小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ, YouTube チャンネル) で毎週末誰かしらと一緒にカヤックを漕いでいます

2020年9月15日火曜日

20200915 馬乗りできず

 土日は都合がつかなかったので、火曜に休みを取って三浦に漕ぎに来た。筋トレ好きの後輩も同じパターンでやってきた。一緒に南にちょっと距離を出そうという算段。

支度を終えて二人で舟を出す。新しい舟、軽ーい、早ーい。湾内の平らな水面をスイスイ漕いで堤防まで。ここからは気持ち追いの風と波。いつもより舟が振られる気がするのをごまかしながら諸磯までやってきた。後輩いわく、いつもよりフラフラしてるように見えたそうだ。

ここで、自分がビルジポンプを忘れていたのに気づく。ポンプ、スポンジ、フロート、スペアパドルの四点セットは持って出ないといけない。後輩は持ってきてるんだけど、ちゃんとしようということでクラブに取りに戻ることにした。

カヤックを始めて自分が変わったと思うのが、「ちゃんとする」と言うこと。まあいっか、という気持ちを一つ一つ潰して、ちゃんとするための手間を惜しまず、逆にそれを楽しめるようになったと思う。いままでは面倒くさがり屋で、なんでも適当にすませてきたけど、人生ではじめて、「ちゃんとしてないと気持ち悪い」と思えるようになったのは収穫だ。カヤックに感謝。海は人間の都合なんて気にしないからね。

それでクラブに戻ると、大先輩のツアー組がちょうど出てくるところだった。ポンプを持ってきてツアー組に合流し、そのあとは一緒に漕ぐことにした。

今日のビジターさんたちはとても上手で、海況がよかったのもあるけど、さくさくと進んであっという間に赤羽根海岸まできてしまった。ここでお昼。後輩が練習をするというので、すぐにまた一緒に舟を出して浜の前で水につかる。

僕は馬乗り再乗艇をやってみる。これも「ちゃんとする」の一環。この舟のコックピットは、サイズの小さいオーシャンコックピットと言うやつで、後ろのデッキに座って足から入って最後にお尻を落とす必要がある。お尻がデッキにあると、シートに落ちてるときより格段にふらつく。

沈脱を想定しての馬乗り練習だから、水船になっているし波もある。これだと、木のパドルを横に出してアウトリガーにしてはいるんだけど、ふらついて失敗してしまう。数回やってあきらめて、素直にリエントリーロールした。

リエントリーで上がってからがまた大変。ボリュームが低い舟なので、水を抜いているそばから波でコックピットに水が入り、堂々巡りを繰り返す。しょうがないので、スプレーをはめた隙間にポンプを通す形で大部分蓋をしてポンピングしたらようやく水が抜けた。


正直、昔ながらのグリーンランドカヤックはもう少しボリュームがあったんだろうな。とはいえ、ボリュームがあったらあったで、バルクヘッドのない伝統的な舟でソロ沈脱水船状態とか考えたくもないな。まあ、これは1日岸沿いを遊びまわるファンボートと割り切ろう。もともとツーリングにはそれ用の舟があるしね。

そうして遊んでいたら出発の時間になったので、みんなで連れ立って漕いで諸磯まできたら結構波がたっている。手広くやっている後輩がさっそく突っ込んでいった。それを見ていたビジターの皆さんもちょっとチャレンジしてみたくなったようで、少し待ってはみんなの掛け声に合わせて漕ぎ始め、すーっと波に乗れたり乗れなかったり、大きいのにあたって沈脱したり。みんな満遍なく楽しんで、お腹いっぱいになって戻った。中には、三回沈脱した猛者もいて、今日のツアー組は精鋭が揃っていたなあ。

思ったほど距離はでなかったけど、平日に夏のちょっぴり残ったところを満喫した。次の週末は四連休だ!

2020年9月10日木曜日

20200910 さ・さ・さ・さ、サーフ!

