小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ, YouTube チャンネル) で毎週末誰かしらと一緒にカヤックを漕いでいます

2017年2月26日日曜日

20170226 八景島から磯子方面

クラブのみんなで連れ立って、八景島の海の公園から出発し、磯子方面まで漕ぎ上がる。絶好の海況で風はなく終日晴れる干潮手前から満潮までを漕いだ。

今日は往復で36kmほど漕ぐ。八人集まったのでタンデムが二艇出た。残りはシングル。大勢で距離を漕ぐのは楽しい。八時の集合時間より早くついたので一人で身支度をしていると、朝の散歩のカップルが寒そうに浜から戻り、自販機で暖かい飲み物を買って車で帰っていった。自販機の前でコインを落とした音が、少し距離のある僕にもよく聞こえた。

そのうちに大先輩の車が駐車場につく。電車集合組の人たちも集まってみんなの準備が整うと、カヤックカートに舟を積んで浜に出し、静かな波の中を漕ぎ出す。

公園の浜は遠浅の砂底で、もう沖かなと思っても、パドルを縦にするとかんたんに刺さる。アマモが生えていて、ちぎれたのが所々縦に浮いているのがチンアナゴのようにも見えた。

シーパラのジェットコースターは近寄れないので、シーパラの北側の橋をくぐってひらけた東京湾に向かう。岸壁には釣り人が張り付いて何かを釣っている。少し霞んで晴れた空はもう春と言っていい。白く薄くなった対岸にはコンビナート。南三浦とは違う。 
岸壁に沿って北にすすむ。風は全然ないのに、岸壁前では三角波が忙しない。この風でこれだけ波が立つということは、風が吹き出したらこのあたりはどうにもならないんじゃないだろうか。

それでも今はまだ楽しいレベル。もぐらたたきの三角波を楽しみながら、さぱさぱパドルを回す。ちょっと年配の女性の先輩がいて、最近めでたくおばあちゃんになった。漕ぐ姿勢がいつもすごくきれい。

三角波のなかで後ろにこっそりついて、その先輩の真似をしながらしばらく漕ぐ。ストロークのピッチ、背骨の芯をぶらさない姿勢、パドルを抜くタイミング、すぐに刺すタイミング。

そのうちに馴染んでくると、あまり水をキャッチした感じがないのに、舟はすいすい早く進みだした。疲れないのに不思議だ。舟の向きも、ぐいっとスイープするわけではないのにコントロールしやすい。その代わり、4回くらいのストロークの中で少しずつ回っていく。とても勉強になる。
風車が見えると、海側の行程の半分くらい。岸壁が引っ込んだりせり出したり。風がないので風車は回っていなかった。これが回るくらいだと波はどうなんだろう。

風車の次の目印は横浜・ベイサイド・マリーナ。ヨットがひっきりなしにで出入りしているから、みんなで一かたまりになって、隙間を一気に漕いで渡る。マリーナの入り口は広くないので、渡るのも簡単だった。

ベイサイドマリーナを越えるとまた舟の通り道を横切る。杉田や磯子の方に入る大きな舟がとおる。マリーナと違って、大きな仕事の舟だから、見上げるようなのがのそーっと動いてくる。本牧側にわたるのはやめて、磯子の海釣り施設の岸壁に向かってまっすぐ。
海釣りの人たちをみながら岸沿いに進んだら、掘割川の河口が見えた。水色のJR線が掘割川の上を走っていく。三角波も弱まって、河口に入るともうまったいらな運河の水面。すいすいと静かに水面を滑るみんなのカヤック。
前に横浜縦断カヌーフェスティバルに参加したときにはゆっくり見る暇のなかった造船所の骨組み。見上げるとこみ上げる気持ちがうまく言葉にならない。もう少し掘割川を漕ぎ上がって適当に折り返し、また来た道を漕いで帰った。

帰りの三角波はもっと大きくなり、一番よく漕いでいる同期と三角波の中でロールをした。絶対沈脱したくなかったからビビってロングで。同期はショートでスパッと上がってた。かっこいい。

後半も女性の先輩のフォームをお手本にしながら、さぱさぱパドルを回して八景島につくころには日が低かった。シーパラ側に岸壁を回り込むと落ちていく波。海の公園前の遠浅の浜は、朝と同じように凪いでいて、正面のお日様に目を細めながらゆっくりと漕いで舟を上げた。

