小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ, YouTube チャンネル) で毎週末誰かしらと一緒にカヤックを漕いでいます

2019年12月29日日曜日

20191228 漕ぎ納め禊

今日はみんなでちょっと遠出で漕ぎ収めに行く。年の終わりに潮を浴びて、来年への抱負をあらたにする。

場所に決まりはないけれど、まずは波が立つところ。普段はサーファーがいるところも、寒い北風の吹くこの時期は割と空いている。

そうして車ででかけて外房にやってきた。日差しは割とあるけど風が寒い。素早く支度をして総勢7人が浮かぶ。シーカヤックの中にいればこの風でも暖かい。

浜から出て隣の湾に漕いで行くと、手頃な大きさの浜に緩やかに波が入っている。浜には釣り人が一人居るだけで、海の上は僕らだけ。

それではと体をほぐしに遊びだす。まずは一人、波打ち際で脱ってうちあがる。水がコクピットに入ったカヤックは軽く100キロ程になる。波に寄せられて飛んでくるカヤックが体に当たれば、手足なんか平気で折れる。だから、カヤックの真ん中近くに立たないように、先っちょあたりでカヤックを扱い、寄せては引く波とカヤックの動きに合わせて上手く水を抜いて軽くする。

そうしてまた戻ってきたらまた浮かぶ。波に合わせてダッシュしていれば暖かい。


ひとまず落ち着い来たので浜に上がり、昼ごはん。潮が下がってきて波がどんどん良くなる。すぐに海に戻ってまた乗り出す。
沈もすれば脱もある。熱心な後輩は、普段の練習ロールは完璧なんだけど、いざ波沈すると上手く行かない。できると思わず、寒くても毎回練習しなきゃなと言っていた。でもこの後輩はブレースが上手くなって、大きな崩れ波を横で受け、そのままローブレースで浜まで横に乗り付けた。お見事。

他にも、90度まで倒れた舟をハイブレースで反射的に立て直した房総同期。本人覚えてないので、体に染み付いた動きになってきてるんだろう。色々のファインプレーに声を上げつつ、失敗して泳いだり、みんなたっぷり潮を浴びて禊は完了。

日もだいぶ低くなって来たので、さて帰るかと、カヤックの群れが沖に向かって漕ぎ出す。そりゃ最後は浜に上げるのだけど、浜に背を向けて進みだすと、その一瞬は海に棲む感覚を強く意識する。

またちょろっと漕いでもとの浜に舟を上げ、道中温泉と食事をして帰った。車の中では今日の出来事で盛り上がる。横乗りを途中で降りるためにはどうするか、大先輩が運転席から話してくれたけど、肝心の横乗り後輩は疲れて寝て聞いていない。それがまた笑いに変わって賑やかに漕ぎ納めを終えて帰った。

来年もまた、みんなで元気で無事にこげますように。

2019年12月21日土曜日

20191221 年を忘れる

今日は年を忘れる日。午前中は少し北風があるけど、昼からは日差しも見える予報。これなら漕いでいれば暖かだし、昼ごはん頃には浜でポカポカできるかな。長潮

去年の忘年会は寒かった。荒崎の東屋で雨と風をしのぎながら、海の上のほうが暖かくて、すぐに舟に戻ったのを思い出す。今年は薄い雲もまばらな下を、みんなで舟を支度してでかけていく。総勢 13艇。

網代崎を南に回り込んで諸磯が見えると、追いの風と波。ちょっと押してくれる感じに合わせてダッシュしたり、それぞれのペースでバラバラに、それでもなんとなくまとまってもいて、みんなで航路を通るヨットを待ったりしながら赤羽根海岸にやってくる。

この頃には太陽がはっきり見えて、低い角度から照らされた岩肌が明るい。空、草、土の三色が三浦のトリコロールカラーだと思う。小さい浜にみんなで上がり昼ごはん。後ろの崖は北風を遮り、南からは日差しが体を温める。水もまだ暖かい。三浦のカヤックは今がベストシーズン。潮も澄んできれいだ。

