小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ, YouTube チャンネル) で毎週末誰かしらと一緒にカヤックを漕いでいます
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2025年9月27日土曜日

20250927 葛藤のど真ん中

土日とも海況が良さそうな予報。土曜の朝は北東の風がちょっとありそうだけど、それは追い風になる。午後に向けて落ち着くはず。日曜は前半に風が落ちる。これは自艇を房総の工房から小網代のクラブまでの本番をやるしかないと腹を決める。

秋分を過ぎ、日もいつまでも長くない。工房を少し早く開けてもらい、できるだけ早いフェリーに乗ろうと出かける。それで高速バスを使ったらアクアラインがはや渋滞してて少し遅れ、駅の階段を駆け上って予定の電車に飛び込む。

カヤック作りには厳しいが性根は優しい大先輩が工房を開けてくれていて、礼を言うとさらに途中まで同行してくれるという。地元の人と漕げるのは心強い。

支度をして早速浜から出発。道端ですれ違った漁師さんに今日は風の向きで凪だ、いい海だと声をかけて貰う。幸先がいい。

狙い通り追い風の風裏。先に出てた大先輩が撮ってくれた。でもうねりが残っててバウが沈む。8時49分。

磯根崎を一緒に回り、波の立つ場所を教えてもらう。今日はそれほどでもない。金谷で上げる浜も落ち着いてるかな。

観音様の下あたりまで来ると、竹岡の先あたりの岬が見える。海はべったり凪で、大先輩は真っすぐ行っちゃいなよおと煽る。いやいや、出し風で沖出しはイヤっす。

とは言え伴走してくれているので、べったりではなく上総湊の浜を狙って漕いでいく。まだまだばっちり風裏ですいすい進む。

大先輩は帰りは向かい風になるので、舞子の浜沖あたりで戻るという。それではと挨拶して別れたらこここらはソロ。浜寄りにコース取りを変えて進んでいく。観音様の崖が終わって浜になるとやはり風が抜ける。

そうして上総湊の橋が近づいてきたらちょっとコース取りを思案する。このあたりからなら追い風真っすぐで漕ぐと竹岡のまで沖を真っすぐ行ける。

でも風が抜けて強まるだろうし、追い波も出てくきそう。デッキに荷物あるし、やはり予行漕ぎと同じようにちゃんと岸ベタするか。でも早いフェリーに乗りたいし、ショートカットしたいなあ。

決めかねて漕ぎつづける間、ふんふん鼻歌が出てくる。最近有線でかかる流行歌など歌いながら気に入ったフレーズで考えがまとまる。よし、間を取って地蔵浜あたりを目指そう。きっと大丈夫、葛藤のど真ん中を行こう。

ずんずん漕いで浜が近づくとここは風表。右からは風の波がデッキに洗うようになってきた。面白い。岸に沿って左に回り込んで南を向くまではしばらく風波で揺られながらの漕ぎ。

そうして進み、フェリーが見える頃にはもう波はなくなっていた。それでほっとしながらぺったりした金谷の浜に滑り込んだ。時計を見ると12時25分のフェリーに楽に間に合いそう。追い風様々。

乗り場の人たちもカヌーの持ち込みに慣れてきたようで、すんなり長さを測って乗船券を買えた。フェリーの中では腹ごしらえとペットボトルの補給。それが済んだらデッキに出てまだ遠い海獺島方面をガン見する。

竹岡あたりの風表の波でだいぶ自信はついてきたけど、久里浜の堤防越えるまでが今回の最大の難所だろう。何しろ岸壁だけで上がる場所がない。ザブザブデッキに水をかぶりながらの30分間を予想して緊張する。まあ、でもだいぶ北東の風も弱まってきたし、早いフェリーに乗れたし、行っちゃいましょう。小潮だしね。

やっぱり久里浜は手強い。これだけ良い海況でも風表はガチャガチャ波が立つ。それでも堤防を回ってお日様を向いたら平和な海に変わってくれた。緊張がほどける。するりするりとパトルを滑らせてテトラの列に入ったらもう安心。

緊張がとけて喉が渇く。堤防回ってからから野比の浜までで麦茶のペットボトルが1本なくなった。ホームの浜に舟を上げて荷解きをし、日のあるうちに余裕を持ってゴールできたので、少しロールして体を冷やす。まだ喉が渇く。

後はカードを引いて家に帰る。明日はいよいよ小網代だ!