運河は滑らかだったけど、半分は三角波の中を漕いだ。みんな疲れた疲れた言いながら、誰も遅れることなくまとまって漕いで予定どおり漕ぎきった。みんな嬉しそう。



2017年2月19日日曜日

20170219 海すずめ

週末は晴れて寒いサイクルが続いてる。日曜のほうが風も波も午後は風も少し落ちるかと思って三浦にきた。寒くても日差しはあって暖かく漕げた。小潮の満潮から干潮手前まで漕いだ。風が一度落ちるとは言え、夕方からは南に変わってまた強くなる予報で距離を漕げる海況ではないと思い、近場で20kmくらいのつもりで支度をする。

支度の間に同期が一人来たので一緒に舟をだす。体をほぐしていると別の二人組カヤッカーが湾内に入ってきた。一人は木のカヤックだ。長浜から出してここまできたけど、湾の外はそれなりに吹いていて、強風注意報も出ているし、これで引き返して帰るそうだ。

なんとなく舟を合わせてヨットの群れを抜けたけど、向こうはぐんぐんスピードを上げてあっという間に同期と二人で置いて行かれた。

堤防から外を見ると、確かに無風ではない。北風に向かって漕ぎ上がることにして、すずめ島をかすめて岸ベタで黒崎の鼻を目指す。ペースは落ちるけどそんなに疲れることもなく、佃嵐先まで足を伸ばす。長浜も思ったよりも風は抜けていなかった。
ソレイユの丘と富士山
同期は早めの昼食をしてはや上がりする予定というので、佃嵐崎で折り返してぐんぐん追い風で下る。行きは一時間、帰りは30分。そんな感じ。堤防手前の浜で舟を上げたら、炭のついた流木が五本、きれいに並べてあった。
いいちこポスター
昼食 の支度をしている同期を見ながら僕も小休止。午後からは南に変わると言うし、城ヶ島の安房崎あたりまで往復してみようと海を見ながら考える。

それではと同期に挨拶して、ソロで城ヶ島に向かう。 長津呂崎はいつもどおり波が崩れてるけど、普通に岩の間を抜けていける。南側にはいると真東からの風が強まるように感じる。風がだいぶ南に移ってきたんだろう。赤羽海岸の沖まできたけど、南風の強まりが怖くなって、安房崎まで行かずに引き返す。

少し手前で折り返したから、帰りはできるだけ岸ベタで景色を見ながらのんびりこぐ。城ヶ島の京急ホテルにむけて灘ヶ崎を回り込んだら海すずめが二匹波間に浮かんで、風上にむかってちょこちょこ動いていた。
帰り、小潮とだからと期待はしなかったけど、近場のサーフを見に行くと潮が引いたせいかちょうど良さそうな波がある。何度か気持ちよく乗るうちに左側にひっくり返された。セットに行くけど、体の浮力でセット側が上がって来ない。手でかいても舟が回らず、息が続かなくなって脱した。すぐに馬乗りで戻る。人生最速の馬乗り再乗艇だったと思う。

そのうち波が落ちてきたので、湾内に戻って舟をあげた。たのしかったし、海すずめかわいかった。次の週末も漕げそうなので楽しみだ。

2017年2月12日日曜日

20170212 大井川

クラブで何人か集まって大井川で川下り。気温は低かったけど、終日青空で快適だった。
漕いだのは大井川の七曲りの前後10kmほど。

川下りと言ってもリバーカヤックはないので、5m近いシーカヤックのポリ艇を使う。川で玉砂利の上を引きずるのにはFRPより頑丈なポリ艇が安心でいい。僕は普段つかってる舟なので、なんにも困らない。

支度をして水に浮かぶと爽やかな香りがする。山も近いしとても良い所。誰とはなく漕いで下りはじめると、大先輩のタンデムダッキーが先頭にたって群れがまとまる。大先輩が時々スターン側で立ち上がって、瀬の通れそうな部分を探しては、みなにに声をかけてくれる。
カーブの手前が水盆になり、浅い砂利の上を幅広く川がしゃばしゃばしている。完全に乗り上げてる舟をアザラシのように上半身であおって進め、山肌にぶつかって勢いを増す深い流れに乗り出す。時々曲がりきれなくてバウをぶつけたり、避けられない隠れた岩に船の腹をこすりながら乗り越えていく。

一度、バウに岩を引っ掛けて横を向き、その表紙でスターンも岩に引っかかって完全に張り付いた。それでも前後にはずらせたので、手で後ろに舟をずらしてバウを抜き、そのまま沈せずに行けたけど、水の勢いでじわじわとデッキが上流側に倒れようとするのが怖かった。