のんびりと昼ごはんを食べたら、頭はクラブハウスでの飲み会にシフト。また洋々と漕いで帰っていく。クラブのペースだからスイスイ。長津呂崎を回ったあたりからはちょっと向かい風がしっかりとしてきたけど、全然問題なし。ちょっと早いくらいに小網代の湾に戻って舟をあげた。前漕ぎの後輩は来てなかったけど、その門下生の房総同期が「プラス50分」は漕ぎたいと言って、最後まで水の上だった。


みんなが仕舞支度を終えてクラブハウスに集まって、明るいうちから飲んで食べた。いろんな話があったけど、年を忘れ、また新しい年がやってくるのが楽しみだ。それでも忘れちゃ行けないこともある。アラン島の漁師の言葉をまた借りよう。
海が怖くないやつはすぐに死んじまう。出ちゃいけない日に出るもんだから。おれたちは海が怖いから、死ぬのもほんの時々だけ。 
-- アラン島 ジョン・ミリントン・シング

海を知っていて、やれることは全部やって、それでも容赦ない時もある。諦観と達観を持って海を受け入れる漁師の言葉は機知にあふれ、海の魅力と怖さが余すところなく伝わってくる。これからもずっと、僕の慢心を戒めてくれると思う。

来週は裏の忘年会で波に揉まれにいく。今年の漕ぎ納め。やれることは全部やって今年も最後までクラブのみんなと楽しく漕ごうと思う。

2019年12月15日日曜日

20191215 道場主

先週は土日が漕げず、体がシャッキリとしない。土日どちらかは漕ぎたいよねと、風のいくらかましな日曜を選ぶ。北風で気温はあがらなそうだけど、日差しはたっぷり。中潮

遠出はできないしと、タカをくくってのんびり出かける。クラブにつくと前漕ぎの後輩がすでに舟を出していた。北風のきつい中、長者で折り返し、剣崎くらいまでは漕ぐかもしれないという。道中会えるかな。

支度をしているうちに大先輩も出てきて一緒に舟を出す。青空は明るいけど、北風で皺をつくった水面は暗い色をしている。冬の海を少ししんみりと大先輩と北に漕いで行く。

堤防を周り北に舳先を向ける。風が抜けるのはすずめ島、三戸浜、和田長浜。佃嵐崎でちょっと休憩の間、パドルを変えてしっくりと来ていないロールを何度か回る。最後で上がりきれずにまた水中に戻る。あれれ。

遅ればせながらマスコット先輩が舟を出すというので、お迎えがてら南に戻る。追い風でピューンと堤防手前まで戻ったら合流できた。ちょうど昼だったので、手近の浜に上がってご飯にした。

今日は日差しがたっぷり。のんびりする前にいっちょ回り倒しておこうと、浜の前でしっかり練習する。一度パドルを古いのに変えたら感覚が戻って、新しいパドルでもしゃっきりと上がるようになった。舟を早く回そうと思って、パドルが水を掴むタイミングが早くなってた。頭の上までパドルが来るのを待ってから腰を返そう。満足してお昼にあがる。

昼がすむと、大先輩、先輩、僕の三人で浜辺に寝そべってのんべんだらりとする。北風はまだそれなりに吹いて、沖にはうさぎがまだ飛んでいる。風裏の浜には燦々と日があたりとても良い陽気。体を乾かしていたらヘソ天で寝ていた大先輩から軽く鼾が聞こえてきた。マスコット先輩がいつものダミ声で「あー、寝てるー」と言ってもそのまま寝続ける。お疲れなんでしょう。

