ。しばらく使って目止めをしたい部分が見つかったので、布用の接着剤でもって穴を埋めていく。曇り空の下だけど、太陽の力は十分に届いているのか、塗り拡げた接着剤がすぐ乾く。

ひとしきりやって気が済んだので、舟を片付けて、さあここからどこに行こうか。俺の浜でのんびりするのもいいよね。今日は風が強いからカヤックはでてこないだろう。

とりあえずは諸磯の灯台がみたいよねと、小網代からの急坂は自転車を押して上がって尾根の上に。四国の道って坂は多いんだろうか。そんな先のことをつい考えてしまう。

尾根筋道をちょっと走ったら「小網代の牡蠣」なんてのぼりがたっている。牡蠣好きだから気になるじゃない。見回して、交差点そばの海産物のお店を見に行くとあった。

海からあげてそのまま出しているので加熱用としているのだそううだ。生食用のは綺麗な水に一旦通して出荷するので、それをやってないので焼くなりなんなりしてねとのこと。なるほどね。それと、年中だしてるわけではなく、2月から5月一杯までの春前後のみ。今年はもうこれで終わりだねということで、また来年かと思いながら諦めた。来年は絶対に買って浜で蒸し焼きにして食べよう。そう思ったら、別に今日の道具でも蒸して食べれたじゃないとあとで気がついて、これをかいている時分には後悔したさらにその後。

ともあれ、諸磯までの上り下りを終えてついてみたら誰もいない。ありがたい。北風もちょうどよく吹いていて好きなように練習できる。ここでしばらくのんびりして、昼ごはんは三崎の港に出て地魚のフライ定食を食べよう、そうしよう。

正午が近くなってお腹が空いてきたけど、茶腹も一時、お湯を沸かして優雅に誤魔化す。三崎のご飯やさんは込んでるだろうから、一時半くらいまでのんびりしておかないと。ねそべって携帯を開き、剣崎では 9m/sくらい吹いてるなあと思う。陸の予報だと 5m/sくらいの風予報になるか。このくらいならタープでも寝れそうだ。 

ごろごろして丁度良い時間になったら荷物を畳んでまた自転車を漕ぎ出す。海外の入江を見ながら三崎のロータリーに入ってさくら屋に入る。ここの地魚のフライ定食が大好き。昔は天ぷらだった。すべてお魚で、野菜の天ぷらは一切無し。その時々で種類は違うけど、六種類の魚が盛られてでてくる。何年か前から天ぷらじゃなくてフライに変わってしまったのが少し残念だけど、フライも勿論美味しい。アジ、アナゴ、タイ、タチウオ、カマス、あと一つなんだか忘れた。どれも少しずつ味が違って、美味しいんだけれど特に気に入るやつもある。ただ、それが何の魚だかわからない。聞けば良いけど、これかな、あれかなと当て推量するのも楽しみの一つにしてる。

お腹がいっぱいになって、あとはどこまで行こう。気分が乗ったので、横須賀中央まで走ってみるか。ここから24kmほどか。自転車でキャンプするとしたら、一日 50キロちょっとくらいは走れるだろうか。ちょうどよい様子見だと走り出す。久しぶりに登った尻こすり坂はしんどかった。なんか新しい自転車も欲しくなるけど、まずはやってみて。

今日は風が強くてカヤックできなかったけど、そういう時にエクストリーム昼寝とうそぶいて、寝袋を持って海辺で寝てたことがある。それの発展と言えばいいか、一泊二日の自転車キャンプ、普通にやれそうだ。自転車漕いで足も鍛えておきたいし、カヤック旅行のロケハンにもいい。房総半島もフェリーで足を伸ばしてみるか。



2026年5月17日日曜日

20260517 三浦良いとこ

土日はどちらも良い予報。メンバーには両日漕いだ人もいる。僕は日曜に定め、朝からクラブハウスにでかける。筋トレ後輩も両日組。のんびりペースで雨崎まで一緒に漕ごうと申し合わせた。

クラブハウスに着くと、昨夜から泊まってこれまた両日漕ぐ遠方からの後輩が朝ごはんを食べていた。一緒に支度して三人で出かけることにする。

久しぶりの自艇で緊張する。沈しても良いようにしっかり上を着ておく。今日は暑くなりそうだけど、濡れればまだまだひんやりする時期。

ヨットの横から三人で軽快に滑り出し、さくさく漕いで諸磯の灯台を目指す。風はなく静かな海でも、何かうねりが伝わってきて、隠れ根に白波が立つ。これが瀬戸内とは違うなあ。

三崎の堤防を回って一段、長津呂崎を回ってさらに一段、うねりによる波が上がる。だいぶ三浦の海に育てて貰ったなあと思いながら安房崎まで漕ぎ通してそこで休憩に手を留めた。

すると向こうからカヤックが二艇やってくるのが見える。一艇はスキンカヤックだ。勇んで挨拶をし、「漕いでますよー」というと「嬉しいねえ」と返してくれた。「雨崎までいってきまーす」と言って別れた。

安房崎から横瀬島までは一直線に渡る。少しずつお尻に水が沁みる浸水センサーに気を揉みながら漕いだ。なぜか左に寄せられる流れが気になった。

ちょっと向かい風。北東が吹いてる。横瀬島の風裏に入って、スポンジで水を抜く。何回かやればあらかた抜ける。最初たまるまでは帆布の内側が水をある程度吸うので少し時間がかかるが、帆布が水を保ち切ってしまうと二回目はもっと早い。それぞれ二時間と一時間ちょいと行ったところか。もう一度重ね塗りしておこう。