何回かひっくり返ってずぶ濡れになった人もいたけど、おひさまもたっぷりあったし漕いでいれば暖かかった。もう七曲りも過ぎて、ゴールの眼と鼻の先でお昼休憩。時々吹く強い風がダッキーを転がしたので、ダッキーに寄りかかって河原の石の温かさを感じながらのんびりした。
ほんの少し漕いだらゴールの鉄橋。調度よい時間で、少しまったらSLが走ってきた。近くの駅で止まっていたSLが汽笛をならし、まだ見えないけ蒸気の抜ける音がだんだん近づいてくるのがわかる。河原の上でみんなで待って、SLが鉄橋を越えて下って行くのを見てから近くの温泉に入った。

大先輩の運転する帰りの車は、みんな少しくたびれた感じで声音も眠たげ。決まったペースで漕ぐというよりも、岩を避けるためのダッシュや素早く細かいパドルの繰り返しで、思ったよりも疲れたみたい。僕も何度も目が閉じかけた。

電車組は適当なJRの駅でおろしてしまって今日はおしまい。とても楽しかった。来週は行けるかな。




2017年1月28日土曜日

20170128 サーフ反省

やっとやっと風が落ち着く予報の土曜、三浦に行く。雲もなく、一日すっきり晴れた
週末は家で手を動かして暇をつぶしていたけれど、張り切って朝の電車に乗って行く。

支度をしていたら、先輩方が三人やってきた。先に支度が終わったのでちょっと様子を見に行くといって一人で舟を出した。

小網代の森は糞害で木が白くそまっている。冬鳥はどこかに行ってねぐらは空っぽのようだ。堤防を回ると思ったよりも風がある。北に漕いで近くのサーフポイントまで行く。先輩方を待って少しの間一人で遊ぶ。
ヘルメットをして一発ロールしてからサーフに乗り始める。サイズは小さいけれど、待てばたまには乗れるような奴がくる。何本か乗ったら先輩たちがやってきた。みんな何本か乗ったら、少し待つのがダルくなってきたので、もう少し波の立つところの様子を見に行きましょうと、北に漕ぎだす。

いけいけの先輩が相変わらず早い。離されまいと腹筋背筋両方使って漕いだら息がハァハァ切れてきた。それでも大きい筋肉を意識して息を整えながら、しっかりとしたストロークのリズムで漕いでいたら、なんとか長浜を抜けるところまではくらいついていけた。思ったよりも風があったけど、ほぼ向かい風だから風見もなく、真っ直ぐ進むのに集中できた。

波を見ると、やっぱりこっちは立っている。乗り頃のやつが盛り上がっては崩れてくる。左手の岩場や浅いところに気をつけながら乗り始める。進むに連れて岩場が左右から狭くなるので、一人ずつ順番に。波はひっきりなしにくるけれど、大きすぎる奴はパスしないと。
何度もハイブレースで崩れる波を耐えた。楽しいけど、強い波でブローチに入ってしまうと、コントロールができずに途中下車ができない。行先が岩だったら自分も危ないし、もしスノーケリングやサーフィンの人たちがいたらと思うと、カヤックは生身の人たちと同居しちゃ行けないと強く実感する。

止まって先輩の動画をとっていたら、次の波が大きく崩れ、カメラを手放してハイブレース、そのまま横乗りで流される。カメラはデッキに紐でつながっているけれど、もしここで沈して紐が巻き付いたらこれも嫌だ。

また、横に向けられてちょうど波が崩れたのでハイブレースしたら、波の力で舟を脱がされた。しっかり膝を横に張ってキープしないと行けないと反省。その後、流れた舟を手で捕まえようと思っても、波がくるとグラブループから手が引き剥がされる。もしその先に生身の人がいたら大変。もっと反省。舟を引こうにも水船で重く、泳ぎながらじゃびくともしない。そのうちに次の波が来て舟をまた持って行かれ、パドルで泳いで追いかける。結局浜まで行き着く。

何度か泳いで昼はとても優しいお日様で温まった。それからまたしょうこりもなく波で遊んで、今日はサーファーも来なかったなーと話しながら帰って舟を上げた。誰も怪我なく遊べたけど、紙一重だったようにも思う。ここでサーフするのは細心の注意を払ってやらないと。

そして、サーフの時は沈脱しちゃだめだ。人がいない時は自分をプッシュしてもいいけど、夏になって生身の人がいそうなときは絶対に沈脱するサーフはしない...







