最寄りの駅で降りて、半時間ほどの夏の道を歩く。今日は南西の風で、三浦半島の方から風が吹いてくる。涼しい。ここ数年間は毎週のように通った道だ。
工房についたら茶色いカナックが出してあって、それを貸してもらえた。さっそく着替えてカートを転がして近くの浜まででかけたら早速浮く。
なかなかできなかったロールをひとしきりやる。ちゃんと上がれる。舟の何が違うのか、自艇とはどこの違いで動きやすさが変わるのか。ロールするために作った舟ではないけど、できないのは少し申し訳ない。
いろんな動作を何度も繰り返す。明日は三浦で自艇に乗るので、しっかりと体を動かして覚えておこう。鼻の奥を通って頭まで潮水が通った感じになって、練習はおしまい。最後まで残ったもう一人と工房までカートを押して帰った。工房では冷や汁のお昼ゴハンが準備できていてご馳走になる。
帰りの電車まではまだ時間がある。今作業中のカヤックの骨組みを舐めるように見る。綺麗だよなあ。一艇は帆布を張っているところで、幅、深さ、長さがあってボリュームを持たせてある。波があっても力強く漕ぎ進めそうだ。ハルのラインをこれまた舐めるように見る。
そうして時間になったので、工房の大先輩とそのお弟子さんに挨拶をして帰る。帰りの道は夏の入道雲が立ち上がってた。
ここは青空だけど、あの雲の下は大雨だろう。よし、明日は自艇で思いっきり練習だ。
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