思ったよりも北東の風が強く、無理して雨崎まで行くこともないねと、剣崎から東京湾を一望して引き返す。遠方からの後輩は、小網代から下田までの弾丸ツアーを漕いだことがある。今日初めて小網代から剣崎まで漕いだということで、これで相模湾がつながった。下田から石廊崎までのちょこっとが残ってるけど、ほぼ相模湾制覇。おめでとう。

剣崎での折り返しの休憩時、筋トレ後輩は目をつぶっていたそうだけど、ぐんぐん房総半島の先に向かって真っ直ぐ流されていった。僕ら二艇は動かなかったのに、なにか変な流れに乗っていたのか、舟が行きたがっていたのか、真っ直ぐの方向で背中がみるみる小さくなっていった。ふと離れたことに気づいて舟を回し始めたので、それを合図に帰り道を漕ぎ始めた。

どこであがるかは筋トレ後輩任せ。適当についていく。毘沙門の浜であがるか、潮が低いので東側は諦めて反対側にするか、結局どこもよらず安房崎までつき、大先輩のツアー組はどこで昼にするかと思案する。出すもの出すのに浜にあがりたいというので赤羽根海岸に向かって入っていくと、向こうから大先輩のツアー組も見えてきた。数えると12艇いる。大船団だね。それで合流してお昼にし、あとは一緒に行動してたらたらと漕いで舟をあげた。


ツアーでしばらく他の場所を漕いでから三浦に戻るとあらためてその良さに驚く。景色が良いのは勿論だけど、風がなくて良い海況でもなにかしら渋い海域があり、それを漕いでいることで対応力がついたと思う。それでいて西伊豆や外房と違って漕げないほどの海況というわけではなく、海にでられる日も多いい。カヤック天国のどまんなかにベースを構えてくれてほんとうにありがたい。

これからはどんどん暑くなる。濡れる練習も本番だ。カヤックがますます楽しい。

2026年5月9日土曜日

20260509 - 10 大角鼻 - 堀江海岸

5/9 大角鼻から堀江海岸まで

昨夜はいい具合に風も落ちて結露も少なく朝を迎える。今日は少し長めに漕ぐ。前半は風、潮ともに背中を押してくれるけど、後半は潮の流れが逆になる。風はそのまま強くなる。ちょっと手ごわい漕ぎになるかもしれないなあと、コックピットに行動食を多めに入れておく。

砂浜には猫の足跡が点々とついて、舟の周りをウロウロしていたらしい。かわいいけれど、食べ物を外に出しておくと袋ごと破かれるから侮れない。

支度をして浮かぶ。鼻をぐるりとまわりこんで岸沿いに南南西に下っていく。なんだか安心して漕げる海だ。途中で休憩に上がった浜ではわきに道の駅があり、うどんが食べられるかと売店に行ったけど11時前のことでお店は準備中だった。ここまで結局一度もうどんを食べられず。うちに戻ってからはなまるうどんを食べるとするか。かわりにお土産物を買って隙間の空いたハッチにおさめる。途中の仕事がここで一つ済んでありがたい。

おそろいのスカートを履いた若い女性に手を振られながらまた海の上に。すぐに鹿島が見えてきた。本土との間を漕ぐか、広い方を抜けるか、大先輩は狭い本土側を漕ごうと言った。潮はもう向かいに流れていて、それが潮波を立てている。そこにざぶりと入って何回か波に乗れた。楽しい。みんな流れに負けずに抜けてきて、あとは向こう正面に見える目的の浜を見据えて淡々と漕ぐ。

風は少し向きを変えて、フォローと言うより右手側から常に吹く感じになってきた。右に右に向きたがる舟をおさえながらみんなわしわしと漕ぐ。早くつきたいような気もするけれど、浜が近づくとしんみりしてくる。並木の間に大先輩の車の屋根が見えた。紛れもないゴール地だ。元気な後輩からは「もう終わりなの」と冗談まじりの本音の声。最後はみんなで一緒に浜にバウをすりあげ、無事漕ぎの行程を終えた。


あとは現代社会にもどる儀式。荷物を片付けて車に積み込み、風呂を探してさっぱりとする。お風呂は道後温泉に入りにいった。そこで食事も取る。やっとこさうどんにありつけた。伊予うどんというらしい。ふわふわと柔らかめなうどんが優しい。

そうして人心地がついたらあとはどしどし帰るだけ。高速から垣間見える海を見ては、漕いできた記憶から島を見つけたり、山を見つけたり。うどんを食べそこねた山田海岸もうしろに過ぎて、また淡路島を抜けて神戸までついた。そこで一晩、元気な後輩の家で一泊させてもらえることになっている。大先輩も一発で三浦まで帰るのはさすがにしんどかろう。車を駐車場に入れたら街に繰り出して、学生街の若い声にまじって居酒屋でツアー漕ぎ終わりの祝杯をあげた。もちろんコークハイで。


5/10 横浜駅解散

朝早くに起きて、家の主からお茶を一杯ご馳走になり、早々に車を出す。一人残る方はなんだか物寂しいよね。まあ、三浦でまた漕ぎましょう。目立った渋滞もなく、スムーズに横浜までついて解散。明日からはツアーロスに悩まされるのだろう。


今回はうまく生活のリズムを作れて、興奮するでもなく、飽きるでもなく、毎日良く食べて良く出して良く眠れた。チャレンジではなく、暮らしに行く、それができていたように思う。

それにしても四国は旅がしやすいように感じた。今回カヤックで行った四国の海岸線を、今度は自転車で寝泊まりしながら回っていみたい。食事はその都度、土地のお店で美味しいものを食べよう。