2017年1月14日土曜日

20170114 seamanship = 海・人・舟

この冬最強の寒波がきて、しかも風も強まるという予報。西寄り。土曜は漕げないだろうから、こういう時にこそ座学と思ってお願いしたら、大先輩にシーマンシップ講習をしてもらえることになった。

昼から集まった受講者は僕を含めて三人。突然の開講にも関わらず人が集まる。週末やることがないとうそぶきながら、今一度自分を引き締めようと集まる機会があるのはありがたい。

クラブハウスについたらホワイトボードが出してある。横にはPFDやらの漕ぐ時の装備がハンガーから吊るしてあった。いつもは何も置いてない大きなテーブルの上も、今日は御前崎から房総半島までの海図が広げてある。デッキコンパスや距離を図るコンパスも置いてあってずいぶんと賑やかだ。

大先輩は「 sea-man-ship は海・人・舟ということだと捉えている」と言って講習を始めた。これらの事柄をよく知りまた実践して、海の向こうの目的地まで無事に旅をする。その旅が扱う環境、知識、技術、判断、道具を端的に表しているのが、「海、人、舟」になる。これを体得するのが自立したシーカヤック乗りの目的でありまた楽しみ、つまり seamanship ということだ。

seamanship の ship は relationship や citizenship と同じ接尾語の ship から来ていて舟の ship とはもちろん別の語源なのだけど、「海・人・舟」という言葉の並びの偶然がとても心地よい。詳しい講習の中身には触れないけど、珍しい三浦の雪が降りだして僅かにつもり、日が落ちれば雪も止んで消える頃まで「海・人・舟」の事ばかり話し合った。質問もいっぱいして、みんなで意見も出し合って、五時間では足らなくて最後は随分まいた。

大先輩は最初「2時間くらい」と言っていたけど、この充実した内容は流石にそれは無理だ。あらかじめまとめた要点を講師が喋るだけのセミナー形式ならやれるかもしれないけれど、もっと時間をかけてこのようなワークショップのほうが全然面白い。

講習の間はお茶を飲んでいたけれど、終わった後は軽くお酒を飲んで、雪が溶けずに消える冷えた夜の空気の中、「海・人・舟」でいっぱいの頭で帰った。とても楽しかった。


2017年1月7日土曜日

20170107 三浦七福神めぐり

新年は何人かで集まって三浦七福神を回る。三浦半島にある寺社の七つに福の神が散らばっていて、御朱印帳を埋めて回って楽しむ人も多いと思う。三浦半島といっても三崎口駅以南に収まっていて陸路で24km程度。歩いたり自転車で回ったり気軽に一日の散策のつもりでやれる。

三連休最初の7日は一日すっきりと晴れ、風も昼前までは少し北風も残ったけど、その後は風も波も凪いでとても良い日和だった。

三崎口駅近くの一箇所を除けば、どこも海から近くにあるので、僕らはこれをカヤックで回る。東京湾側の菊名海岸から南に漕ぎだして剱埼から城ヶ島を周り、北は黒崎の鼻まで漕ぐ。その間に何回か舟を上げてお参りしていく。

三崎口駅近くのは大先輩の車で最初にお参り。その後舟を運んで菊名海岸から舟を出す。川も最近漕いでいる同期と一緒にまずは何度かロール。今日は舟がいつもと違うから、これで体と気持ちをカヤックになじませる。

南に向かって進みだす。北東の風浪が残っていて、一度くらいデッキに波をかぶる。女性の同期は漕ぐのが早くなって、みんなの先頭をすいすい雨崎に向かって漕いでいく。でも、すぐに金田の浜にあがるので声をかけて引き戻し、舟をあげて二つ目お参り。何ヶ月かぶりに漕ぐ同期は少し体がつっぱってきたと言っていた。

南に進むほど、海が落ち着いてきて剱埼を回るあたりではとても良い日和。毘沙門で舟をあげて三つ目お参り。ここで休んでお昼ごはんを食べる。浜に標識のようなものが打ち上げられていて、大先輩にふられたからこれでロールする。標識の部分がでかいから、キャッチはあるけどスイープがしにくい。幅があるぶん手首にすごいトルクがかかるので、スイープの角度をキープしにくい。手の中で棒がすぐに回りやすいと思った。パドルの幅も自然とサイズが決まるんだな。

舟に乗ったついでに、横瀬島のまわりで少しだけ波乗り。あまり波がなかったけど、一本だけ長く気持よく乗れたので満足。そのうちにみんなも舟を出してきたので城ヶ島に向けて漕ぎだす。
キャッチだけであがる
城ヶ島の東端、安房崎にとりつく。日を横からうけて南岸の断崖がみかん色を帯びる小春日和の昼下がり。横に寝そべった昼寝の海をのんびり漕いで西端の長津呂崎を回る。

