小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ, YouTube チャンネル) で毎週末誰かしらと一緒にカヤックを漕いでいます

2023年8月26日土曜日

20230826 土用の集まり

待ちに待ってたクラブのパドルセッションの日。名前はカッコイイけど、中身は食い意地の張ったメンバーが大先輩のランチを目当てにゾロゾロ集まる日。

少し早めに行って先に一人で一回り。入江に戻ると丁度皆も出てきた頃合い。今日は昼過ぎまでざっと一雨有りそうな、ゴロゴロしそうな予報。どこで上がろうか。

両手両足で数えたくらいの舟が漕ぎ出して、南の方に進んでいく。風はないのだけど、雲の色が怪しい。手広くやっている後輩が盛んに雲を気にして声を出す。長津呂崎を回るとそろそろか。途中漁師さんにも声をかけてもらい赤羽根海岸にあがることにした。

大きめのタープをみんなで広げて、流木を立てて高さを出す。隠岐の島前のツアーで雨のキャンプをして、輪になったテントの上にこのタープを張ったのを思い出す。夜通し降る強い雨の下、鍋を囲んでワイワイ騒いだのが楽しかった。


ざっと雨が降り出した中、大先輩がダッチオーブン3つを火にかけて鰻のひつまぶしを作ってくれる。ゴロゴロ音もして、眼の前の海と空を眺めながらお腹と天気が落ち着くのをのんびりと待つ。デザートにはメンバーが差し入れてくれたカルディのマンゴープリンと杏仁豆腐を四角く切り分ける。凍らして持ってきてくれているのが溶け切らず、シャーベットになってすごく美味しい。

手広い後輩はこの後夕方から仕事があるとかで、先に舟を出したらサカサカと右に小さくなった。その後ひとしきりタープの下に体を休めてもまだ日が高い。

空もだいぶ晴れて暑くなってきた。海の上のほうが涼しいので、俺の浜に向けて浮かぶ。皆が揃う間、海慣れした後輩がロールの練習に失敗して沈した。馬の背の上から人が眺めてたろう。

昼前から房総同期が追って舟を出したはず。どこで行き合うかと首を傾げながら長津呂崎を過ぎ、釜根に渡る。南に合流を目指したならさすがにもうすれ違ったはずだし、こちらの大船団を見逃すはずはない。ああ、北に行ったかなと思いながら諸磯の灯台見えてきたら、そこで波遊びしている同期が見えた。ここで引っかかって先に進めなかったようで納得。ご飯には元々間に合わなかったしね。

こうして人が合流したり抜けたりしながら俺の浜に到着。船を上げてスノーケルで浮かんだり、そのまま水に浸かる練習をしたり、オヤツの時間までめいめい過ごす。ロールを失敗した後輩は練習に熱が入る。

そうやって遊んでいたら、大先輩がコーヒー淹れてくれ、更にはスイカが切られておやつが揃う。スイカは三浦で買ったものだそうだ。遊び人の先輩がボリュームのある舟のコクピットに丸のまま入れて漕いできてくれた。他にもダッチオーブン3つ分、22合の米を炊くだけの水やら何やら、それぞれ分担して運んできてくれている。何も載せられない舟でゴメンナサイ。

「コーヒー入ったよ〜」の掛け声で皆が浜に上がる。スイカを手にした何人かはそのまま海に入ってラッコ食べしている。だんだん浮かぶ人が増えて、浜に立っている方が少なくなった。頭だけ出してこちらにじっと顔を向ける集団はアザラシにも見える。つられて僕もコーヒーを手に浮かんだ。

下がってきた日差しの力はだいぶ秋めいた。コーヒー、スイカをたいらげて落ち着いたので、誰と無く船に集まりだし、帰りのひと漕ぎに浮かぶ。頑張り屋の後輩がロールをしまくるので、漕ぎながら沈して上がるのもやってご覧と言ったら、俺の浜から堤防を回ってヨットに近づくまで、しきりに前に漕いでは沈、沈、それにつられて周りの人もコロン、コロン。イルカの群れの息継ぎのように、ツルンとしたハルが右左で顔を出す。カヤックは上下にも行けるのが面白いよ。

そうして入り江に入って順番に上がる。これだけ多いと船を洗う台を待つから、浮いて遊びながら待つ人が結構いる。薄暗くなるまでセッションしまくって船をあげ、クラブハウスで軽く打ち上げて夏のセッションに区切りがついた。