2026年5月7日木曜日

20260507 - 08 魚島 - 大角の鼻

5/7 魚島から織田が浜まで

朝の出発に目を覚まして準備をする。なんにつけ静かな時間を過ごせた。島からは今治の海岸を目指す。昨日と違い途中に島が点々とあるので、休むにはことかかない。

10キロほど漕いで最初に寄ったのは四阪島。僕が瀬戸内を初めて漕いだときに、帰りに寄ったところ。その時は雨の中漕いで、寒い思いをしながら梶島の狭い浜にあがり、雫の垂れてくる木陰で小休止した。大先輩の「一生二度と来ないと思うよね」という言葉とともに薄暗い浜として記憶に残ってた。それが今日はピカピカに晴れて波打ち際の色も明るく南国感のある瀬戸内の海として記憶に追加された。

右手には来島海峡大橋が見えている。それが一本、二本と増えていく。風はなく、みな暑い暑い言いながら漕いでいる。次の休憩は比岐島で、集落とは反対の北側の浜に上がった。前に伯方島から真っ直ぐ南下した時は今治までほんの数キロの平市島で折り返し、四国上陸はならなかった。今回はちゃんと上陸できる。本州から四国まで本土同士がつながる。やったー。しかし、本州と北海道をつなぐのは大変そうだな。九州はやれるか。

正午を過ぎたら来島海峡から上げる潮の流れが向かい成分となり、船足が多少落ちた感じもするし、左に左に流されたけど問題ない。日本食研の変な建物脇にある綺麗な織田が浜に舟を上げた。

ひとまず干すものを並べたらまだ日が高い。歩いて 30分ほどでお風呂があるので、筋トレ後輩とさっぱりしにいく。日が暮れるまで時間はゆっくりある。仁老浜であった自転車組が今治のマクドナルドで胸焼けするほど食べて美味しかったと話していて、それに触発されてマックを食べてから浜に戻る。

明日はまだ漕げるかわからない。六時に出発できるよう支度をして、朝の予報を見て決めようということになって寝た。


5/8 織田が浜から大角の鼻まで

4時頃になるとみんなゴソゴソと起き始める。出発前は手の込んだものは作らずに、行動食に買ったものを食べておく。午前中でだいたい漕ぎ終わるので、昼ごはんをしっかりと時間をかけて食べる。その間に濡れものが昼の強い日差しで乾いていく。そういうリズムが自然とできていた。

大先輩は朝5時すぎの予報を確認して、六時出発でいこうと伝える。ところが、5時半過ぎに予報が悪く変わり、南西の風の上がりが早く強まりそうな様子に。さっさと漕ぎきってしまおうと、六時前にできるだけ早く出ようと声がかかり、皆の準備に拍車がかかる。

はやる気持ちそのままに出艇し、潮の流れに乗って大橋に向かって真っ直ぐ漕いでいく。海保の申し送りはあったのだろうか。途中、テトラの隙間から見えた浜ではSUPが四人ほど朝から練習していた。まだ8時前の朝活SUPとは優雅だなあ。横目にみながら漕いでいると、テトラの隙間から挨拶しにきてくれた。その浜の直ぐ近くにあるピンク色の建物がカフェで、仕事の前の漕ぎなんだそうだ。ええなあ。

海保の舟がでてくることもなくすんなりと大橋に近づき、そのすぐ手前の浜に上がった。潮流の信号標N3↓と繰り返しだしている。北に向かって三ノットで流れていて、それがこれから落ちていくということだ。三ノットはカヤックでてれてれ漕ぐくらい。この海況を抜けるのが今回の一番の目玉。大先輩はここまでみんなでこれて満足そうだ。橋の上の走るバイクに笑顔で腕を振っていた。

今日の残りは5キロほど。10時前には大角鼻の風裏側の浜に着くことができて、明日の松山までの35キロに向けてゆっくり過ごそう。このへんでみな、残りの食料の処理が始まる。かさばったり重かったりするものから食べる。生卵のバーゲンセールもはじまった。筋トレ後輩から一つ、二つと卵を貰い自分のメニューにトッピングする。

大先輩は自販機で缶コーラを見つけ大喜び。みんなに一本ずつくれて、自分でも焼酎、ウィスキーを次々とコークハイにして、早くも昼寝。ツアーのハイライトを無事にこなせてホッとしたのでしょう。ありがとうございます。

2026年5月5日火曜日

20260505 - 06 沙弥島 - 魚島

5/5 沙弥島から仁老浜まで

今日は荘内半島を回ったすぐの仁老浜がゴールだ。昨日の大波が嘘みたいに静か。三浦でこれだけ西風が吹いたらしばらくうねりが残るけど、瀬戸内はすぐに波風おさまって、潮にも乗って、のんびり漕いでもぐいぐい進む。

そうして最後の岬を回ったら綺麗な浜が見えた。そちらに向かって岸沿いに崖を眺めながら漕いでいく。崖の腹には綺麗な石垣が残っていて、成生岬のそれを思い出す。最近まで家でもあったのかな。

ゴールの浜はすでに賑やかで、何組かの家族がバーベキューをしている。その脇に上がらせてもらい、地べたに荷物を広げて僕らの今夜の宿り。

真上からの日差しに早めにタープを張って、夜露や漕ぎで濡れたものは乾かしてのんびり過ごす。この浜ではいろいろな人に声をかけてもらった。三世代家族連れの若夫婦からは亀の手の潮煮をお裾分けに貰い、自転車で四国を一周している二人組とは神奈川から来ていると知って話がはずみ、地元の漁師が連れた太った柴犬はアイスクリームが好物だと聞き、最後には自治体のじいちゃんがキャンプ場所の使用料を集めに来て、途中でみた石垣が空海の遣唐使の旅の安全を祈願して作られた神社の土台だと知る。ずいぶん新しい石垣に見えたけど、千年以上も前の石垣ということになるな。ほんとかな。