 参考 浦賀水道の中央


2025年6月29日日曜日

20250629 やってみて考える

千葉の工房に参加してスキンカヤックを作り始めてから二年半、毎回楽しく手を動かして、工房で色んな人と知り合わせてもらって、それでいよいよ舟が進水式を迎えられた。

同期にも恵まれて、僕より1つ先のペースくらいで進んでいくので色々参考にさせてもらいながら一緒に進水式となった。白いのが僕で、青いのが同期の舟。

写真の角度でそうは見えないけど、同期は身長があって僕のより長い舟。ガンネルの角度を鋭くしてボリュームを絞った。僕は一日漕いで遊ぶのに気持ちボリュームを上げたつもりに作った。

船体布に皺が寄ってて心配になるけど、浮かべて水に濡らしてこら乾かすとピチピチに張るという先輩の話を信じる。

いつもの工房公式ドリンク、赤い缶の発泡酒を舟に、そして海の神様に注いで見守っていただけるようお願いし、今後の精進を誓う。やはりリスクのある舟、気を引き締めて漕ぐぞ。

先に同期が海に浮かぶ。しっかり浮かんでる。こちらも急いで身支度して浮かぶ。膝のブレースの位置がうまく合わないなあと思いながらヨチヨチ漕ぎでて同期のそばまで行く。二年半、どんな乗り心地にしたいのか、なるのか、工房で何度も話題にさせて貰いながら作ってきた。感想は「普通に乗れそう」。ひとまず安心した。これなら小網代まで漕いで帰れそうだ。もちろん金谷、久里浜間はフェリー乗るけども。

一通り水に浸かり、沈脱もしたし、中にザブザブに水を入れてみた。やはりバルクヘッドが無いのでアホみたいに水が入る。その辺のリスクヘッジをちゃんとしないとな。

それで浜に上がって工房まで戻り、お昼を食べながら進水式を無事終えた。

正直リスクのある舟だと思う。絶対自分では作らないだろうと思っていたのに、その一線を越えて人間の悠久に直に触れたくなる魅力がカヤックにはある。しっかりとリスクを把握して、それを自分で抑えこみながら無理のない範囲で自然に触れさせてもらう。その判断がこの趣味の醍醐味。

まずは内房のこのあたりを行ったり来たり漕がせて貰おう。ますますカヤック楽しい。

2025年6月8日日曜日

20250608 船だけで

ここのところ縁があって内房に毎週のように出かけてたのだけど、いよいよ期が満ちて一区切りつきそうな様子に。それで一度このあたりを漕いでおきたいと思い、プランを練る。

できる限りカヤックを漕いで行きたいのだけれど、三浦から房総は東京湾をどうにかしないといけない。そこを漕ぐというのは社会的なリスクが高すぎるのでソロではちょっとやれない。自然に出てくる選択肢は久里浜から金谷へのフェリー。

なので久里浜まで漕いでフェリーに乗り、また金谷で漕ぎ始めて房総を漕ぐという行程をあたためていた。

そうして初めての海を漕ぐのにバッチリ予報の日曜に五分割のカヤックをコロコロ引いて日の出前から出かけた。本番はちょっと違うカヤックで漕ぐつもりだけど、今日はその予行演習。なので安心感のあるこの舟。

浜について舟を広げ、組み立て終えたら割といい時間。それでも2番目のフェリーには乗れそうだ。自分で行程を考えて、1人で荷物を運んで、ちっちゃいけど立派なカヤック旅を始めよう。

これ以上ない最高の海況、風は弱い、それでこの日にしたのに久里浜の発電所の堤防を回り込むところはガチャガチャした波が立つ。本番はどうなるか考えながら漕いでいく。

久里浜に着いたらフェリーの出港まであと30分。慌ててパドルを浜に忘れるところだった。エッホエッホとカートを引いて乗り場まで小走りして着いたら係員がカヤックの長さを測ってくれた。その長さを伝えて片道乗船券を買う。人、カヤック込みで3000円しなかった。

カヤックを引いてフェリーに乗り込んで階段下の脇に置く。係員さんが車止めをしてくれた。シーソーのようにばったんばったんしませんか?と聞かれる。相当揺れないと大丈夫と話したらそのままになった。あとは金谷までフェリーの中で腹ごしらえ。濡れた服で空調のきいた室内は体が冷えるな。そう思ってデッキに出た鼻先を大きなコンテナ船がかすめていく。曳き波がハッキリ見えるほどの穏やかな海況。

自分が漕ぐ辺りを見ながらあっという間に金谷についた。最後にカートを引いてフェリーを降りる。
車の通らない裏道をコロコロ歩いて近くの浜に出て、カートをしまったらすぐに漕ぎ出す。もう組み上がってるから楽チン。

漕ぎ出したらあとは岸を右に見ながらひたすら進むだけ。ここから先は初めてのエリア。東京湾を見渡しながら、ソロで初めての場所までやってきて漕ぐと言うのは、これまた初めてのことだなあとしみじみする。今までは、誰かしらと一緒に漕いでからソロで行くエリアを広げてきた。あ、そんなことなかったか、結構レンタルしたカヤックで知らないとこ漕いでた。

まあ、そんなであらかじめ頭に入れといた地形を見ながらパドルを回す。しっかりした堤防のある漁港まで来たら四分の一。それを過ぎて観音様の見下ろす長い浜の端まで着いたら半分。湾を真っすぐは渡らず、本番に合わせて岸ベタで。

いよいよ観音様が近くなったら黒いカヤックが浜に向かうのが見えた。そちらに漕ぎ進むと知り合いだった。挨拶して浜の途切れた崖の下を進む。

観音様の下の崖は見応えがある。どこかに遠征してるみたい。ここは普通に何度も漕ぎに来ていなと思いながらその端の岬を回ったら途端に東京湾に帰ってきた。この落差が面白い。