 久しぶりに大先輩の車で波遊びの遠足をする。車もあんまり詰め込まず、余裕を持った人数ででかけた。他にも二人、自前の車で現地集合。

小二時間車を走らせてお目当ての浜につくと、現地集合の二人はもう支度を済ませていてやる気が伺える。サーフ好きの先輩はサーフカヤックも持ってきていたけど、海は穏やかで出番はなさそう。普通のシーカヤックですでに浮かんでいた。

ぼくらも支度を済ませ、舟を並べて集合写真を撮った。さぁ、やりますか。

日差しはまだ強く砂浜は暑いけど、海の上で水につかればちょうどいい。波はそれなりに遅い感じだけど、これから干潮だからとの期待を込めて、移動はせずにこの浜にはりつく。だんだんど遊べる感じになってきて、一人二人の沈もでると歓声があがる。結局昼のサイレンを聞いても浜にあがらず、1時ごろになってバラバラと浜に上がり、てんでの昼ごはんが始まる。練習熱心な後輩が、家で作ったきゅうりの浅漬けを振る舞ってくれた。暑い日差しの中での昼ごはん中にすっと体を冷やしてくれた。ありがとう。


昼ごはんをすぎて波がちょっと良くなってきた。のんびりした感じだけど、しっかりと長く遊べて、サーフ好きの先輩と一緒に何度も砂浜に打ち上がった。その引き波にうまく乗って、取り残されることなく海に戻れると楽しい。

ここ一いい波にはみんな一斉にのる。一度に5人は乗ってた波もあったと思う。マルチ乗り楽しい。遊び好きの先輩は、ちょっと舟の勢いが落ちてくると二、三度グイと漕ぎ、その先で波の勢いが盛り返すところにスピードを合わせて長く乗る。いぶし銀のテクニックだ。

ひっきりなしに遊んでいたら、水平線のもくもく雲の輪郭がぼやけ始め、真上の空も灰色に変わったかと思うと、雨と風がざっと入る。雨粒が叩いた水面の細かい模様もぼやけ、その中で波に乗るとスピード感がます。前漕ぎ道場主の後輩は、このぼやけた中でセルフレスキューを練習し、馬乗りとリエントリーをやっているのが何かの映画みたいだった。

そのうちのその雨もやみ、だいぶ日が落ちたところでおしまいにして、みんなで舟をあげた。朝から1日この浜から動かず、でもあっという間だった。強烈な波ではなかったけど、久しぶりにみんなでサーフできたのが楽しい。帰りには、大先輩の車組で灰干しサバの定食を食べて遠足を満喫して帰った。

ここのところ、毎月波遊びの遠足を入れてくれている。来月も是非参加したい。

2020年9月5日土曜日

20200905 進水式

日が明けて、今日は台風からのうねりがもう少し上がるかな。波で遊びたいし、昨日届いた舟の進水式もあるし、いろいろ忙しい。

クラブについていつものポリ艇を出す。NZ先輩もちょうどやってきて、一緒にポイントまで慌ただしく漕いでいく。網代崎は昨日よりも波がある。ひょっとしたら甲斐性のある知り合いがもうきてるかもしれないと思ったけど、僕ら二人だけだった。

久しぶりの台風うねりで、ちょっとビビりながら少しずつ遊び始めた。そのうちに、ロングのサーファーが一人やってきて、また二人 SUP が南の方からバックを担いでやってきて、波に入ってきた。いつもの近くの駐車場が時世柄やっていないのだろう。駐車場難民になって離れたところから漕いでやってきたのだろうかと思う。いい波が来たので乗ろうとしたんだろう、波に背を向けてダッシュしようとして、担いだバックごと海に落ちてた。

潮時と思ってNZ先輩とクラブに戻り、ポリ艇を洗ってラックに戻すし、皆に付き合ってもらって、二艇目の進水式。わっしょいわっしょいと艇を担ぎながら神社にお参りをし、ビールをかけて舟を出す。

ツアー組と一緒に漕ぎ出す。ボリュームのない舟だから、半分沈んでるとみんなに言われる。なかなかできなかったロールがあっさりできた。まあ、そういう舟だから簡単。逆に、あっさりできる舟で荒れた海は心配しかない。ソロで1日何十キロ漕ぐというなら、ボリュームがあってしっかりと浮いている方がいい。


そうはいってもロマンがあるよねと、機嫌よく漕いで午後の休憩に浜にあがる。ビジターも含めて、水につかる練習が始まる。手広くやっている後輩は、ここのところロールの調子が悪いと首を傾げていて、ロングでもあがらない。やっているのをみると、セットもスイープの動き始めも上出来で、パドルのフェースが水面に沿って綺麗に出ていく。なのに、後半いきなりフェースが被り、水面に垂直に立ってしまう。

フィニッシュの構えもあっているのに、どうしてフェースの角度が回ってしまうのか、よくみたら、フェザーが反対の左利きの角度になってたのに二人で気づく。右利きの角度に直したら、ロングもショートもあっさり上がった。調子が悪かった間、基礎に戻って腰の動きなどを反復していたので、全体で見れば得した感じ。後輩は前漕ぎも手首に違和感があったと行っていたけど、角度が浅いと案外気づかないものだなあ。