先輩は、漕いでいて津波が来たらどうしようと普段から考えていたらしく、カヤックの中にすっぽりと入り込んで蓋をしてなんとかならないかと話し出す。自分のスプレースカートを蓋にするつもりのようだ。中に入っちゃうから自分のスカートは使えないと指摘すると「あれ、ほんとだ。無理かなー」。マスコット先輩と話していると、ロール練習の後のように頭がクラりとするときがあるのも愛嬌の一つ。

そのうち大先輩が起きたので、もう一度北に向かって三人で漕ぎ出す。荒崎を回り込んで小田和湾を見晴らしても、朝から出てる前漕ぎの後輩は姿は見えない。沖をピューっと南に戻ってしまったかな。こちらも北風に押されてピューっと帰って、もう日がだいぶ低くなったので湾に入って舟を上げた。


もう後輩はすでに後始末を終えて帰った後だったけど、クラブの連絡網で後輩が今日、今年通算1000海里 (1852km) を漕いだと知る。すげー。去年は1000キロ来いだけど、今年は海里かー。まだ12月も日があるし、海況によっては2000キロまであと 150なんてすぐにも思える。もう、前漕ぎ道場の道場主としての貫禄がばっちりだ。

来週はクラブの忘年会。昼前後でのんびり漕いで舟をあげ、明るいうちから今年の出来事を思い起こしてお酒を飲む。千海里の道場主は自分のスタイルをしっかり持っている。他のメンバーのスタイルも色々で、みんなの話を聞きながらワイワイ飲むのが楽しみ。

2019年12月5日木曜日

20191205 平日同好会

こんどの週末は天気や都合があいまって漕げなさそう。平日の様子を見ていたら、すっぽり木曜がはまり、お休みをいただいて三浦にでかける。風は大したことなく、晴れ間もたっぷりの予報。小潮

家のことをすっかり終わらせてから出かけてクラブハウスについた頃には、前漕ぎの後輩がすでに舟を出したあと。みると、荒崎と安房崎の間を漕ぐようだ。着々と距離を出していますな。

自分も舟を出して網代崎をまわり、南に舟を向ける。なんとなく安房崎から先まで行ってみたくて、でも動き出したのが遅いからと思って、盗人刈りを目指すことにする。週末だと釣り人が多くて入りづらいけど、平日なら良さそうだ。

北からの風浪だけではなくて、南からのうねりも入ってきてる。諸磯につくと、岩場は崩れ波が右から左からジッパーラインを作っている。おお、結構いかついねと思ったら、南から後輩が漕いできた。安房崎で折り返してもうここまで戻ってきた。波に揺られながらちょっと話をしていたら、流れでレスキュー練習になる。


後輩は何回かロールして水を浴びたあと、脱りますといってひっくり返った。波に揺られながらリエントリーロールで戻る。やるなあ。リエントリーは水がたくさん入ってほねなので、舟をつけて二人でビルジポンプで排水する。僕も負けじと何回か一緒に水を浴びたあと、後輩は別れて北に進んでいった。

僕は引き続き南に。三崎への堤防を回り込むとうねりが大きくはっきりとする。長津呂崎もいい感じ。しっかりと隠れ根を避けながら安房崎まで楽しい。横瀬島まで行ってみたくなるけど、南風の余裕を見て、いつでも帰れる距離にしておこう。ソロのときは10倍慎重に。素直に盗人刈りを目指して安房崎を離れる。

盗人刈りが近づいてくると、右から左にシーカヤックのグループが抜けていった。おお、やっぱり海況がいいと我慢できなくなるよね。いいよね。ちょっと舟を揺すられながらも盗人刈りの橋までつくと静かになる。明るい岩肌から青い空に抜けていくのがいい。

盗人刈りからは宮川のヨットあたりでのんびりして戻ろう。お昼はどこで食べようかと思ったけど、まだお腹も空かないので、青空を楽しみながら長津呂崎を回るところまできてしまった。まだ距離のある釜根を見てプカプカ浮きながら昼飯を食べる。