そこから漁港を1つ2つ過ぎたらゴールの浜についた。浜にはカヤックが数艇出ていて、知り合いの練習が始まってる。こちらに手を振ってくれたので返事の合図をして寄っていく。そうして舟を浜に上げて無事に小さな遠征はおしまい。

日を改めてこの舟で逆のコースをたどり、また三浦に帰る。それで本番前のロケハンは大丈夫でしょう。また観音様の下を漕ぐのが楽しみ。


2021年4月18日日曜日

木賊をさがして


暇があればカヤックをしていたいと思うけれど、中々そうも行かないこともある。休日の海況が悪いこともあるし、家のこともあるからそうそう毎日漕ぎにでるのも憚れる。そういう時にも、家の中で少しでも海やカヤックに触れてたいと思ってた。

ある時、お昼に上がって休んでいた浜でぶらぶらしていたら、トコブシの貝殻がとてもきれいなのを見つけた。それで、自分の指輪から貝のパーツがいくつか抜け落ちているのを思い出した。

ぐるりと20個ほど三角形に切られた貝が嵌めこまれているうちの、数個がなくなってた。ちょうどいいやと、最初はアワビの子供だと思っていたトコブシの殻を持ち帰り、割って削って形を合わせ、欠けた場所にはめ込んで、満足した。いつでも三浦の海を身に着けていると思えるのは悪くない。一つ、また一つと嵌め込んで、都合半分程はもう三浦のトコブシに置き換わってきた。


その次は、正月の三が日に、割り箸を捨てるのがもったいないような気がして、見様見真似で適当にカヤックのミニチュアを作ってみた。それにちょっと興が乗って、伝統的なグリーンランドカヤックの作り方を調べ、それを真似て  1/10 のサイズでもっとちゃんとしたものを作って見た。

子供の頃には、図工が嫌いでしょうがなくて、作品を完成させたことなどついぞ無かったのに、歳をとって気が長くなったのか、ちょっとずつ作業を進めて完成にたどり着くことができるようになったようだ。


ミニチュアを大先輩に見せたら、削りかけのグリーンランドパドルがそのままになっているのを、大先輩が僕にくれた。その材は作りかけの途中に誤って折っちゃったけど、一本、ちゃんと完成したいと思ってホームセンターで 1200円の米松を買ってきて作ってみた。これは中々思ったような重さと出来栄えが難しく、次の、またさらに次のと作って、今の所片手の程の本数を作ったけど、まだまだ作ると思う。折っちゃった大先輩の材はその後、うまく他の材を組み合わせて一本のパドルに仕上げられた。どこかに引っかかってたトゲが抜けて良かった。

まあまあ良くできたと思えるようなパドルには、雪月花をテーマに、月だったり桜の花だったりを、これまた三浦のトコブシの殻で螺鈿をして勝手に満足している。まだ雪をやれていないので、次こそは雪で作ろうと思う。


そうして、鉋やノミを研いだ砥の粉がでたり、木のクズが溜まってきたりすると、どうやらこれで金継ぎができるようだと気がついた。

漆を買ってきて、自分の気に入ったぐい呑や茶碗の欠けを繕って、だんだんと金継ぎの道具や材料が増えてきた。

漆の表面を研ぐのに、いろんな方法がある。近代的な方法としては耐水ペーパーが思いつくけど、これは器の表面に傷がつく。器に優しいのは、じつは伝統的なやり方の炭や木賊のほう。炭でいくら器をこすっても、釉薬のガラス質の表面は傷がつかず、漆だけを見事に研げる。

もちろん、研ぎ用には最高級の駿河炭というのが売ってはいるのだけど、ここでも三浦の浜が活躍した。浜で砂をザラザラと手で掬えば、炭の屑がいくらでも見つけられる。ちゃんとしたものではないけれど、別に自分の器を直して悦に入っているだけだから誰も困らない。

ところが、炭だとちょっと研ぎが荒いので、木賊のほうが細かく表面を仕上げられるらしいと知った。なので、次は三浦の浜で木賊を探そうと、晴れた大風の日に三浦のあたりをぶらぶらしている。

カヤックが今の所、螺鈿、ミニチュア作り、木工、金継ぎと流れてきている。この風が吹いたら的な繋がりを、なんとかカヤックに戻して循環させたいのだけど、木賊の次がどうなるか先は見えない。見えないながらも漕いでいれば、次の岬を一つずつ越えて、そのうちまたカヤックに戻るかな。

2021年4月17日土曜日

20210415 房総サーフ

世の中の波を交わしつつ、近場で少し足を伸ばす。東京都はかわしつつ、大先輩の車に数人で乗り込み、平日の道路をレッツゴー。

風と波の予報は結構強くて高い。久しぶりのサーフ行であるし、薄い舟を持ってきてもらっていたから、ちょっとビビりながら、でもワクワクしながら、みんなと海の様子を予想しながら車は進んでいく。

目的の浜についてみると、思ったほどは波がない。うねりはきれいに入ってくるけど、九十九里側はクローズというのとは違った様子。サーファーやSUPの人たちも陸から眺めて、波が上がるのを待っている様子。これから潮が下がるのを期待しているようだ。