浜からは明日行く魚島が薄く見える。明日明後日の海況はとても良さそうだけど、その後がちょっと怪しい。まあまずは島に渡って、それから考えよう。


5/6 仁老浜から魚島まで

風がないと夜露がひどいな。まあしょうがない。濡れるのはタープが一枚だけ。すぐに乾くし楽ちん。

支度を終える頃になると、浜の人が総出でこちらを見ている。料金集めの爺さんも朝からでばってきてまだ足らないくらい話しかけてくる。自転車の二人も、車中泊で釣りをして回ってる人もみんなカヤックが出ていくのを見たそうしている。

浜でのブリーフィングは諦めて、出てから海の上でやりましょうと大先輩が言って一斉に船を出した。浜の人たちに手を振り返して、あとは魚島に向かってまっしぐらに漕ぐ。海況は静か。明後日にはまた西風が上がる予報があるが、今日明日は凪の海。漕げるときに漕いで、どこまで行くかは気にしない。

魚島までの途中にはどこにも上がるところがない。レジェンド先輩と顔の広い後輩はそういうパッドの話で盛り上がりながら漕いでいる。ドボンと浸かるにはちょっと水が冷たい。一人だったらいくらでもやりようはあるけれど、グループで漕ぐと色々憚られるしね。

段々濃くなる島影に向かって淡々と進み、11時前には島についた。右に見える赤い灯台をさらに回り込み、集落のはずれの綺麗な浜に舟を上げる。すぐそばに水場もあれば東屋もある。

舟を上げたらすぐに今後数日の行動を相談。残るは7、8、9日の3日間。魚島から松山までは75キロ。それをどう按分するか。明日は漕げる。明後日は微妙だけど、南西の風裏の岸べったりなら動けるか、というところ。明々後日は北寄りの風で、来島海峡を抜ければ追い風になるだろう。

結局、明後日の風がどうなろうとも動きやすい四国本土を目指そうということで、明日は今治の海岸を目指して30キロ、明後日は風裏だけで漕ぐつもりでそこから大角鼻まで15キロ、明々後日に松山まで残りの30キロということに決めた。あとはお天道様の気分にまかせ、今日はもう全力でのんびりするだけだ。

大先輩が売店があるにはあるというので、道を歩いて開いているか見に行く。漁港には静かにたこ壺が並んでいて、瀬戸内の島のリズムが体に沁みる。GW中だからか売店は開いていなかった。残念。東屋に引き返し、風がふくと少し肌寒いくらいの陽気で快適に過ごす。日が暮れて皆就寝。














2026年5月3日日曜日

20260503 - 04 女木島 - 沙弥島

5/3 女木島から沙弥島へ

今日も同じように朝5時半に出艇。昨日とは打って変わって風がなく、すいすいと進んでいく。とはいえそれも今日まで。明日は晴れはするものの爆風の西風が吹くとの予報で、ほぼ停滞が確定している。

浜を出て右に回り込み、高松の街を眺めながら進む。女木島は鬼ヶ島にもなぞらえられて、フェリーのつく港には鬼を模した灯標が立っている。金棒の先がピカピカ光る。

もう少し回り込んだら一旦の目標となる小槌島が見えた。凪いだ海面を段々強まる潮の流れに乗って楽々進んでいく。進むに連れて、右側に見えていた潮波の方に寄せられていくようだ。それも面白かろう。島の手前で海保のことなみが止まっていて、おそらくこっちを見ているのだろう。波に揺られながらも舟をちゃんと動かして、まとまって小槌島の南の砂浜に向かっているところを見て安心したのか、そのうち動いてどこかに行った。大先輩は声をかけてもらいたそうだった。

そうして浜に上がる。前回本州側を漕いだ時は大槌島で小休止した。大小ともに、大小逆の印を残す。

もう瀬戸大橋は見えている。今日寝泊まりする浜はその袂だ。小槌島を出ると急に四国の岸が都会になる。釣りのボートも一杯浮いている。そのうちの一つが掛かった魚をあげようと奮闘している。その釣り人二人組みの声が聞こえる距離で漕ぐ手を留めて見守る。ブリか、いやそうじゃない、と言うやりとりを何度かしたあと、サワラだと気づいた釣り人の歓声が海の上に通る。初めてだと嬉しそうに上げた魚はタモ一杯に大きくてびっくりした。そうか、この時期はサワラが本命なのか。

また漕ぎ出して坂出の街が左の引っ込んだ奥に見えてきた。するとそこから海保の舟が勢いをつけてこちらにまっすぐ向かってくる。ことかぜだ。名前からして、良く会うくりかぜの兄弟艇だね。ことなみから連絡が回ってて待ち構えてたのかなぁ。こちらの対応も素早い。ひとかたまりに集まって筏を組み、大先輩が間に立って誰何を待つ。クラブの集まりで東香川から松山まで行く、今日は瀬戸大橋の袂で上がって終わりにする、等の旨を答え、午後からは風が上がるから気をつけてと言われてそれで別れる。海保に会うとなんか得した気分になる。来島海峡あたりでもまた申し送りがあるかな。

大橋の下はまた少し潮が流れていた。それをドンブラと進んで桟橋の脇を通り、今日上がる沙弥島の浜が見えた。まだ10時にもなっていない。皆漕ぎたり無いのか手が止まりがちにタラタラ進んでいたら雨が降り出した。これも予報どおり。お天道様には敵わない。浜に上がって落ち着く場所をそれぞれ見つけ、これから強まる雨風に備えよう。


好みで二手に分かれる。浜に残り雨の中テントを張った人と、少し高台の東屋に登り、風はあるけど屋根を選んだ人。この雨も夜半からやんで、その代わり風が上がってくるだろう。時折浜の人たちが上がってきて、大橋を見ながら日が落ちるまで楽しく飲んだ。明日は停滞なので体に多少水を入れても問題なし。