もう後輩は帰っただろうな。諸磯をまた抜けて佃嵐崎まで漕ぎ、そこで引き返して帰って舟を上げた。夕日が見えるかと、途中すずめ島で時間を潰したけど、今日は雲が多くてきれいな夕焼けにはならなかった。それでも風の落ちた滑らかに暗い水面を滑る感触はこの時間ならでは。秋の風情で一日を締めくくる。

今日は平日でもそれなりにカヤックをみた。海が良ければいつでも誰かしらが漕いでいる。次の週末は漕げないけど、その次はもう少し距離を出したいな。

2019年11月30日土曜日

20191130 八景島界隈

今日はクラブで東京湾を漕ぐ予定で朝から出かける。八景島から出発し、一日かけて三浦海岸まで漕ぐ。だいたい 30キロくらいか。一日晴れるけど、午前中は北風がちょっと強いかなー、という予報だった。小潮

大先輩が舟をつんで海の公園までくるので、それに合わせて動く。八景島で始発のシーサイドラインに乗ろうとすると、シーパラのジェットコースターが運休してると貼り紙があった。へー、そうなんだ。

海の公園で大先輩と合流し、車から舟を下ろしたら、大先輩は車を三浦海岸に回送しに行った。その間、僕は海の公園でそのまま舟の荷物番。日が上って温まる中を、のんびり支度したりひなたぼっこをして過す。そのうちに参加メンバーがあつまり出したので、舟を砂浜に移して本格的にパッキングをする。今回は出発地点に車がないから、一切合切、靴もバッグも全部の荷物をカヤックのハッチにつめて漕いでいく。

そういう意気込みで支度を終えて、全部で六人が浜に揃う。大先輩も電車で戻って来た。一緒にシーパラのジェットコースターと、門型クレーンの沖を見ると、沖から入ってくる風浪がばしゃばしゃしてる様子が見て取れる。あれあれ。大先輩の海図にみんなで頭を寄せて考える。

門型クレーンを回り込んで堤防の中に入れれば、そこからは波が落ち着いて猿島までいけると思うし、その先の観音埼を周れば、これはもう風裏になってあとは余裕。午後は風もおちるというし。なので、問題はまだ北風、風浪の強い中、門型クレーンをまわれるかどうかの最初の 3キロが勝負。そういう大先輩の見立て。正直浜から見た様子だと厳しめだけど、まずは見て回ろうと、マージンを取ってジェットコースター近くから対岸の門型クレーン先を観察しにみんなで舟を出した。


クレーンの岸壁は、東京湾の奥からの風浪がもろにあたり、しかも水深が浅いのでいかつい三角波がたちやすい。ジェットコースターに近付く前にもうふよんふよんした波が舟をゆすり始めた。尖った波頭も風に吹かれてあちこち崩れている。八景島に近寄ると、ボート釣りの人たちも波を避けて島べったりに浮いている。それをすり抜けながら島のさきっちょに集まって先を見る。はい終了。これは百が一、十が一の感じなので絶対にやめましょう。まあ、大先輩がここまで連れてきてくれたのも、みるのも勉強という意味合いなので、元々行ける気はなかったですけれども。

沖はここまでで、あとは野島周辺を午前中ブラブラし、午後の様子は風を見て考えるということにして、引き返す。引き返すとは言っても、野島の南側の水路を狙ってかすめるので、三角波がいかついところをまだまだ横切る必要がある。ウヒョーウヒョー言いながら野島にとりついたらほっと一安心。追い風にパドルを上に掲げ、押してもらう。ネイチャーな後輩は、最初ぼくらがパドルを持ち上げてるのでアホになったかと思ったけど、実際にやったらほんとに風に押されたのでびっくりして喜んでた。何事も初めては楽しい。

野島をぐるりと回って、八景の駅までのんびり漕いでいく。とはいっても、小さな川を遡ってみたり、のんびりと静かな水面を楽しみながら。川は、タイか香港の街中を漕いでいるようにも思えて、アジアンな味わいの舟屋を楽しめた。