カヤックは、海で浮いてる分には暖かだから、すぐに支度をして海に浮かんでいくらでも波を待てる。目の前の海は、色がはっきり2つに分かれてる。底が砂の半分は色も明るく、気持ちよく乗れそう。もう半分は底が岩で春の海藻が立ち上がり、水面に流れて色が黒い。どんどん漁師が入ってきてワカメかなにかを採っている。こちらのほうが波はいい。

大先輩は漁師がいる波の良い方に漕いで行くので僕もついていく。波がきたきたと思ってパドルを差すと、からまる海藻に掴まれる春の風物詩。後から入ってきたSUPの人たちが海藻エリアまでやってきたけど、あまりおもしろく無かったようで、明るい方に戻っていった。

潮が下がりだし、そこからまた上げ潮に転じて、いればいるだけ波が良くなってきた。このころには、サーファー、SUP、漁師、全員あがって僕らだけになった。午前中は波を待つ感じだったけど、今は待つ暇がない。長く乗って戻ってきたら、すぐに次のがやってくる。結局、大先輩が上がろうと言うまで、用足に一度浜にあがっただけでずっと遊んでいた。都合五時間くらいか。

他のメンバーもめいめいの場所で波を楽しんでた。一緒に沈脱して浜に打ち上がってた二人は一番の敢闘賞だねーと、帰りの車中でにぎやかに失敗を分かち合う。世の中の波もまた次のうねりが来始めているようだ。ピークをうまく交わしながら、隙間を見つけて楽しもうと思う。

2021年1月10日日曜日

こんな夢を見た

軽バンに乗って高速を走っている。大学の同級生が助手席に、その彼女がハンドルを握っている。僕は助手席の後ろにすわり、四人目は曖昧だ。運転がすこしふらついて、しっかり前をみろと彼氏が釘を刺す。

大町をすぎるあたりの高速で、道路の先に白馬三山が綺麗に夜空に大きく登る。夜明けが近いのか、明るんで入るけど赤みはまだない。冬は日の出が遅いので、この時間にこれだけ綺麗な三山が見られるんだと自慢する。後ろにはスタジアムのような大きな照明が光ってて、大町スキー場だと地元感をはなにかける。その時は、前の二人がいきなり職場の女性に変わってた。

人も場所も曖昧に変わりながら、それなりの筋でつながって夢がずんずん流れていく。

次の瞬間、白馬にあがる下道を走っていた。暗い夜道が右にゆるく曲がるなと思った瞬間、同級生の彼女がハンドルを握る車が、軽く揺れて縁石を乗り越えて飛んだ。

縁石の向こうは用水路で、三階くらいの高さの下に薄い水の流れがある。飛んだ車はその落差を綺麗に落ちて、四輪が同時に水を散らしてすぐに止まった。衝撃は軽く、皆ですぐに降りて何故かジャッキアップされてる車の下をみんなで覗く。その下から小さい火の舌がちろちろ見えたので、水がでる消火器でそれを消した。

そうしたら、地元のレッカー業者の車庫に車とともに移動し、四人でどう帰るか相談している。前席の二人が小学校の同級生二人に変わって、フレームのダメージ、代車の話をしている。僕は車に詳しくないので、自分の腰を左右に振りながら、ちょっとシクシクするなとダメージを探っているところで目が醒めた。四時。

今日は波乗りでカヤックに行こうかと思っていたけど、なんとなく夢見が悪いし時期も悪い、トータル縁起が悪いということで、出かけるのはやめにしてまた寝ることにした。おやすみ。

2018年12月8日土曜日

20181208 セイリング

最近、周りの知り合いに何人か、セイリングが趣味の人がちらほらといて、話を聞いているうちにやってみようということになって、その内の一人に誘ってもらって一緒にやりにいくことにした。土曜大潮。風は強くなく、絶好のカヤック日和な気がする。小網代の方では、みんな漕ぎにきて賑やかなようだ。まあ、僕は日曜にしよう。

あらかじめ若州ヨット訓練所の初心者コースに申し込んであり、受講料の7000円を握って受付の事務所に行く。朝の9時から16時まで、着替えだけ持っていけば道具も一式貸してくれてなんの準備もいらない。知り合いは一人でも乗れるのだけれど、僕に付き合って一緒の講習を受けてくれる。二人乗りの舟にもう一人、先生が乗って三人乗り。

舟を浮かべる手順は、まず陸上で艤装のチェック。帆を取り付けたり、保管状態の道具から乗る状態へと準備する。それができたらスロープから水に浮かべ、桟橋までの少しの距離をオールで漕いでいって桟橋に固定してから、実際に帆を上げて桟橋を離れ、広い水の上に出ていく。若州の場所は荒川の河口で、東京湾の一番北の奥。河口の潮の流れはあるけど、波はそんなにない。風もない予報だから練習にはちょうど良さそう。

その間に参加者のみんなで集まって準備体操をしたり、僕らは小一時間を陸上練習に費やしたり、訓練所という名前にふさわしくシステムがしっかりしている。実際、一日のはじめは講習室にみんな集まってのブリーフィングがあり、気温、水温、潮、風などを確認してから外に出て動き始める。