2023年8月19日土曜日

20230819 黒白大小

土曜、少し早上がりの予定で三浦に出かける。この週末は海況良さそうなんだけど、今日は大先輩のツアーがなく、メンバーがバラバラと集まる様子。

今日は舟に狸の足跡はなし。白にピカピカ光ってる。支度をして入江に早めに浮かんで周りを見る。潮は先週に比べると少しトロみが出たようだけど、夏にしてはとても澄んでいる。まるで冬みたいだ。外もそうならエビ島あたりは気持ちよさそうだ。

パドルで進み始めるとすぐに茶色のタコクラゲに行き合う。去年見なかったので久闊を叙すと、すぐにまた次々にやってくる。茶色いのは体の中に藻が共生しているからで、餌がなくとも藻が光合成してくれていればそれで栄養になるのだそうだ。賃貸物件の大家だね。黒々としてでかいやつが悠然と浮いている姿は見事だ。藻が元気になるように、色々苦心しているのだろう。小さいのがピコピコ動いて薄っすらと色づいているやつもいる。これから頑張れよー。小さいなりにもタコクラゲの点々があってとても可愛い。目を凝らして小さいのを探す。時には、下の方に白いやつが静かにしてるのを見る。湯沢のリゾマンかな。また浮かび上がることもあるだろう。

大きいやつ小さいやつ、色も様々なタコクラゲを見ながらヨットの横を抜けてスズメ島までひと往復して入江に戻った。

文化的な後輩が丁度出てきた。いきなり水中メガネをしてロール練習するのでサポートに立つ。熱心に繰り返して、だいぶ軽く上がるようになった。

雰囲気イケメン後輩が出てきたので、二人で外に漕ぎ出すことにする。暑いけど、濡れながら行けば平気でしょ。潮が流れている諸磯をヌルんと越え、うねりっけを感じながら城ヶ島の南を漕いで安房崎で折り返す。

安房崎では後輩がだいぶ暑かったと見えて、船を降りてプカプカ浮いてクールダウンする。潮が澄んで気持ちいい。馬乗りで戻ったのを見て、僕も馬乗りの練習をした。戻ったのはいいけどコクピットに水が満タンに入る。波のある中、スプレーを被せてポンプで水を抜くのは大変だ。ポンプを通す穴がついてるスカートに変えようかと頭をよぎる。


帰り道はみんなを探しながらのんびり漕ぐ。でも全然見つからない。堤防を越え、諸磯の灯台まで来てたころにエビ島を見たら人がチラチラ見える。寄っていったらやっぱりメンバーのみんなだった。

エビ島で泳いだり、昼を食べたりしてまた水の上。ここでは夫婦で最近メンバーになった人がロールの練習。水が綺麗だし、何をやるのにも楽しい。まだ力技だけど、練習でやる分には失敗しなくなった。それで油断してローブレースの練習をしているところでマジ沈する。さあどうなるかと皆で見守る。案の定失敗するのだけど、脱るまで三回リトライした。素晴らしい。

奥さん後輩に声をかけてグループレスキューでだんな後輩を助けてもらう。どちらもできるようにならないと。水の入った重い船を上手に水を抜いて助けてくれた。お見事。

僕は早上がりなので網代崎を回って入江に戻る。みんなは俺の浜まで漕いでまだまだ綺麗な海を楽しむようだ。

入江に戻ったら、緑の舟が浮いて、後ろに寝そべって瞑想している後輩がいた。静かに舟を寄せて、起きるまでじっと息を潜める。これやられると、気づいたときホントにビックリするんだよね。

後輩もロールの練習を入江でやっていたそうだ。まだみんな、俺の浜にいるよと伝えてから先に上がった。

今年にメンバーになった人はもうみんなロールができるようになってる。まだまだ暑いから、しっかり身につくまで、たっぷり練習できるだろう。自転車や逆上がりとおんなじで、一回身につければなんのことはない。やれば体もほぐれるし、クラゲと一緒に波間に浮かぶのも気持ちがいい。カヤックの楽しみの一つだ。