それにしても新しい舟、乗り降りに苦労する。コックピットにお尻を入れてから足を入れる、というのが普通だけど、この舟はそれができない。後ろのデッキに座って、足を入れてお尻の順番。お尻がデッキに乗っている一番不安定なところでパドルのアウトリガーがないと絶対沈する。沖で沈脱したら、馬乗りなんてできないんじゃないだろうか。しばらく試してみよう。

2020年9月4日金曜日

20200904 いろいろやってきた

台風のうねりがとうとうやってきた。今シーズン初になる。時間ができて昼からクラブハウスにやってきた。

今年できるようになりたいロールがあって、普段つかっている舟だとできないから、ここのところ色々舟を変えて試している。

今日も違う舟を出して水に浮かぶと、もう日も下がり始めた時分。練習するか波を見に行くか決めかねて網代崎を見ると、久しぶりのうねりで波をかぶっている。まだそんなに大きくない。

金輪継でついだ分割の木のパドルができてから、波遊びできるのを待っていた。これで大きな崩れ波をブレースで耐えられればまあ大丈夫と言っていいだろう。

いつものポイントには僕一人。さっそく乗り始める。ここまでこのパドルを試してきて、継ぎ手に1mmほどの遊びが出始めた。前だけ漕いでいる分には気にならないけど、パドルの両面を切り替えながら使うと、さすがに遊びが動く。動きの中で力のかかる方向や強さが頻繁にかわるような用途では、さすがに木だけでは難しいと思った。

それでも、ブレースで横乗り、波沈でのロール、ひとしきり使ったけど折れずにこなせた。紐を巻くのはひと手間だけど、それでさらに補強してまたしばらく使ってみよう。仕口の刻みが上手になって隙間なく作れるようになったとしても、あっちこちから曲げ荷重がかかって仕口が少しずつ潰れ、同じようになるだろうと思う。こういう用途には細かい面が沢山あるよりも、大きな面を合わせてぎゅっと紐で締め付ける方が向いていそうだ。

もう一つ、今日使った舟は、実はハッチに不安がある。ネオプレーンのインナーハッチがないタイプで、FRPのアウターハッチをはめるだけ。そのアウターが、波に乗ってバウが沈んだときにずれてしまった。完全に外れはしなかったけど、水をかぶればバウ側に水が入る。これは大変と、パドルで押しずらしたら、ポコンとまたはまった。一安心したけど、潮時とやめにする。

堤防の内側に戻ってロールの練習。今日の舟でもやっぱりできなかった。

舟をあげてしばらくしたら、大先輩の車が WFK のカナックを積んでやってきた。舟を降ろして包装をあけると、薄くて細くて長い。シメスタ5分割とはだいぶ違う。コックピットに座ってみたら、そもそも乗り込み方も違う。


しばらくはこれで漕いで、いろいろ慣れてみよう。夕方は涼しくなってこれからがカヤックのベストシーズン。いろいろやってきて楽しみが膨らむぞー。

2020年8月29日土曜日

20200829 夏祭り

今日はクラブの夏祭り。とはいえご時世の許す範囲ということもあり、おとなしめに集まって船を出す。総勢12艇。

さて、どこまででも行ける海況だけど、どうしよう。ひとまず南に進み、諸磯で潮をみるけど気持ち今ひとつ。向かい風の気持ちよさもあって、もう少し先までと、三崎の堤防にとりつく。うねりっ気は少ないけど潮が高く、どうかなぁと思ったら、大先輩が茶目っ気をだしてピューっと堤防をくぐってきた。何度か天井が近くてヒヤヒヤしたそうだ。それにくっついて、もぎっちゃう後輩も一人くぐって楽しそうだった。

海上での会話を楽しみながら赤羽根海岸までやってきた。この辺までが潮時と昼の休憩にみんなで舟をあげる。夏の日差しで焼けた砂があっつい。

物持ちの良い後輩がタープを出してくれ、何人かはその日陰に、残りは城ヶ島の潮につかりながら過ごす。この後輩のカヤック歴は随分長く、クラブにきたのは最近だけど、もう随分とあちこち漕ぎまわってきたらしい。その舟も随分とハクがついている。

帰りは追い風で、少し暑さを感じながらも、気持ちの良い海をスルスルと漕いで、メンバーだけだから対して休憩もせずに入り江まで戻ってきてしまう。

今日は夏祭りだから、入り江でもうひとイベント。今年は一人でもできる運動をテーマに、マスコット先輩の新しいセルフレスキュー。沈脱したらコクピットのすぐ後ろに腹ばいに乗り上がり、そこから寝返りをうってコクピットの中にお尻を落とす。実践的かどうかはべつにして、そういうことを考える先輩の性格がよく出ている。