設備も人もシステムもどれもしっかりしてる。事務所にも人がたくさんいて、こういうところで舟の整備とか受付をしながら、毎日水をみて暮らしたいなとふと思った。仕事の合間にカヤックを浮かべてそのあたりを散歩できたら最高じゃん。


知り合いと二人で着替えをすませ、自分が乗る舟のところまでいく。教えてもらいながらやるのだけど、艤装チェックでいきなりわからない。ヨットは複雑で道具がとても多い。カヤックならペダル、パドル、ハッチをチェックしたらもう水にでていけるけど、ヨットはあっちとこっちをつないだり、あれをとりつけたり、これを取り付けたり、覚えることがカヤックの何倍もある。新しいことを覚えるのはとても面白い。

そうしてチェックが終えると、舟は一旦おいておいて次は陸上での訓練。動作を4っつ覚える。目的はどれも同じで、片側から反対側に帆を切り替えることなのだけど、風上に向かって切り替えるタックと風下に向かって切り替えるジャイブで2つ、それにスキッパーとクルーで役割が2つあって、掛け算で4っつの動きになる。

足元のごちゃごちゃした舟をあちこち動いて、ぎこちなくもなんとか落ち着いた。正直ここまでで午前中終わるかと思ったけど、僕の知り合いが乗れる人だからか、インストラクターがあとは水の上での練習という感じになっていよいよ舟を浮かべて桟橋につける。ここでもバウのもやいロープを投げたりと、期待される動作がいろいろあるけど、僕は完全にお客さん。カヤックを始めた頃を思い出す。


いよいよ舟を出す。三人が乗り込んで帆を二枚はり、風だけですっと桟橋を離れて広い水に出ていく。この瞬間はどの舟も同じなのか、とても気持ちがいい。すーっと滑りだす水面や、そこに舟がゆっくりと起こすさざ波を見ながら、今まで止まっていた息がふぅと一息、肩の力と一緒に抜けて、海に戻ったワクワクが頭までじわりと滲み上る。

そこから先はガチャガチャしたイメージのツギハギしか残ってない。自分が何やってるのかもわからず、周りの景色も見えず、ただ先生の言われるように持っていた棒を動かし、紐を引いたり離したりし、左右に動いてあちこち動いて帰ってきて昼ごはん。


午後もまた舟の上。風は強すぎず、それでも帆が風を受けると舟がとても傾く。下側のガンネルが水面をこすりだすと、先生も場所を動いて三人でバランスを取る。舟の下に突き出たバランスボードが水流で細かく振動して、動力船みたいなブーンという音を出す。ハル自体も揺れて音を出しているそうだ。そんだけ早く動いてるんだなあ。


他の講習生の人たちはレースをしているけど、僕らは気ままに目標を定めて、あっちのブイまでいったら次はあっちの鉄塔、また次のブイなど、適当に動きやすい方向に舟を走らせて遊ぶ。その間にも舟を左右に切り替えたり忙しい。最後の方には舟の傾きにも気にならなくなって、風をはらんだセイルを紐で引っ張って踏ん張るのが楽しくなってくる。上を向いたら白い帆と青い空がきれいだった。そうして3時ころになったら桟橋に戻って帆を畳み、オールでスロープまで戻って舟を上げた。水で洗って舟を仕舞支度し、最後に先生と今日の振り返りをしたらおしまい。とてもお腹が空いた。

最初ぼんやりと考えていたのは、いつもはカヤックを漕いで、漕げないくらい風が強い日はヨットで遊べたらいいじゃないと思ってたけど甘かった。だいたい 10m/s までが快適ゾーンで、それを超えると舟のコントロールがどんどん難しくなっていって危険みたいだ。なにげにカヤックで遊ぶ範囲とモロかぶり。

それでも、向かい風をタックを繰り返しながら登っていくのはとても楽しかった。。風を使ってる感じがする。意識が100% 風に向く。ただ、難しい。真横に動くこともままならない。エンジンなし、パドルなし、風だけを頼りに動かなくちゃいけない。自分一人で桟橋につけられるようになるにはどのくらいかかるんだろう。

あと、風を意識するけど水はあんまり意識しない。というか水が遠く感じた。やっぱり、カヤックの水が近い感じは独特だな。カヤックは舟という点からみるとすごく異質というか、一番水に近い舟なんだと思う。水で遊びたいときカヤックをして、風で遊びたいときはセイリングをしよう。凧揚げじゃなくて。そうしよう。

2017年11月12日日曜日

20171112 房総チャレンジ

クラブのみんなと外房に漕ぎにいく。大先輩の車にカヤックを積んで出発。サーフが楽しみな人もいれば、サーフ初チャレンジの人もいて、怖いよー、でも面白いよーとはずんだ話をしたら海についた。午前中は北風の強い予報で、満潮前後で4時間くらいだったか。



支度をして舟を出す。今日はNZ好きの先輩の進水式もやった。もう何週間も前に届いていたのだけど、ここのところ週末の荒天で進水式が延び延びになってた。好きなだけあって、舟の配色もNZ国旗の赤白青。プチプチから出したばっかりのハルはワックスがツルツルに効いていて、白い浜に下ろすと横からの風ですーっと逆風見していた。斜面においたら大きな舟の進水式みたいにツーっと滑って波に飛び込みそうだ。