川から出てシーサイドラインをくぐってヨットの脇を過ぎ、琵琶島が見えてくると、その横にシーカヤックの集団が溜まっていた。挨拶をすると、ここを地元にしているカヌークラブの人達で、今日は練習会の日なんだそうだ。うちの1人が、ここは360度周りを陸に囲まれて安心して漕げるいい場所だという。漕いでいて思ったけど、とても大きな油壺湾のようで、ほんとにカヤックに恵まれた場所だと思う。岸壁前の厳しい三角波とギャップがすごい。こちらは小網代からきたと伝えてわかれた。帰って調べたら、横浜金沢カヌークラブだと思う。


地元の人に習って琵琶島の小さな橋をみんなでくぐり、水面からお社に詣てて引き返す。ちょうどいいお昼の時間。野島の小さな浜に上がる。昼御飯のコンビニ袋を自分の場所にポンと置いて、公園のトイレに歩き出した。トイレ、結構歩いたなあと思いながら用を足してふとトイレから出たら、みんながトイレに来てた。あらら。みんなが終るのを待って一緒に歩きだしたら、ご飯場所が無人なのに思い付く。コンビニ袋が剥き出しだとまずい。ご飯場所に近づいてあっと思ったら、地面をからすが歩いていて、走っていってみたけど、もう僕のお昼ご飯が全滅してた。すぐ横にはラップに包まれたお握りがあったのに、それには触らずに僕のコンビニ袋だけ集中してやられた。みんなのお昼から少しずつ分けてもらい、もともとのお昼より増えたくらいだけど、自分の不注意がうらめしい。

お昼を終わってみんなで午後の相談。風は強いままだし、三浦海岸に車を取りに行く時間を見込むと、じたばたせずに海の公園で舟をあげるのが最善手。そう決めて野島から出発し、それでもまた八景島の先っちょまではみんなで見に行った。


風は幾分弱まった気がするけど、波は依然としてある。ここで引き返すのは間違いないのだけど、大先輩のスイッチが入る。八景島の影からでて、もろに北風のあたる側を漕ぎ上がり、島を一周していくことに。島の北側というゴールが明確だし、距離も短い。自分のギアを上げて漕ぎ出す。いいチャンスです。

写真には写らない波を漕ぎながら、マリーナの入り口に向かって漕ぎ上がる。逆にこのあたりはまだ写真が撮れる。しかし、マリーナ出入り口を越えた突堤の横に差し掛かると、三角波のギアがまた一つ上がったように思う。みんな自然とヒャッホーと声が漏れ、自然のロデオコースターを楽しんでる。一度横のカヤックが波に落とされ、タッパーんと音を立てたのにはひやりとした。ネイチャー後輩が沈したかと思った。みんなでつかず離れずまとまって漕ぎ、その中でも大先輩は一番岸壁に近いところを通って楽しんでいる。それで数分進んだら、島の北側の水路が見えてきた。ここからは波が弱くなり、落ち着いた湾内への帰り道になる。

八景島のコースターとブルーフォールは休止してるけど、一回の三角波で落差が 50cm もあれば、200回揺られれば獲得標高でブルーフォールに一回乗ったのと同じくらい。八景島に来たもとくらいは取れたかな、と自分だけ妙に得した気分で湾内に帰った。

大先輩がまた一度回送した車をまた三浦海岸まで取りに戻る間、穏やかな浜辺の前でのんびりと漕いだり小さい波に乗ろうとダッシュしてみたり、それぞれ時間を過ごして舟を上げ、ゆっくりと帰り支度が終わった頃に大先輩が帰ってきた。みんなで舟を積んだら解散となった。

狙ったコースは漕げなかったけど、岸壁によるタフな三角波を経験できたのは良かったと思う。一時期 10m/s を超えて北風も吹いたけど、別に強風も波浪も注意報は出ていなかった。それでも北東からの風が吹けばクレーンの岸壁はいかつい三角波を作り出す。その海域にはそれぞれ厄介な場所があるもんで、いい経験になった。