2023年8月6日日曜日

20230806 パドリングタヌキ

だいぶ間が開いてしまった。そういう時あるよね。午後に風が上がる予報で遠出はできない。その分、水につかって今の季節にできる準備をやっておこう。

クラブハウスには先輩が一人来ていて、釣りのしたくをして先に出ていった。見送って自分の薄い舟を一番下のラックから引き出すと、少し汚れが目立つ。

強い雨も降ったし、漕いでなかったから仕方ないなと思ってよく見たら狸の足跡だった。奥のバウから上がり、デッキの上をとんとんと手前のスターンまで来て広場に出たようだ。

隣の舟に比べて薄いしデッキも平らだから歩きやすいのだろうか。コクピットの中で雨宿りがてら粗相でもしたかと覗いたけど、綺麗に使ってくれたみたいだ。

けもの道になった舟は海で洗うとして、支度を終えて入り江に浮かぶ。小網代の森といえばミサゴとカニだ。そういう漫画がある。その漫画が大好きだった知り合いを思い出しながら水をかく。漕いだらこんなところだと知っていただろうか。小網代の森から歩いてきた狸が見た景色が思い出される。


ヨットを抜けて少ししたら、湾内なのに先輩が舟を止めて手を動かしている。寄っていくと、カンパチの小さいのが釣れたそうだ。群れを追って湾内をグルグル回るというので、分かれて堤防を回る。

台風のうねりがはっきりとあって、近場に期待せずに漕いでいく。SUPが一人見えて、やっぱりなと気を落としたところに、こちらに手を振ってくれた。波大好きの甲斐性大有りの先輩だった。

しばらくぶりで、波に揺られながら世間話をしばしする。そのうちに崩れ波を横にくらって、ブレースで持ってかれながら沈。それを合図に二人で波に遊びはじめる。そのうちに釣りに飽きたか湾内の先輩も出てきて波に合流した。


しばらく遊んで定刻組の時間になったので、挨拶して一人入江に戻る。丁度の時間でまた皆で漕ぎ出した。そんなに遠くまでは行けないだろう。淡々としたペースで漕いで、佃まで往復。風の上がりを気にしてそのまま折り返し、俺の浜で昼休憩に上がった。夏の日、のんびりと水に浸かりながら時間を過ごし、コーヒーまでご馳走になって入江に戻った。






2023年6月17日土曜日

20230617 シン昼寝

 午後からの風のあがりがちょっと心配だけど、ようやく漕ぎ日和になった土曜日、朝から漕ごうということでクラブハウスにやってきた。  

後輩も早くから来ていて、朝ごはんを食べながら支度をしている。短パンを忘れてきたので、上下ともドライを着ている。どうかなー、暑いかなー。

支度の時、トーイングロープの袋が破けてきたのに気がついた。ぼろんとロープが出てきちゃうと困ったことになるけど、あと一回くらいは持つだろうときめつけていつもどおり PFD につけて舟をだす。

ヨットを抜けて遠くに網代崎を見ると潮が低いところにうねりが入って波が盛大に崩れている。隠れ根は気をつけないといけないな、長津呂崎から安房崎までは気を引き締めようと今日のポイントを思い巡らせながら網代崎まできたら、北からオルカヤックがソロで漕いできた。僕も最初買ったけど、これで海に出るのは諦めた。よくソロで出るなあとつい後輩に漏らした。

網代崎を回って諸磯を睨みながら漕ぎすすむ。荒井浜沖の岩場は隠れ根があらかた顔を出して広範囲に崩れている。途中ちょっと気になって後ろを振り返ったら、オルカヤックのハルが見えた。

「沈しとるやないかーい」と後輩に声をかけて手伝いに舟を向ける。近づきながら見ていると、手慣れた感じで馬乗りに成功してコックピットにお尻をいれた。デッキも落ち込まなかったようで上手に馬乗りするなぁと思いながら、それなら先に進もうと舳先を諸磯に戻したら、足を入れるところでまた沈した。それでまた舳先を回し近づいた。

「手伝いましょうかー」と声をかけながら舟を掴むと、「大丈夫でーす」と応じるけど無視する。うねりでときおり大きく舟が上下するけど、崩れてくるような場所ではないのでそこは安心。

どのくらい水が入っているかコックピットを覗いてみる。浮力体は前後に入れてるようだけど、バルクヘッドがないのでコックピット内の水位が低くても、FRP 艇よりバランスを崩しやすい気がする。これはファルトも一緒だろう。自分も練習しておこう。