おめでとーと声をかけながらみんなで浮かぶ。出発の浜はピクリともしていないけど、右手西側の岬を回り込んで外にでると、浅い隠れ根が広く沖まで続き、とっても波が立ちやすいところなんだそうだ。

今日はお客さんはいないから、大先輩のコース取りも攻めてる。広い崩れ波を沖にかわさずに、逆に岸ベタに入り込んで波をかわして抜けていく。ときにはカヤックに座った頭の上からかぶさるように波が崩れるところもある。早速一人、波をくらって沈。後ろを見ていなかった。それを助けていると、また別の人が沈。それを助けにいった人もうっかり沈。モグラ叩きのように沈とそれを乗せるが繰り返されて、一旦沖に戻る。面白い。



風は強くなく、出し風でもなかったので、まだまだ何度でもモグラ叩きできたと思う。助ける側もいい練習になった。大先輩のレスキューは乗せるのがすごく早い。舟を抑える、水を抜く、乗せる、一連の動作に迷いがなく一発できまる。助ける側の技術にも雲泥の差があって勉強になった。

レスキューだけでじゃなく、沈しそうな人をどうフォローして進ませるかも見られていた気がする。漫然と進ませて波に突っ込ませてはいけない。自分が通れるところと、他の人が通れるところは違う。後ろにいても横にいても、お互いに気を配ってフォローしあって声を掛け合ってリスクを減らす。



この後は随分まとまりもでき、沈もなく波を抜けてお昼ごはんがちょうど満潮の頃。食べたら先を急ぐ。出発から2つ、ひなびた漁港を越え、崖の下を漕ぎ岬を越えたら湾が開けた。遊覧船が通ってる。

5km くらいは続いたか、ここで隠れ根のエリアもおわり、岬を越えて風裏になった穏やかな海をたんたんとみんなで漕ぐ。湾を2つ3つ越えて、ゴールの浜に来た。今日は 1 ウェイで、ここから電車で回送。それまでは時間があるので、砂浜へのサーフにみんなでチャレンジ。

最初ついたときには今ひとつだった波も、干潮に向かってだんだんと楽しくなる。今日がサーフ初の人も果敢にチャレンジ。波のてっぺんまで持ち上がって沈して、脱して浜に打ち上がって、またアザラシ方式で出てきてまた打ち上がる。



疲れて浜でぼーっと休んだり、絶え間なく波に乗ったり、みなそれぞれ回送の時間まで遊ぶ。結局最後まで波に残ったのは、サーフ初の人と大先輩だった。ナイスガッツ。これで舟をあげて帰った。

やっぱり三浦は守られてる。房総半島と伊豆半島に守られた箱入り娘だという。そこで練習たら次はみんなで外に飛び出して、それでワイワイいいながら帰ってくる。その繰り返しがとても楽しい。



2017年10月29日日曜日

20171029 台風だから

先週に続いて週末台風。自由に動けるのは日曜だけだったから今回はカヤックあきらめる。土曜に出た人もいたけど、波は全然無かったみたいだ。

それならと思って買い物。カヤックを始めてから普段も帽子をかぶるようになったけど、どうも手につかない。気にいって使ってても、しばらくして失くしてしまう。

定番のバケツハットをもう三個も失くして、また買えば良いけど愛着もある。気をつけているのだけど失くなる。そしたらこの前四個目にニットキャップを失くした。みんなそんなもんなのかな。

いつも帽子を買いに行くお店にでかけて、同じニットキャップを色違いで買う。嬉しくて、ざーざー降る雨に傘をささず、帽子を濡らして歩く。

ついでにカヤックの道具屋さんを見に行く。薄手のウェットの上から羽織るジャケットが欲しいかなと思ったけど良いのがなかった。

お店が海のそばなので歩いて海を見に行く。公園になってて目の前は港。東京湾だから波立ってない。物心ついて自転車でブラつけるようになった時分、よくこの辺まできて遊んだ。


その頃から海は身近に感じてたけど、外遊びではスキーにはまって雪山に通った。自転車も好きで、週末に三浦半島一周こいだりしたけど、海そのもので遊ぶことはあまり無かった。いつも海に後ろめたさがあった。

今はカヤックを漕いでるから目の前の海も漕げる。やっと地元の景色の中で遊べるようになって胸を張ってでかけられる。



2016年7月6日水曜日

「つぶやき岩の秘密」と「島根の海の物語」

勧められて新田次郎の「つぶやき岩の秘密」を読んだ。僕の母が長野出身なこともあって、その名前は小さいころから母が口にするのを聞いていたのを覚えている。僕自身は登山には興味がないので今まで名前だけだったけど、つぶやき岩は海辺の事でしかも三浦の三戸浜周辺をモデルとしていると聞いて読む気になった。