三崎港の堤防の割れ目はとうとう閉じられた。カヤックからすると荒れてるかどうか覗きに出るのに便利だったけど仕方がない。堤防を回りこんで海外町の手前の公園に舟をあげて四ツ目と五つ目をお参り。三崎のバスロータリー脇でカマが魚屋の軒を見上げてた。
海外町からまた舟を出して諸磯の中に進んでいく。風はとまり、水面に息を吹きかければそれでさざなみが立つくらい。最初はすいすい漕いでいた女性の同期も少し疲れたのか、頭が左右に振れこみながら遅れ気味に漕ぐようになった。あと少しだから頑張ろう。
網代崎を通り越して黒崎の鼻まで眠たい海を疲れたパドルで漕いでいく。サーフ好きの先輩に急にスイッチを入り漕ぎ始めたので、自分もパドルを前に刺してついていく。すずめ島を通るときにはもうだいぶ日が低い。

黒崎の鼻の浜に舟を上げて、踏み分け道の坂を登っていく。坂は急で、漕いできた足がふらついて、誰かから部活みたいだと声が漏れる。左右の藪が覆いかぶさって所々トンネルになっているけれど、かがむ必要もないくらい高く伸びている。台地の上は三浦大根の畑で、空がとても広い。太陽が赤く低くなると、空の青は深く沈んでいく。
大根畑とカヤッカー
日が沈むか沈まないかの間を漕いで黒崎の鼻から小網代に戻る。海面はもう暮れて暗いのに海の底までよく見えた。ガラスの上を滑るように漕いで小網代の湾内で舟を上げ、七つ目のお参りをして三浦七福神もおしまい。みんなでお酒を楽しく飲んで帰った。









2017年1月3日火曜日

20170103 漕ぎ初め

三浦で漕ぎ初め。昼前から吹いた強い北風が昼過ぎからだんだん弱まるという予報どおり。陽射しもたっぷりで漕いでいれば汗をかく。クラブの同期と二人で朝から漕ぎだした。

堤防の中は風の裏側で波もない。でも、外を見るとあまり強くない風浪が北から寄せてる。沖を見ると白くうさぎが点々としてる。長者ヶ崎を考えているけど、様子を見ながら向かい風を北に進む。

すずめ島を通って黒崎の鼻。ここからは和田長浜の青い家を目指して岸寄りに進む。風があるし釣りのカヤックより沖にはでないよう用心。佃嵐崎につくと、南西からの小さなうねりが綺麗なサーフになっている。

大きいのはパスして安全に乗れる波で楽しむ。風裏なのでうねりが綺麗に立ちあがって、奥まで崩れずに進む。波に合わせてダッシュして、でも少し遅れて波の天辺に座る。前傾でもうひと漕ぎすると、ストンと前に舟が傾いて滑りだす。舳先が切った飛沫が顔にかかって、スキーのパウダースプレーを思い出す。右に左にパドルをかえてうまく最後まで乗れたらハッピー。 浜まで行ったついでに一休み。
休む間にも波がひっきりなし
天辺から滑り落ちるときにあまり角度があると舟が立ちすぎて舳先が沈む。体をのけぞって後ろに重さを移しながら体を波の側に捻り、ブローチングに持ち込んで粘る。そのまま前傾でいると舳先が引っかかって舟が前転して沈する。前回弓ヶ浜でやった。ここは岩場だから絶対にだめ。

何本か気持よく乗れたので、荒崎の先をのぞきに舟を進める。どんどん引き近くに取り付くと風裏。荒崎を回ると風浪とうねりと岩場の返し波がぐちゃぐちゃして楽しい。デッキに波をかぶらない程度なので大丈夫。でも、小田和湾から立石の方向は白くうさきが飛んでいたので 、先に進むのはやめて岸沿い長井近くの小さな浜を目指すことにする。

劔崎で12m/s北東吹いていた時間帯で、風に真向かいに漕ぎ上がる。漆山湾を越えた小さな小さな浜に舟を上げて一休み。サンドバーができていて両側からきた波がぶつかるのを見ながらまた一休みした。

小田和湾の様子も見られたし、波乗りがとても楽しかったので、ぶらぶらしながらまた佃嵐崎に戻ることにする。途中、風裏でロールやレスキューの練習をしたり、どんどん引きに入ったりしながら。交代して沈脱してTレスキューやったけど、水を抜くときにビルジポンプやヘルメットが流れてしまう。回収はしたけど、普段から繋いでおかないと。

佃嵐崎でまた波乗りを楽しんでたら、サーファーが一人来たので少し話をして僕らは帰ることにする。それでも、気持ち波が立っているところが別にあったので、そこで日が低くなるまで波に乗って遊んで帰った。帰り支度を全部済ませた頃には日が落ちて暗かった。

漕ぎぞめも楽しくガッツリ漕いで無事に帰ってこれた。今年一年、また気を引き締めて皆で無事に漕いで帰って笑おう。