それに、野島周辺の水路もとても楽しいことがわかった。外に出られなくても安全に楽しめる水域がある。今日あったクラブも良いところを地元にしているなと思う。

来週はどうだろうか。ちょっと距離を漕げるかな。

2019年11月24日日曜日

20191124 まだまだ波遊び


この週末はクラブのみんなでキャンプツアーをする予定だったけど、天気の都合があわずに断念。代わりに、土曜の夕方から街の居酒屋に集合して、大先輩も含め何人かで飲んだ。0次会に始まり2次会でお開きになったけど、有志で3次会までやったようだ。

その痛飲が日曜の朝にひびき、のんびりとでかけた。日曜は北風もだんだんと弱まり、日差しも見えてくる予報だった。中潮

クラブハウスにつくとにせこ先輩が支度を終えていた。舟を二人で運んで、ポイントで合流しましょうと声をかけて送り出す。自分も支度をして水に浮かぶ。お酒は抜けているけど、シャッキリしてるとは言えない、もっさりした体で漕ぎ出す。網代崎には期待できる波があった。


ポイントに近づくと、シーカヤックが二艇見える。にせこ先輩とサーフ好きの先輩だ。SUPやサーファーも入っているので、僕らは少し離れたところで遊ぶ。サーフ先輩の話では、朝のうちは北風がまだ強く、うねりがはっきりとしなくて今一つだったという。それがちょうど風が弱まるつれ、そして潮が上がってくるにつれ良くなってきたそうだ。

確かに、サーフ先輩も水につかって遊べる程度には波が良くなってきた。面白い。ちょっと冷たくなった潮を頭から浴びて、僕の気分もしゃっきりした。爽快だ。SUP/サーファーも上がり、僕らだけになって楽しく遊んだけど、そのうち潮位がだいぶあがったのか、うねりはあるけど波が丸くなりすぎてきた。それでサーフ先輩は上がった。


にせこ先輩と僕も他の場所の様子見をしに動くことにする。諸磯に向かって漕いでいく。空一面の雲も晴れ間が見えだし、低気圧が連れてきた南の空気も相まってとても暖かい。高くて広い空の下、広がる岩場の中でこれまただいぶ楽しんでお昼にした。


お昼が終わってまた出ると、後からでていたレジェンド先輩が安房崎から帰ってきた。うねりがひどかったよーと言いながら諸磯を抜けてくるので、一緒に網代崎まで三人で戻ると、レジェンド先輩は湾内に帰っていった。にせこ先輩と僕はまだ遊ぶ気がある。なのでまたいつものポイントに戻る。

そこで遊んでいたら、今度は房総同期が出てきた。そして一時間ほど三人で遊んでいたら、次は大先輩が出てきた。四人になって夕方まで遊ぶ。同期と大先輩も昨日だいぶ飲んでいたので、出足が随分遅れたようだ。それでも出てくれば気分がさっぱりする。一時間、二時間でも潮を浴びれば効果は十分。日がだいぶ陰ったけど暖かい空気の油凪を漕いで、まったりと舟を上げて帰った。

来週は東京湾側を30km程漕ぐクラブのツーリングの予定。走水や多々良浜など、お気に入りの場所をめぐりたい。八景島の造船所前の三角波も楽しみだ。カヤック漕ぎたい。




2019年11月16日土曜日

20191116 美味しいパエリア

とっても良い天気。知り合いがカヤックをしてみたいというので、大先輩のツアーに参加してもらい、一緒に漕ぐことにした。一日晴れて穏やかな風中潮

知り合いと一緒なのでのんびりと動き、集合時間に三崎口で大先輩の車に乗せてもらう。他にもお客さんがいて、でもみんな経験者だった。海況は良い。ちょっと遠くまで行くかもしれない。大丈夫かな。