僕が週末にカヤックをしているのはまさにモデルとなった地域で、小説の挿絵地図はそのまま北から黒崎の鼻、三戸浜をすぎてすずめ島に突き出る岩壁、エビカ浜を通って小網代の堤防前までに重なる。小説の富浜(トミハマ)なんて三戸浜(ミトハマ)のもじりそのままだし、鵜の島は冬には実際いっぱい海鵜が集まる島で、本当の名前のすずめ島より似つかわしい。

なので、なんとなく地元感を持って楽しく読み始めたのだけど、すぐに話の筋が松江の図書館で読んだ「島根の海の物語-三太と源爺さんとミケ」ととても良く似ていることに興味の中心がうつる。

どちらも海辺になれ親しんで育った少年が、海辺でみつけたミステリーに興味を持ち、小学校の担任女教師の理解と助けを得ながらそれを自ら解決するという筋を持っている。また、メンターとしての役割をもつ身近な老人の名前の源爺と源造だ。

執筆機序や後先には興味がなく、つまりは、いつの時代にも少年が同じように体験する物語なのだろうと納得する。ともあれ、つぶやき岩を経由して、また三太の物語を読みたくなった。三太の物語は話の骨格がつぶやき岩とまったく同じだが、もちろん違いもある。その違いが、僕にはより三太の物語を好ましく思うものにしている。

一つは、お話の題材がより身近で、ノンフィクションのように感じられること。三太がみつけるミステリーはライオン岩のうめき声で、紫郎のみつけるつぶやき岩の海の声と同じだが、それを自然現象にとどめ、背景に日本軍の残党などは出てこない。少年時代の生活を懐かしく読むような向きには、変な財宝話は必要ない。

もう一つは、三太の物語は島根の生きた方言をその会話の中に捉えていることだ。三太は1940年代の山陰地方の寂れた漁村に小学生として暮らしている。その地元に根付いた言葉は僕のような渇いた標準語しか話せない人間からみると、瑞々しく聞こえてきて羨ましくさえある。

もし、つぶやき岩の紫郎に魅力を感じたら、ぜひ三太の物語も読んでみてほしい。紫郎と同じようにいきいきと海辺に遊ぶ三太を身近に感じて、また彼らの目から見る海辺を共有して欲しいと思う。

2016年7月4日月曜日

パタゴニアのマーブルカテドラル

マーブルカテドラル、行ってみたいものですのう。職場に何人かシーカヤックをやる人がいるのだけど、そのうちの一人がこのマーブルなんとかの近くの生まれで、子供の頃から湖で親とカヤックを漕いでいたのだそうだ。自分のカヤックで母親とマーブルの中で撮った写真がとても良かった。

実際に一緒に漕ぐ機会があって、ほんとにカヤックが好きな感じで楽しかった。その時は梅雨の入り口で寒々とした雨が降ってたけど、嬉しそうにロールして遊んでた。

ロールのリズムが自然で、キビキビスパッという感じではなく、ヌルンとした感じで C-to-C で上がってくる。早すぎず、遅すぎず、一番効率の良い速さでパドルが動く。沈でクルンと回ったそのままのスピードが止まらずに一回転する。まるでラッコがクルンと回って遊んでるみたい。

それを見て僕もがむしゃらに早く上がるのをやめようと思う。ガボッと水をかいてもパドルが沈む割には支えも少ない。ゆっくりヌルヌルと動かすと、パドルが沈まずに舟が良く動く。

いつか彼に案内してもらって、マーブルカテドラル漕いでみたい。その時は一緒に中でロールしよう。


2016年3月12日土曜日

20160312 貝拾い

久しぶりの土曜に三浦に。春の薄霞に時々晴れ間が覗く。それでも寒気が来ていて冷え込みはつらい。風は午後から東に寄って少し落ちる予報だったけど、結局北東の風が強く吹き続けた気がする。

隙あらば距離を漕ぎたいのだけど、風の様子を見るとそうもいかない。うねりもなくサーフも期待薄。なので、指輪に使う貝殻を探そうと思った。




先輩方と一緒に漕ぎ出す。まずは荒崎まで。途中ちょっとの波にも反応してサーフをしようとする。浅い岩場に向かってぎりぎり立つ波を10メートルも乗れるかという場所でもやろうとする。重箱の隅のご飯つぶを拾い集めるような、いじましい波乗りだとねと声を掛け合いながらダッシュを繰り返す。




昼時になったので荒崎を近くにみながら岸にあがる。良い貝殻はないかなと探すけど、浜では見つけられない。先輩は引いた潮で浅くなった海藻の間をウロウロ歩いていたと思ったら、綺麗な貝殻を見つけてきてくれた。アワビが一つとトコブシが二つ。自分が今までアワビだと思ってたのは実はトコブシと判明。アワビの方が呼吸穴が大きくて貝殻の面も波うってる。トコブシは穴の飽き方も面の皺も細かい。

タコがいそうなところに貝殻がいっぱいあるよと教えてくれた。きっとタコが食べたあとなんだろうな。
比べるとわかりやすい
上がアワビ
下がトコブシ

荒崎に向かって漕ぎだす。荒崎の岩場も今日は潮が引いていて、うねりも少ないので中で楽しく遊ぶ。でも、そこから先はちょっと進む感じじゃない。先輩方は岸よりで引き返すというので、僕はそこから一人で諸磯に向かうことにした。