無事に再乗艇できて、ポンプで水を抜き始めた。その間も僕は舟を抑えている。「もう大丈夫です」と言われるけどやんわりと無視する。船が岸に寄せられてくるので、近づいてきた後輩に牽いて沖に出てもらおうとロープを出そうとした。ロープを入れているバッグは口を紐で引いて縛ってあるのだけど、それが濡れてなかなか解けない。面倒くさくなって、自分の PFD のカウテールを直接後輩にかけて牽いてもらった。ロープ全体の扱いを考え直そうと改めて思った。

うねりが立つ場所からは沖に離れて落ち着いた頃には水もだいぶ抜けている。これで大丈夫だろうと舟を離して僕らは先に進むことにした。オルカヤックは荒井浜に上がるのだろう、隠れ根の間を抜けてそちらに漕いで行った。


ここから先は落ち着いた海況のをひたすら漕いで、長津呂崎、安房崎、横瀬島までやってきた。安房崎を過ぎたすぐのところで潮目があって、こちら側の青い海面と、向こう側の茶色い海面がくっきりと分かれてザワザワしていた。大潮の引き潮の一番早い時間だったので、盛大に東京湾からの水が安房崎まで届いてきたのかな。

後輩は横瀬島までぐいぐい漕いできたけど、無風で上下ドライだったのか、ここでオーバーヒート気味になった。ちょっと休んでいきましょうというので、毘沙門の浜にあがってクールダウン。浅い磯に体を浮かべてすこし昼寝する。

二、三十分横になっていたら気分が上がってきたようだ。少し向かい風も感じる中、安房崎まであっという間に着いた。風を感じる時、筋トレ後輩は一番元気だ。ここで向いからイケメン後輩が来るのが見えた。そのさらに先は大先輩のツアー組が見える。ペースを落として漕ぎながら皆に合流した。まだ午前中だけど、午後の風の上がりがやはり心配だ。お昼は近場まで戻ってからということで、諸磯マリーナ手前の浜まで一気に漕ぎ戻り、そこでお昼に舟をあげた。浜の色も白くて明るい太陽の下で気分がいい。お昼を済ませたら浜の前で水にたくさん浸かる。

だいぶ風が上がってきた。もう一漕ぎということで、油壺にちょっと寄ってから俺の浜まで追い風で下り、また水につかったりコーヒーを飲んだりしてゆっくりした。明るい中漕いで入江に戻ってきたけど、気づいたらもう5時になっていた。夏の日差しほどはキツくなく、風が吹けばさらりと涼しい梅雨の晴れ間。ひさしぶりに潮を全身で浴びて楽しかった。













2023年6月4日日曜日

20230604 メロンソーダ

 台風がどうなるか気を揉んだけど、土曜に抜けたあとに風が落ちて、近場で遊べそうなところを回れそうな予報なので漕ぎにきた。

考えることは皆おんなじだろうと、舟をだすのにも気がせく。そういう時はあぶないので、いつもよりも念入りに持ち物のチェック。ボート釣りの人はもう船がなかった。

一人で入江に浮かび、皆で遊ぶときよりも安全マージンを増やすぞと気を引き締めて漕ぎ出す。舟を出すスロープあたりはゆっくりした動きで、水が横に寄せて引いている。うねりを感じる。

ヨットを脇を抜けて網代崎が見えるといい感じに崩れている。パドルに力が入り、ほいほいと堤防を回る。堤防のすぐ外には釣りSUPが浮いていて、ゆったりとして上下のなか釣り糸を垂らしている。空は晴れて気持ちがいい。

近場のポイントにはやはりサーファーが一人いた。おたがい、まだ八時前というのに好きですな。今日は大潮でこれからどんどん下がっていく。SUPも出てくるかなぁ。また昼頃見てみよう。

次は岩場のポイント。波が崩れているのが遠くからでもよく見える。無風のもったりとしたうねりの中、それを目指して漕いでいく。ここにもサーファーが三人ほど入っていた。いなくても台風うねりの中ここでは遊べない。眺めるだけにして次のポイントを目指す。

ここは富士山と岸辺の松を背景に波乗りできるおめでたいポイント。普段は波がないけど、大きいうねりで潮が低いときだけ遊べる。波の立ち方がカヤック向けなので、基本サーファーもSUPもこない。