一通り支度が終わったら、知り合いには大先輩のドライレクチャーがある。他のお客さんは先に入江に舟をだしている。レクチャーを終えて、全部で 7艇が浮かんだ。軽く一回りしたらヨットの脇を抜けて出ていく。

知り合いはサカサカと漕いでいるつもりだけど、ゆったりとした漕ぎの経験者に置いて行かれてしまう。何が違うんだろうと考えながら一つ一つのストロークを注意深く見ながら漕いでいた。


堤防から網代崎に渡り、南に進んでいく。海況が良いので、行けたら赤羽根海岸という話に当然のようになる。まあ、知り合いなら頑張れるだろう。諸磯を過ぎる頃、後ろから別のカヤックのグループが追いついて過ぎていった。今日はいい日和だもんね。そういえば、入江にも青いファルトが入ってきていた。

堤防下の入江から南をみて、大先輩から赤羽根海岸を目指すということになる。知り合いのここまでの漕ぎで、大丈夫と思ってもらえたんだろう。ええ、やればできちゃいますよ。

長津呂崎は静かだけど、いつものことで小さいなりの三角波がちゃぷちゃぷしている。それを回って南側にでる。島の南岸の崖が見通せて気持ちがいい。漕ぎ出したら向こうから黄色いパドルの上がり下がりが見えてきた。NZ先輩が早くから出て、横瀬島往復で戻ってきた。これで 8艇になる。


遠くの台風からか、うねりが皆無というわけでもなくて、小さい洞窟の浜に上がるのは難しそうだ。赤羽根海岸に上がるのも気をつけないといけないだろう。なので、浜についても少し待ってもらい、お客さんには一艇ずつ入ってもらうことにして、先に僕らが上がる。ちょっと失敗して、降りてから舟を引きずり上げる間に、舟を横にされてしまった。もう降りていたからいいのだけど、ちょっとのんびりやりすぎた。反省。

今日は知り合いが一緒なので、大先輩のご飯を分けてもらう。ダッチオーブンで炊いたパエリヤは、具だくさんのエビの赤と鮮やかな黄色のご飯粒で華やか。青空、緑の草、茶色の壁を眺めながら、赤と黄色を見て楽しむ。やっぱりこのお昼ごはんはとてもおいしい。

日差しで暑いくらいの中、のんびりと休んだら帰り道。でたらすぐにザブンと音がしたので振り向くと、暑すぎた大先輩が出てすぐロールをしていた。これは珍しい。相当暑かったんだろう。

知り合いのストロークはだいぶ水を掴むようになってきて、グループの前の方をキープするようになった。時折、なにか試してみては舟が右に左に振れていた。あとで聞いたら、舟を傾けたときに、それが舟の動きをどう変えるか試していたんだそう。

これはシーカヤックの基本で、リーンすると舟は倒した側と反対に曲がりやすくなるのだけど、それを知っているわけではない。ただ、知り合いはヨットの経験があるので、ハルと水面のコンタクトが非対称になると、舟の動きが変わるのは知っていた。だから、カヤックの場合にはどう動くのか試して、外側リーンを「発見」していたようだ。なかなかやるな。

帰りの長津呂崎を過ぎるあたりも、水面の様子から下の岩根を予想して、きちんとブーマーを避ける動きをしている。海の経験があるから飲み込みが早いなあ。

それでたんたんと漕いで諸磯まで戻り、軽くお茶をしたら湾まで戻る。だいぶ日が低くなり、凪いだ海面がテラテラとした茜色だった。眠たくなる目でその色を見ながら入江まで戻る。知り合いは最後まで入江をぐるぐると周り、最後の一人になってから上がった。楽しんでもらえて何より。

明日はクラブメンバーの進水式がある。それも出たかったけど、まあそれは仕方がない。きっとにぎやかにお祝いをすることと思う。