まだ東寄りの風が吹いてるから、荒崎から佃嵐崎・黒崎・スズメ島と沖に出過ぎず、岸に寄りすぎずで進む。そのまま網代崎を回って諸磯の灯台まできて振り返ると、ちょっと風が強いなと思う。黒鯛込までは行くのを諦めて、岸べたで戻る。網代崎を大回りして堤防よりで先輩と合流したのでそのまま帰って舟を上げた。

一ヶ月ぶりに漕ぐのは楽しかった。パドルをただ回してるだけで楽しい。

2016年3月6日日曜日

三浦のアワビ

*ここでアワビと書いてあるのは全部トコブシの間違いとわかったです*

ここのところカヤックを漕げていない。そういう時にはと、三浦のアワビを使って指輪の補修をすることにした。

たいした指輪ではないけれど、十何年使い続けて手に馴染んだ指輪。近所のインディアン雑貨屋で買った。貝殻が三角の互い違いにぐるりとはめてある。使っているうちに幾つかの貝がとれてしまっていた。

そこに、三浦で拾ったアワビの貝殻を削ってはめる。息子とカヤックに行った時に、綺麗だねと拾って集めたもの。気長に削って、ちょうどよい形になったらエポキシ接着剤でとめる。

前からある貝とは色味も違ってすこしチグハグな出来栄えだけど、三浦の貝を使って自分で直したものはさらに愛着も湧く。三浦でカヤックをして、もっと貝殻を集めて、それで全部の貝をはめ直すのもいいなと思う。来週は行けるかな。

前からある貝はだいぶ引けて凹んでる
色では三浦のアワビも負けてない



2015年5月1日金曜日

今年の目標

少しずつ漕げる土地勘と技術を広げていきたいわけで、遅ればせながら今年の目標など具体的に書いて自分のコミットメントを引き出したい。

  • 多摩川河口-丸子橋まで (5月中)
  • クラブに入る (6月中)
  • 川での一人ロールを完璧に (左右) (7月中)
  • パドルフロートを買う
  • 海でのリエントリーでのパドルフロートロールを完璧に (8月中)
  • 芦ノ湖一周 21km  (8月中)
  • 海での一人ロールを完璧に (12月中)
そうすっと、7月以降は海での練習が必須になりますので、どこかのクラブに入らないといけませんね。自前の舟で練習するにしても、海で漕ぐと思ったよりも砂が入りますし、潮も流さないといけないですから。三浦だとだいたいこのくらいあるようですがどこがいいか。
  • 逗子シーカヤックスクール (逗子駅から徒歩)
  • 葉山シーカヤックスクール (葉山・森戸海岸)
  • Koa Outfitters (秋谷・久留和海岸)
  • パドリングウルフ (油壺・小網代湾)

2014年12月8日月曜日

ゴンドウ

知らない漁師の家に上がりこんで、太刀魚より少し肉厚な白身の焼き魚を食べている。ゴンドウという魚だ。背骨を取るとついてくる薄い身の部分を歯でこそぎ取ると、少しの炭の味と塩味しかしない。油の抜けたパサパサの鯵の干物といえば近いか。

目の前に座る若い漁師は、こんな魚が旨いわけがないという。それでも食っていかなくちゃならないし、腹が減ればどんなものでも旨いという。

その次は寒い漁港に立っていた。まだ本格的な冬の前、明るい灰色の景色のなか白い雪がちらほら舞っている。僕は若い漁師の家族とともに漁からの帰りを待っていた。人混みに迎えられた漁師が一人々々家族と落ち合って帰っていく。今日の漁は誰もあまり芳しくないようだ。最後に若い漁師とその家族だけが残った。

若い漁師は家族に苦笑いして、「ゴンドウが四匹とれたばかりだよ」と言った。そうして僕に向き直り、「こうでなきゃ、ゴンドウの本当の旨さはわかんねえよ」と強く言った。

そういう夢を見た。

2014年12月6日土曜日

マッピング

多摩川漕ぎ始めて、昔のRPGでのマッピングを思い出す。四角い正方形の空白を埋めていくのがとても楽しかった。自分の頭の地図だけでどこでも動けるようになると満足だった。

旅行に行っても同じよう。その街を歩き回って道を知るのが嬉しかった。バスや電車でも動いて距離を広げた。

カヤックもそうなんだろうと強く感じる。しかも、自分の行動範囲だった多摩川が真っ白になった。何度も自転車で走り、足でも走ってきたけれど、川から見ると違う場所だ。他の手段より天気や気温にも気を使うようになった。

多摩川で力をつけて、次は海を目指そう。

2014年12月5日金曜日

川の左右

いつも東京岸、神奈川岸と書いていたけど、下流方向を見て左右が決まっているのですね。

なので、上っても下っても、いつも東京岸は左岸、神奈川岸は右岸。なるほど。僕は基本上るので、ややこしいな。

なんて停車中の電車で書きながらふと外を見ると、乗り降りする人の重みで外の景色が上下している。波に揺られる海を身近に思う。今週末は漕ぎたい。