小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にカヤックを漕いでいます

2026年5月1日金曜日

20260501-02 山田海岸 - 女木島

 5/1 から 5/10まで10日間、瀬戸内の四国側を小豆島あたりから松山まで漕ぐツアーに参加する。一昨年には同じ海域の本州側を漕いだ。今度は南側で点をうち線に繋いでいく。昨年はもろもろあって下関から関門海峡を抜けて宮島までいくツアーに参加できなかったけど、今年はなんとか参加することができた。家でキャンプ飯を作ったり、公園にいって設営の練習をしたり、準備と体調を整えていざ出発!


5/1 横浜から山田海岸まで

朝、強い雨の中横浜駅のいつもの場所に集合すると、もう大先輩の車がついている。開いた乗り口の前に立つ人の足元を見ると綺麗にしている。参加者とは思えない。屋根の上にたくさんの舟を積んで珍しいと声でもかけてきたかなと思いながら寄っていくと、真面目な後輩が仕事前に見送りにきてくれてた。お土産に道中のお菓子を貰って、全員がそろったら後輩に見送られて車がでていく。

今回の参加者は大先輩、レジェンド先輩、お堅い後輩、顔の広い後輩、筋トレ後輩、刺客後輩に僕の七人。190kmを超える行程でも安心していける顔ぶれだなと思った。

人と舟と荷物を積んで車は強まる雨の中を神戸に向けて走る。途中で雨は止んだけど、今度は風が強くなり出した。淡路島に渡る橋の上では車が左右に揺られる。速度を落として気をつけながら走って、大先輩はとてもお疲れだろう。雨の後の晴れた強風の中、鳴門の潮を下にみながら四国本土に初上陸。今治目前の離島まではしまなみ海道を渡っていったことはあるけど、愛媛県ではあったけど、本土ではなかった。

徳島から香川に入ってすぐのところでいよいよ出発の海岸。その手前のスーパーで買い出しを終えて海岸に車を止めた。まだ日のあるうちにつけた。早速外に出てテントを張る場所を、と思ったけれど風が強すぎて無理。デカめのテントがすでに立っていたが強風に押されてぐいぐい撓んでいる。僕らは海岸に張るのを諦め、駐車場の建物のわきに何張りか、数人は車の中で落ち着いた。


5/2 山田海岸から女木島まで

潮の流れに乗るために日の出とともに出艇する。そのため、舟は昨日駐車場についた段階で下におろしておいた。風が強くて浜には置けなかったけど、駐車場でパッキング、支度を終えて皆で最大級に重い舟を波打ち際まで運ぶ。一艇に四人がかりだ。それでも重い。それが嬉しい。並べた舟に集まって大先輩からブリーフィング。初日は 30km 先の女木島を目指す。昨日の風が弱まりながらも残っていて、潮も途中で逆になる。さてどうなるか。

漕ぎ初めて10キロ、二時間ほどしたか、休憩で浜にあがろうとしたときに、舟を持ち上げようとしてレジェンド先輩が尻餅をつく。そういえば、いつも先に漕いで行ってしまう先輩が今日は大先輩と一緒に後ろでおとなしい。少し寂しいなあと思いながら浜を出て少し漕ぐと、大先輩が後ろから「トラブルですー」と声を上げる。

皆で集まるとレジェンド先輩のハッチから水が入ってだいぶ舟が沈んでいる。ボリュームが少なめの舟にドライバッグに入った荷物がパンパンなので、沈む心配はないけど重くなってて舟足が上がらない。五キロほどそのまま漕いで浜にあがり、水を抜いて荷物を積み分け、先輩のハッチにはパドルフロートを膨らませたり、クローズドセルの寝る時のマットを詰め込んだりで安全を確保する。

そうして漕ぎ出した先輩の舟はしっかりと浮いて水の入りは心配なくなった。軽くなった舟ではあるけれど、先輩は申し訳なさそうにペースを合わせて後ろをキープしている。舟、重くなかったですか?と漕ぎながら聞くと、「僕は普通に漕いでるのにみんながどんどん先に行くんだよね。必死に漕いでやっと一緒だから、なんだか体の調子が上がらないなあと思ってた」由。いやいや、水入った舟なら尻餅つくのも納得だし、それでここまでペロリと漕いできたなんて、寂しく思ったのがひっくり返った。まだまだ敵わない。

これで落ち着いたかと思いきや、今度は風がおさまらない。どころか少しずつブローが上がり始める。進めないほどではないけど、潮の流れも反転しかけている時間で、これから先が思案されるところで鎌野漁港の手前の浜に休憩に上がった。

左から時折「ぼう」と吹く風の上がり下がりを感じながらしばし相談。女木島まで予定どおりいくとしたらあと 10キロ。今いる浜は気持ちがいい。結局、あと数キロ漕いで竹居の浜までいってその先の様子を見ようということでまた水の上。

ジリジリ漕ぎ上がって竹居の浜の先の岬をまわると向こうに女木島が見えた。風も気持ちおちついて、こうなると止まらない。大先輩がエディを探して先導する後を漕いで長崎の鼻の岩壁にとりついた。あとは女木島まで数キロわたるだけ。風はだいぶ落ちて、潮の流れもフェリーグライドになるだろうと、揚々と漕ぎ出す。実際は向かい潮の要素も多く、3キロ渡るのに一時間半かかったけど、元気に女木島の浜に上がった。

売店があるのでみんなで見に行くと 600円で生ビールが売っている。初日の漕ぎは一番うまい。それで乾杯したらあとは食事やらテントを張るやら濡れものを干すやらしてそれぞれが過ごした。

大先輩は相変わらずのノンテントスタイルだ。僕は夜露と虫だけはなんとかしたいと、タープの下に蚊帳を張ってみた。雨が降らない限り、今回のツアーはこれで行ってみようと思う。いよいよ始まった今年のGWツアー、やったるでー。