5/4 沙弥島停滞

夜半、高台の東屋はだいぶ吹かれた。その分結露がなくてすっきり。初日とこの日はテントを使った。雨風が吹き込むのでタープはちょっとね。

空は晴れたけど風がまあ強く、日中はこのまま吹き続けるわけで、一日舟は動かせない。その間に大先輩は車を松山まで回送しておくというので、朝のバスに乗って浜を離れた。バス、電車、歩きで元の海岸まで戻って車に乗り、今度はそれを松山まで運転して置きにいく。そしたらまた電車等にのって瀬戸大橋まで戻ってくる。まあ、今日やっておけばゴールした日の回送時間を減らせるし、ちょうどいい。何人かは大先輩と一緒にバスに乗って坂出の街にでかける。

僕は荷物番組ということで、筋トレ後輩、顔の広い後輩と三人で浜に残った。今晩の宿りを張って落ち着いたら、朝飯からもうワインとビールを皆で美味しくいただく。


正午が近くなって散歩がてら風表に回ってみたら波の花が飛んでいた。こりゃあかん。瀬戸大橋を通る電車に乗ってみたくて、往復してみようかと思ったけど、電車は午前中止まっていたらしい。本州側まで行って運休になったら目も当てられない。乗りに行かず、荷物番して良かった。

正午くらいに坂出の街にでていた人たちが帰ってきたので、交代して僕もバスで出かける。朝一緒に御飯をした後輩二人に声をかけてみたけれど、どちらも昼寝をして出てこない。

日差しに熱を感じながら歩いてバス停まで。ここから10分くらいにあるスーパー銭湯にさっぱりしにいく。館内に入ったところで一人別行動をしていた後輩に入れ違いにばったり会う。坂出で朝ごはんを食べた後、善通寺にいってきて、それで今風呂を終えたそうだ。帰りのバスは多分一緒になるねと話して僕はお風呂に。真水で洗ってさっぱりとする。瀬戸内は冒険じゃなくて暮らしの場だ。午前中は漕いで、午後はゆっくりと暮らす。お店でご飯を食べるのもいいし、風呂が手頃な場所にあればさっぱりすればいい。

お風呂から出てバスの時間まで隙間を縫って本場の讃岐うどんが食べたい。少し歩いたところのセルフサービスのお店が良さそうだと歩いていったら入口の外にまで列が並んでいた。これは時間が間に合わないな。諦めて横のローソンで海苔弁を買って表で食べた。コロッケおいしい。

後輩と一緒にバスに乗って浜に戻った。あとは大先輩だけだ。日が暮れそうな六時くらいに大先輩が戻ってきて、お土産にビールとどら焼きを貰った。早速ビールを開けて飲んでしまう。どら焼きはどこかの行動食にする。これで皆揃った。明日は漕げる。



2026年5月1日金曜日

20260501 - 02 山田海岸 - 女木島

 5/1 から 5/10まで10日間、瀬戸内の四国側を小豆島あたりから松山まで漕ぐツアーに参加する。一昨年には同じ海域の本州側を漕いだ。今度は南側で点をうち線に繋いでいく。昨年はもろもろあって下関から関門海峡を抜けて宮島までいくツアーに参加できなかったけど、今年はなんとか参加することができた。家でキャンプ飯を作ったり、公園にいってテント張りの練習をしたり、準備と体調を整えていざ出発!


5/1 横浜から山田海岸まで

朝、強い雨の中横浜の待ち合わせ場所に行くともう大先輩の車がついている。開いた乗り口の前に傘を差して立つ人の足元を見ると綺麗にしている。参加者とは思えない。屋根の上にたくさんの舟を積んで珍しいと声でもかけてきたかなと思いながら寄っていくと、真面目な後輩が仕事前に見送りにきてくれてた。餞別のお菓子を貰って、全員がそろったら後輩に見送られて車がでていく。

今回の参加者は大先輩、レジェンド先輩、お堅い後輩、顔の広い後輩、筋トレ後輩、刺客後輩に僕の七人。190kmを超える行程でも安心していける顔ぶれだなと思った。

人と舟と荷物を積んで車は強まる雨の中を神戸に向けて走る。途中で雨は止んだけど、今度は風が強くなり出した。淡路島に渡る橋の上では車が左右に揺られる。速度を落として気をつけながら走って、大先輩はとてもお疲れだろう。雨の後の晴れた強風の中、鳴門の潮を下にみながら四国本土に初上陸。瀬戸内を漕ぐでなかで、愛媛や香川の島には上がったことがあったけど、本土は初めて。

徳島から香川に入ってすぐのところでいよいよ出発の海岸。その手前のスーパーで買い出しを終えて海岸に車を止めた。まだ日のあるうちにつけた。早速外に出てテントを張る場所を、と思ったけれど風が強すぎて無理。デカめのテントがすでに立っていたが強風に押されてぐいぐい撓んでいる。僕らは海岸に張るのを諦め、駐車場の建物のわきに何張りか、数人は車の中で落ち着いた。


5/2 山田海岸から女木島まで

潮の流れに乗るために日の出とともに出艇する。そのため、舟は昨日駐車場についた段階で下におろしておいた。風が強くて浜には置けなかったけど。なのでそのまま駐車場でパッキング、支度を終えて皆で最大級に重い舟を波打ち際まで運ぶ。一艇に四人がかりだ。それでも重い。それが嬉しい。並べた舟に集まって大先輩からブリーフィング。初日は 30km 先の女木島を目指す。昨日の風が弱まりながらも残っていて、潮も途中で逆になる。さてどうなるか。

漕ぎ初めて10キロ、二時間ほどしたか、休憩で浜にあがろうとしたときに、舟を持ち上げようとしてレジェンド先輩が尻餅をつく。そういえば、いつも先に漕いで行ってしまう先輩が今日は大先輩と一緒に後ろでおとなしい。少し寂しいなあと思いながら浜を出て少し漕ぐと、大先輩が後ろから「トラブルですー」と声を上げる。