しばらく浮いて様子を見て、小さいのから乗り始める。そのうち欲が出てくるとバウが沈み始める。そうしたら舟が横を向いて波に転がされる。楽しい。起き上がると泡立って明るい緑色の水面からシュワーっと抜ける音がする。

なんどか転がされて、クリップ式のサングラスを飛ばされた。やってしまった。ちょっと岸に上がって一息。そろそろ干潮一杯で、沈めたバウが底をつきそうだ。なんとなく南風が上がってきたので、無理をせずに一旦近場に移動しよう。

岩場のポイントを通りがけに見てみると、サーファーももう上がっている。相当浅くなってるから、ここで岩場の上を波で転がされたら生身はしんどいだろう。やめたが吉。

結構吹かれた中を俺の浜まで戻り昼ごはんにする。潮が低くて浜が長い。アカモクだかの海藻がわさわさしている上を滑って浜に上げ、のんびりしながら体を温めた。

その間にも潮がぐんぐん上がる。二時くらいになったらカヤック向きの波が近場のポイントに入るようになったので、最後にひとしきり遊ばせてもらっておしまいにした。


入江で舟を上げたらボート釣りのお兄さんも帰ってきていて仕舞い支度をしている。今日はなかなか渋くて朝から全然だったけど、帰り際にやっと一匹、と言って、80cm くらいの黒鯛を見せてくれた。真鯛が釣れなくて悔しいという中にも、どこかホッとした声音が滲む。お疲れ様でしたー。

来週はクラブの江ノ島往復イベントがある。海況が厳しそうな予報だけど、なんとか開催の運びとなって欲しいなあ。漕ぐぞー。

2023年5月28日日曜日

20230528 おおつかね

 五島で白い砂浜をみたので、負けん気を起こして三浦の浜を回ることにする。それに、大塚寧々似と言われたこともある知り合いが今日は三浦の道草マラソンに参加しているので、それを海から応援できるかとも思う。

舟をコロコロと引いて浜から舟を出す。スタート地点の三浦海岸に向かってちょっと漕いでみたけれど、さすがに走ってる群れから当人を見つけるのは無理だった。諦めてバウを返し、久里浜の堤防を回り込む。今日は小潮の下潮の中を漕ぐことになる。

岸べたを楽しむのは帰りにとっておいて、まずは観音崎をまっすぐに狙って漕いでいく。なんだか船が重い気がする。先週はポンポンと漕げてたきがするんだけど。観音崎にとりついてその先、旗山崎まで漕いで見たらだいぶ疲れたのでここで引き返す。次は猿島まで行ってやろう。

距離はさておき、東京湾で楽しいのはこのあたりまで。馬堀海岸までいくと岸壁になっちゃってあがるところもないしね。旗山崎の浜でまずは目を楽しませて岸沿いに引き返す。

次は観音崎の浜で上がってトイレを借りる。ロータリーの食堂をみたら、地魚の刺身定食がおいしそう。マゴチやらなんやら、六つくらいお魚がはいってる。飛魚がないのが残念だ。ここまで漕いでる間に何回か見た。

観音崎を出たら次はタタラ浜に回り込んで、浜の賑やかな華を楽しみながら橋の下までくぐって漕ぎすぎる。お昼は鴨居のひっそりとした浜にあがってのんびりとする。

鴨居の先はかもめ団地から浦賀を湾まで全部岸壁だけど、静かは静か。浦賀の渡し船の愛宕丸が行ったり来たりしているのを見ながら浦賀の奥までいって引き返して燈明崎にあがる。ここの浜も綺麗で気持ちがいい。旗山崎、タタラ浜、燈明崎、このあたりのキラキラ感が大好きだ。


燈明崎を過ぎたら久里浜だ。金谷からのフェリーが来たので、赤い灯標にひっついて待ってるかと漕いできたら、「おおつかね」と書いてあった。おおつかね、ねー。かわいい名前だねー、なんて思いながら、だいぶ上がってきた南風をブイの陰で避けて時間をすごす。フェリーはこの赤い灯標と黒白のアシカ島灯台との間を抜けて入っていった。

さて、どうしようか。まっすぐ久里浜の突堤を目指すつもりだったけど、時間はまだある。アシカ島の灯台はなんとなく雰囲気があって好きだ。それではと漕ぎ出したら、向かい風と追い潮が喧嘩しあってるみたいで、結構ドンブラとしてきた。これを漕ぐのは大変ですなあ。アシカ島には釣り人が何人かいた。この波の中、船の舳先に飛び乗るのは大変そうだ。