そしたら、つぎは海外のカヤッカーがやっていた、コックピット後ろのデッキに馬乗りになったら、その場で体をぐるりと一周向きをまわしてもとに戻る。両足が片側に揃うときがバランスを崩しやすい。

あとは、リエントリーロールと、カヤックの立ち漕ぎにチャレンジして終了。今年は風があって、立てても漕げなかった。

遊んでいる間、デッキに寝そべって、両手両足を水につけて空を見上げたら、雲がとても高い。入り江にも小さなタコクラゲがたくさん泳いでいたし、もう秋が来てるんだなあ。

2020年8月25日火曜日

20200825 えび島の潮

早めの仕事終わりにしてまた軽く水につかりにいく。今年のテーマとなっているロールの練習もしたい。

今日はちょっとボリュームを少なめの舟ということで、WFKプリンスを支度して浮かぶ。この前とても潮が澄んでいたので、またどうかと思って諸磯まできた。

見回してみると、潮はそれほどでもない。気持ちを切り替えて周りを見回すと、潮が諸磯を流れ抜けるのが気になった。

ちょろりとネットを検索すると、上げ潮は相模湾を逆時計回りに流れ、下げ潮は逆の時計回りに流れると出ている。それを頭に入れて漕いでたけど、いまいち感覚と合わない。

今日も、上げ潮なので北に流れているはずが、どうも反対に流れてくる。南風なのに、潮はどんどん南に舟を運んでいく。やっぱり、岸の近くではいろいろ変わるんだな。

浅い根の上流側では水盆のようにのっぺりとした水面が、根をぬるりと抜けると落ち込んだ先の波がざわつく。手を止めて、ざわつく水面に揺られるて楽しんだら、ちょっと水につかってから舟を上げた。

2020年8月22日土曜日

20200822 剣崎

 遅い梅雨明けのあとは台風が来ずに、良い天気が続く。筋トレの後輩と連れ立って出かけようと朝から出かける。クラブにつくと、レジェンド先輩がすでに横瀬島往復に出かけたあとだった。後輩は来るのにはまだ時間があるので、一人でまずは佃をチェックしてちょうど良い時間に小網代の入江に戻ってきた。

大先輩もツアー組を迎えにいく準備をしていて、今日は暑いから諸磯周辺を巡るくらいかなと話を聞く。今日は潮がとても澄んでいて、エビ島はとても良さそうですねと大先輩に伝えて、後輩と二人で舟をだした。

波も風もない。とても静か。どこまででも行ける、そんな海。今回は南に行こうと話をして、諸磯、釜根、長津呂崎と漕ぎ進む。後輩は、前回のレスキュー練習会で、本当にひょっこりと左右のショートが上がるようになった。これで夏の盛りでも余裕を持って体を濡らしながら進んで行ける。

横瀬島にも波はなく、剱崎の灯台下の水路で一休み。奥の水溜りの雰囲気がよかったので、ここで水につかりながら昼ごはんを食べることにした。後輩は初めてきたようで、気に入っていた。


雨崎を目標にきたけれど、久里浜も遠くに見えて東京湾に入ったわけだし、ここで引き返して大先輩組に合流し、のんびり過ごそうとまとまる。盗人狩りや宮川はよらず、まっすぐ城ヶ島の灯台を目指して淡々と進み、久しぶりに長津呂崎の岩場の間をすり抜けられた。いつもは釣り人が竿を出していて通れない。

三崎の堤防を回り込んで諸磯の見晴らせるようになる。大先輩組がいないかと目を凝らしながら四角い灯台を目指して進んでいると、そのうちエビ島の上にチラチラ人が動いているのが見えてきた。エビ島は大人気で、僕ら以外にもいくつかのグループが集まっていて、思い思いに海の中を覗いている。僕も舟をちょっとあげて、イソギンチャクの間にいる小さなミツボシクロスズメダイの幼魚を見つけたり、赤ちゃんイカの群れをおっかけたりして楽しんだ。

次は休憩所の俺の浜でもたっぷり水に浸かる。クラブの人たちはそれぞれのレスキュー練習をして、浜の前に浮いているカヤックの半分はひっくり返った状態。こんなにひっくり返ってるカヤックはあまり見ない。ぼくらの練習の成果がだせる波がそのうちくるといいなあ。

日も下がり始めてだいぶ過ごしやすくなる中、浜からでてまったりと入江に戻りみんなで舟をあげた。