皆で集まるとレジェンド先輩のハッチから水が入ってだいぶ舟が低い。ボリュームが少なめの舟にドライバッグに入った荷物がパンパンなので、沈む心配はないけど重くなってて舟足が上がらない。五キロほどそのまま漕いで浜にあがり、水を抜いて荷物を積み分け、先輩のハッチにはパドルフロートを膨らませたり、クローズドセルの寝る時のマットを詰め込んだりで安全を確保する。

そうして漕ぎ出した先輩の舟はしっかりと浮いて水の入りは心配なくなった。軽くなった舟ではあるけれど、先輩は申し訳なさそうにペースを合わせて後ろをキープしている。舟、重くなかったですか?と漕ぎながら聞くと、「僕は普通に漕いでるのにみんながどんどん先に行くんだよね。必死に漕いでやっと一緒だから、なんだか体の調子が上がらないなあと思ってた」由。いやいや、水入った舟なら尻餅つくのも納得だし、それでここまでペロリと漕いできたなんて、寂しく思ったのがひっくり返った。まだまだ敵わない。

これで落ち着いたかと思いきや、今度は風がおさまらない。どころか少しずつブローが上がり始める。進めないほどではないけど、潮の流れも反転しかけている時間で、これから先が思案されるところで鎌野漁港の手前の浜に休憩に上がった。

左から時折「ぼう」と吹く風の上がり下がりを感じながらしばし相談。女木島まで予定どおりいくとしたらあと 10キロ。今いる浜は気持ちがいい。結局、あと数キロ漕いで竹居の浜までいってその先の様子を見ようということでまた水の上。

ジリジリ漕ぎ上がって竹居の浜の先の岬をまわると向こうに女木島が見えた。風も気持ちおちついて、こうなると止まらない。大先輩がエディを探して先導する後を漕いで長崎の鼻の岩壁にとりついた。あとは女木島まで数キロわたるだけ。風はだいぶ落ちて、潮の流れもフェリーグライドになるだろうと、揚々と漕ぎ出す。実際は向かい潮の要素も多く、3キロ渡るのに一時間半かかったけど、元気に女木島の浜に上がった。

売店があるのでみんなで見に行くと 600円で生ビールが売っている。初日の漕ぎは一番うまい。それで乾杯したらあとは食事やらテントを張るやら濡れものを干すやらしてそれぞれが過ごした。

大先輩は相変わらずのノンテントスタイルだ。僕は夜露と虫だけはなんとかしたいと、タープの下に蚊帳を張ってみた。雨が降らない限り、今回のツアーはこれで行ってみようと思う。いよいよ始まった今年のGWツアー、やったるでー。


2026年4月12日日曜日

20260412 ノンテントスタイル

ここのところ肩を痛めていた筋トレ後輩が久しぶりに漕ぎにくるというので一緒にでかける。僕は GW のツアーに向けて、シェア艇の確認とテント用のロープ張りの練習をしたい。

ペースものんびりでいいでしょうというので、でかけるのも支度もゆっくりと時間を過ごす。そうしているうちに雰囲気イケメンの後輩も青ラインの不知火をだして一緒に入江に浮かんだ。

後輩二人は今年初めての漕ぎだという。桜も終わるまであっというまに日が過ぎた。ゆっくり荒崎まで往復できればという話だったけど、二人とも結構ペースが上がる。あっさりと荒崎までついてしまい、正午まではまだ時間がある。

それなら岸沿いにのんびり戻ろうと二人に声をかけ、実際の狙いは佃の波。ゆったりとしたうねりが入っていて期待できる。果たして三本ほどしっかりと遊ばせてもらった。二人は少し沖で浮いて待っている。これ以上は申し訳ないなと思ったところで洋物の舟を乗り継いでいる先輩が沖を荒崎に行くのが見えた。筋トレ後輩が追いかけようという一声で動き出す。

荒崎の先端で四人が合流し、少し話し込んだらまた漕ぎたくなる。南の俺の浜を目指し、まっすぐ漕いでいく。正午の鐘を聴きながら俺の浜に滑り込んだ。そこで荷物をだし、昼ごはんを食べたら僕は練習の時間、後輩二人は昼寝の時間、先輩は早上がりで舟を出して帰って行った。


太陽の熱を感じながら砂浜にペグを打ってパドルを立てて蚊帳の網を吊る。GWのツアーでは露天で寝るのに挑戦してみようと思う。でも虫だけは苦手なので網は必要。もちろん雨の準備にテントは持っていくけれど、大先輩のノンテントスタイルに近づけるのかを今年のテーマに、ツアーに参加しようと思う。

ひとしきりやって気が済んだら、後輩二人が起きてきた。南風がだいぶ上がってきた。明るいうちにと湾内に引き返して舟をあげた。


2026年3月28日土曜日

20260328 花を見て水を見て風を見て車を見て

 大先輩のツアーが走水まで漕いで桜をみようというもの。自分もかねてより、自分で漕いで走水の桜を見に行きたいと思っていた。よく自転車で出歩いていた頃、馬堀海岸から南に走って古いトンネルを抜けると、満開の桜とその向こうに広がる海に目を奪われた。散る花びらに突っ込んだ景色が残っている。

あまり自転車で遠出をしなくなったけど、今度はカヤックでその桜を見にきたいと温めていたプラン。分割艇で出るために朝イチで動いた。それで野比の部屋について見渡すと、カートがない。思考がとまるとはこのこと。あきらめるか、大先輩にツアーに向かう車でピックアップしてもらうか、無理やりに頭を回して選択肢を出していく。結局は腹を括って全部かついで浜まで持っていくことにした。分割艇なのだからそれができる。当然だ。