気が済んだので、突堤を目指す。左から結構風に吹かれてるはずなのだけど、あまり流されない。それだけ右からの潮の流れがあるんだろう。小潮の下潮いっぱいの時間帯のはずだ。なるほど。

突堤にとりついてからは、なかなか船足が伸びない。突堤沿いに流れができてるんだろうか。このあたりも漕ぎ慣れてみないとわからないな。テトラの列に辿り着く前に、南からのうねりで波遊びできる場所を見つけた。急に掘れてバウを刺しそうだけど、ヘルメットを持ってきたらだいぶ遊べそうだ。

だらだらとはいえ、日がな漕いだのでもうそろそろいいでしょう。テトラの内側を滑り抜けて舟を上げた。



2023年5月21日日曜日

20230521 あついかさむいか

GWが明けても天気のサイクルは同じで、ようやく漕げそうな日曜を待って三浦に。

キャンプツアーの余韻で、分割艇を漕ぎたいような気もしていて、どっちで漕ごうかぼんやりと考えながら電車に乗っていたら、筋トレ後輩から連絡が来て、それならとクラブに行って薄い舟を支度する。

支度をしていると陸ではもう暑い。服装を悩むけど、初心に帰ってドライトップと薄手のウェットを着込む。気温じゃなくて、水温に合わせた服装を。暑かったら水に浸かればいいんだよ。水に一番近いのカヤックの真骨頂。それを堪能しよう。

後輩と二人で漕ぎ出す。後輩も五島のツアーに申し込んでいたのだけど、どうしても変えられない予定が入ってしまい、泣く泣くキャンセルした。去年は一緒に周防灘を漕いで楽しかった。また次のツアーでリベンジしよう。

午前中は風がないけど、正午あたりから南が上げてくる予報。ササッと剣崎まで漕いで戻って大先輩と合流する心づもりでサクサクと漕いで行く。空荷の軽い舟、気にせず気ままに漕げる海況、舟が弾む。三浦もいい海だ。

三崎の堤防に向かって漕いでいると、二人組のカヤックとすれ違う。いい海況ですねと挨拶したら、でもこの先は少し吹き始めてますよと教えてくれた。それもまた楽しかろう。

風というより、うねりっ気がある海で長津呂崎はザブザブしてる。潮も引いてきている。城ヶ島の隠れ根も少し沖に逃げたほうがいい。そうして安房崎を越えて横瀬島までやってきた。ここまで追い風で暑い。水につかってシャッキリとした。

後輩は追い風の暑さに弱いので、剣崎まで行く気がなくなって、横瀬島で折り返すことにする。濡れた服にこの時期の向かい風は丁度ヒンヤリとする。体を動かしましょう!

安房崎まで戻ってきたら、イケメン後輩がゴリラで漕いできた。3人になって一緒に折り返す。三崎の堤防を回ったら黒鯛込に人影が見えたので寄っていったら、はたして大先輩のツアー組だった。

僕らも舟を上げて昼ごはんに合流する。遠くからの夫婦のゲストさんが居て、何十年のキャリアで漕いでいるらしい。そちらの地元は漕ぐ人もまばらで、こうやってバラバラと海から人が集まってきて増えていくのが面白かったそうだ。旦那さんは日焼けの仕方もいかつくて、さすがの貫禄。パドルのさばき方も勉強になる。全国でここは漕いだほうがいい場所を一つ上げるとしたらどこを選びますか?と聞いたら対馬と教えてくれた。覚えた。

ゲストのもう一グループはヒーロー後輩の知り合いで、少し離れたところでミニBBQ台を使って駅の売店で買ったサザエを焼いて楽しんでいる。皆初めての様子で、三浦の休日を余すところなく楽んでもらおうとするホスト精神はさすがです。

そうしてのんびりと昼を過ごしたら、ご夫婦は帰りの飛行機があるとのことで油壺の小休止をはさんでの直行小網代。入江に日の高いうちに滑り込んで舟を上げた。

今日は海で他のカヤックグループも一杯見た。気温も水温もこれからズンズン上がってきて、海が賑やかになる。また夏がくるなあ。