朝、自作艇の膝回りを少しいじっていたら筋トレ後輩がやってきた。そのあと大先輩もくる。今日は体調不良でツアーのお客さんがこれなくなった由。それでも何人かクラブメンバーが参加表明していたので駅まで迎えに行って、軽く一緒に漕ぐそうだ。風もまだ強く、雲が厚くて肌寒い。のんびり支度して一緒に行こうとダラダラする。
そのうちに、バイク乗りの後輩、地元に住んでる後輩、お堅い後輩、ぞろぞろやってきて、結局総勢10艇が水に浮かんだ。
したくをしているうちに雲が晴れて夏至前の強い日差しがさかんに熱を送る。でも空気はひんやりと乾いて気持ちがいい。梅雨の前の一瞬の天国。台風が水を入れ替えてくれたのか、潮も透明でキラキラしている。先週は赤潮がでて、江の島あたりの夜はずいぶんと夜光虫が光ったとニュースになったけど、台風一つでずいぶんかわる。
メンバーだけなのでサクサクと進む。北風の定番、荒崎を目指して堤防を出て右に曲がる。うねりはかすかに残るのみ。しずかな海面だけど、出し風はしっかりとあるので岸ベタで進む。途中三戸浜から一グループ、黒崎の鼻の沖でもう一グループとすれちがった。大先輩が挨拶を交わし、それぞれ進んでいく。良い海だもんね。ばんばん海に出ましょう。
黒崎の次は佃嵐崎。ここまではほんとに微かなうねりだったけど、ときおりそれでも波がたつ。手広くやっている後輩と大先輩はめぐり合わせの良い波で何本か乗った。僕は一本も乗れずしょんぼり。
そしたら次はどんどん引き。潮が低くて狭いけど、この程度のうねりなら入れるでしょうと進んでいく。一列になって、釣り人から遠く離れた端を進んでいき、一番奥でUターン。できるだけ舟をつめて、さあ、何人入れるか。九人目が入ったところでキツキツ、うねりのセットが入ってきたタイミングもあって、最後の一人になった筋トレ後輩は諦めて引き返した。本日の記録は九艇でした。
ちょっと戻った浜に上がりお昼ゴハン。それぞれのんびり過ごす。ロールする人、波を待つ人、昼寝する人。梅雨直前の乾いた空気を通る熱のこもった日差しを堪能して、あとは入江まで真っ直ぐ漕いで帰った。
入江では堅い後輩がスカリングブレースを練習したいというのでサポートにたつ。あっさりとできるようになって、スカリングの動きもみるみる少なくなり、最後は手が止まってTバランスブレースまでなった。すごい、体の動きをきちんと把握していて、思ったとおりに動かせるんだなあ。うらやましい。僕も練習しよう。これから水につかるのが楽しい季節が始まる。季節それぞれの楽しみ方でカヤックは一年中ほんとに飽きない。