一切合切を背負って道を歩き、浜について芝生で艇を組み立てる。部屋の前でやるか、ここでやるかの違いだけで、時間は同じはずなのだけど、なぜかいろいろ手間取って舟を出すのがだいぶ遅れた気持ちになる。

帰りにまた全部かついて戻るのは億劫だけど、逆にこれができたらおでかけのハードルがまた一段下がる。いざという時も、どこでも舟を畳んで電車に乗れると安心感にもつながる。そんな言い訳を自分にしながらパドルを回して久里浜の堤防を北に回り込む。右から金谷からのフェリーが見えたので少し待ち、オオツカネの浮標についたらそこからタタラ浜を直線で目指す。この辺からホンダワラみたいな海藻が水面を凪いでるのが増える。東京湾は水が豊かだなあ。

タタラ浜についたけど、浜は空っぽで白くピカピカしてる。大先輩はどこから舟をだすのかなと見回していたら、オレンジのカヤックを積んだ車がスピードを落とさず右に消えていった。観音崎から出すのだろうと先に進んで観音崎の浜に舟を上げた。

駐車場に歩いていくと舟をおろして支度をしているツアー組に合流できた。挨拶をして舟を浜まで運ぶ。そうして総勢八艇ほどが東京湾に浮かぶ。ここから走水まではすぐだけど、なんだか漕いでいて楽しい場所。橋をくぐって走水の漁港に滑り込むのは旅に来た感がある。

まだ三分咲きかなという桜を見ながら公園のはじまで漕いで舟をあげ、公園に入って桜を見あげるように陣取る。二本ほどあるだいぶ咲いた桜の木を向こうに見ながらコンクリの壁に背中をあずけ、ぽかぽかしながらお昼を食べる。ちょっと立って咲いた枝の下までいき、振り返ると花の向こうに松の緑と海空の青。これこれ。

昼を終えて舟に戻る。旗山崎を回るところのキラキラの砂浜は水が綺麗。南国感をたっぷり味わう。東京湾側はタタラ浜、燈明堂、ここといい水の色を楽しめる場所がたくさんある。花の色、水の色を見て、うきうきしながら漕ぐ。

とはいえ午後からは南風があがる予報で、旗山崎をまわると向かい風をしっかりと感じる。大先輩が心配してくれて一緒に車で帰れますよと声をかけてくれた。ありがとうございます、タタラ浜でどうするか決めます、と言ってサクサクとみんなで漕いで行く。


観音崎を回り終えて南を向くとまあいけそうな風と波。ここで小休止のみんなに挨拶をしてソロで久里浜の端を目指して漕いで行く。風はあるけど進みは早いようだ。これはもしかして下潮に乗れてるのかもしれないと思いながらすいすい漕いでオオツカネをまた過ぎる。フェリーは見えないのでそのまま通過し、久里浜の堤防の先に浮いている黄色いブイまでついた。ブイの側で舟を止めると、結構な南風を感じるのに舟はブイのそばから動かない。その分潮が風に向かって押してくれてるんだなあ。

さて、気を引き締めて潮波にまっすぐ乗って堤防の端を越える。向かい波を受けながらちょっと進んで堤防の南に出たら、堤防から離れたところを向こうのテトラに向かって漕いで行く。だいぶ三角波でゆられる。南風はここがいちばんのやっかいどころで楽しい。ほいほいとテトラの内側にすべり込んだら一安心。大先輩に携帯で居場所を連絡し、あとはのんびりと漕ぐ。

途中、海岸沿いの道路でクラクションが聞こえた。見上げると大先輩の車が通り過ぎていった。またパドルを上げて返事を返し、そのまま進んで出発した浜に舟をあげた。ちいさいけど一つの旅を無事に終えた満足感がある。あとは舟をバラして、また担いで、部屋まで戻って片付けて、お家に帰るまでが旅行です。あー、楽しかった。海辺の桜は花が咲くのが遅めなのか、来週もまた楽しめそうだ。




2026年2月28日土曜日

20260228 春だ

爆風の日もあるけど、土日どちらかは良い海況の週末予報が続く。ありがたい。クラブハウスにいつもの時間の電車・バスででかける。

一人支度をして入江に浮かぶと、小道をバイクが走ってくる音がした。きっとレジェンド先輩が横瀬島を目指すのだろう。堤防を回ってスズメ島まできて西を見る。富士山のてっぺんは薄く霞んで裾野の伊豆半島は見えない。うねりがゆっくりと上下して景色が春になった。電車からみた河津桜も先週の強い風でだいぶ散った。もう二、三週間したら普通の桜が咲くだろう。

南に転じてのたりのたりと諸磯を過ぎ、堤防の端まできて手を止める。この先はまだまだ。内側の堤防のトンネルをくぐって諸磯まで戻るとレジェンド先輩がこっちに向かってくるのが見えた。コースを合わせて進路の前に入っていくと、向こうは真後ろにつけるようにして漕ぎ上がってきた。見えない位置取りにいたずら心を感じる。

追いつかれたところで話をしながらもう一度堤防の端まで一緒に漕いで、そこでお見送り。今度は網代崎まですんなり戻って大先輩の定刻組を浮いて待つ。西寄りの風で岩場に寄せられながら南を見、湾内を見つつしてしばらく待つ。そうしたら五艇のカヤックが堤防を回って北にいくのが見えた。それを追いかける。

追いかけ始めて丁度航路の真ん中あたりで電話にショートメッセージが入る。おそらく大先輩だろう。今は手を留められないからねと心の中で謝りながら渡りきり、そこで電話を開いたら果たしてそうだった。北に行く由。はいはい、見てましたがな。程なくしてグループに交じり挨拶を交わす。今日は残りは一緒に漕いでのんびりしよう。

そう思って漕いで荒崎までついて先を見る。海況は良し。あー、これは小田和湾渡るな、心の中でそう思いながら他の人の様子を伺う。果たしてそのとおり。佐島マリーナの堤防の切れ目を目指し荒崎を離れる。ソロだとまだ怖い。みんながいてラッキー。

午後の風の上がりを気にして佐島の小さい浜で昼にする。さすがに長者はまだ早い。水がもう少しぬるんで、防水の塗りをもう一枚重ねてから。


帰りは橋の下をくぐってキラキラの明るい水底を見てから荒崎を目指す。風は無いのに結構並みに揺られた。荒崎から先も真っ直ぐ小網代まで沖を進む。このあたりからは大分西の風で波が入り、パドルが水をしっかりと噛んでないと心もとない。それで自然と速度が上がる。このあたり、遅く漕ぐギアを体に作らないといけない。そんなことを考えながら漕いでたらもう堤防まで来てた。後はするりと漕いで舟を上げた。





2026年2月14日土曜日

20260214 お茶をしに

またとない予報。のんびり出かける。最寄りのバス停を降りたら大先輩が小道への入り口で手を振ってくれた。バスが見えて、乗ってるかもしれないと思って見てたのだそう。

一緒に坂道を下りてクラブハウスに着く。何でもやる先輩が支度をしていて、レジェンド先輩はすでに出たそう。

支度が済んで出ていく先輩を見送り、こちらも支度をしていると知恵者の世界を股にかける後輩がやって来た。それで揃って大先輩と三人で入江に浮かぶ。

潮が透きとおって明るい砂地がキラキラ見える。こんな日は中々ない。水の色を楽しみながらのんびりとパドルを回していく。

長津呂崎の手前でなんでも先輩が戻ってくるのに行き合う。馬の背で折り返してこれで帰るそう。こちらは進んで赤羽根沖に来ると、今度はレジェンド先輩が戻って来た。挨拶をして見送り、僕らは赤羽根海岸の浜で少し早いお昼ご飯。イソヒヨドリの鳴き声がいい陽気の浜に響く。後輩と話してる横で大先輩は暑い暑い言いながら昼寝。

少し風が南に振れたかな、というところで腰を上げて漕ぎ戻る。スルスル漕いで諸磯の灯台の下に舟を上げる。他のカヤックグループもいて、軽く挨拶して僕らは神社にお参りした。

戻ってきたら、先のカヤック一行が僕らの舟の横で話してる。寄っていったら工房で知り合った人だった。少し話してそのグループが出ていくのを見送り、大先輩がコーヒーを入れてくれた。


こんなに良い海は、明るい浜辺でだべりながらお茶するのが一番に決まってる。お腹がタプタプになるまで飲ませて貰って、残りの距離もつるりと漕いで明るいうちに舟を上げた。

2026年1月31日土曜日

20260131 平和に

 なんとか漕げそうな予報で、クラブハウスにでかける。朝の暗さに負けて寝坊し、最寄駅から大先輩の車に乗っけてもらう。ハウスにつけば、ちゃんと起きれる人たちが先に着いてて支度を始めてる。年が明けてみんなと初めて会うわけで、挨拶をかわす。


そうして支度をしたら水に浮かぶ。はからずも八艇もの集まりになってる。乾いた富士山を横に見ながら諸磯を抜け、長津呂崎を抜け、安房崎までやってきた。ここからは北東の風との真っ向勝負。強くはないけど、頑張って横瀬島まで行くほどでもない。東風崎に目標を切り替え、白く光る浜を目指して風の中ジリジリと漕いで上陸する。ちょうど正午の鐘がなってすぐついた。

日差しはたっぷりあるのだけど、ここは北東の風がよく抜ける。寒さを感じる瞬間もあったけど、総じて穏やかにゆっくりと昼食の時間をみんなで過ごした。

帰り道はさらに風が落ち、凪いだつるりとした海面がゆっくりとうねる。隠れ根で盛り上がる城ヶ島の南岸をつるりと抜けたらあとはするりと漕いで入江に戻り舟を上げた。平和な海だった。


2026年1月25日日曜日

20260125 落ち着いていこう

 年が明けて、週末になると風が吹いたり用事が入ったり、漕ぎに出れない展開が続いてたところ、ようやく海にこれた。とはいえ朝のうちは風が強く、正午から風が落ちるという予報もどこまで信じていいかしら、ということでゆっくり朝出てクラブハウスまでやってきた。

今年は七福神のツアーも強風でキャンセルになってしまうし、どうやら八方塞がりの年齢のようなので、無理せず一ところに落ち着いてすごそう。


そう思って舟を支度して入江に浮かぶ。まだちょっと北風があるかな?くらいの感じだったけど、夜の間は強い西風が名古屋の方から伊豆半島まで吹き続けてた。その残りのうねりがバンバン打ち寄せて、近場のポイントにいい波が入ってる。

初漕ぎが波遊びで無理はしないぞと頭で繰り返してから遊び出す。正直ちょっと怖くもある。波においてかれてしまった時にはホッとする。それでも様子がわかってきて何本か大きく乗った。ブローチして横乗りもできた。沈せずにひとしきり遊べてひとしきり時間が過ぎたので、これでおしまいにしてあとは黒崎の鼻にたっちして入江に引き返す。

まだ日のあるうちに戻ってきたので、日の光で舟を乾かせるのがありがたい。それでも真冬の低い日差しだから、まあこんなもんか。明るいうちに帰りのバスに乗れたので、途中で降りて道沿いの露店で三浦の大根を買って帰る。大根おろしでご飯で食べるととても美味しい。道の向こうにはくっきり富士山が見えた。緑白青の三浦カラー。あと土の茶色かな。心身さっぱりして帰る。今年もこぐぞ〜。