小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ, YouTube チャンネル) で毎週末誰かしらと一緒にカヤックを漕いでいます

2022年9月10日土曜日

20220910 北風ツアー

なんだか小網代が久しぶりな気がする。なんでだろう。理由を探しながらクラブハウスにやってきた。今日は風が強い予報で、遠出できるわけでもないので、のんびりと大先輩のツアー組と一緒に漕ぐつもり。

先に支度をして浮かぶ。タコクラゲが入ってきていて、濃い茶色で元気そうだ。堤防まで漕ぐうちに、先に出ていたなんでもやる先輩が戻ってきた。外に出たけど風が強くてかなわないから、湾内で釣りでもするそうだ。風が大変だからぜひ行ってごらんと言われて堤防を回る。

結構な風ですなあと重いパドルをジリジリと回して漕ぎ上がる。まずはスズメ島を越えるところで風のギヤが上がる。そこから黒崎の鼻を目指して真っ向勝負。まあなんとか舟を進めて、次は長浜で風が抜ける。黒崎の北側で浮かびながら佃の波を目を凝らしてみるけど波はなさそうだ。

それなら頑張る理由もないから、引き返してツアー組に合流しよう。帰りは下り坂。パドルが空回りするようだけど進みは早い。スズメ島でふと沖を見ると、さっきの先輩が北に向かってジリジリと漕いでいた。きっと湾内でクルクル回ってるのに飽きたに違いない。

入江の奥に戻ると、何人か浮き始めたところ。そのうちの一人が元気に挨拶してくれたのだけど、帽子、サングラス、それにマスクのような日焼け止めをしているから、誰だかピンとこず、曖昧な声で返事をしてしまって不義理をする。まあ、そのうちわかるだろう。

みんな揃ったので漕ぎ始める。今日はゲストさんもメンバーもたくさん居る。これだけ居れば一人くらいはひっくり返るものです。ヨットを抜けたあたりで早速一人が脱ったところを、遊び上手な先輩がさっとレスキューに入る。その人をケアしながら漕ぎ進め、いよいよ堤防を回って外に出ていく。

初めての人もいるけれど、みんなそれなりに漕いで進めている。たいしたもんだなあ。縦に伸びた最後尾についてスズメ島まで来た。まあ、ここまで漕げてるから平気でしょう。今日はメンバーの数も十分だし。

そうしてまたジリジリジリと漕いでとうとう黒崎の鼻まで到着した。たいしたもんだ!剣崎の風速計だと秒速7メートルくらい吹いてたけど、こっち側はもう少しあったような気がするなあ。ともあれ大したもんだ。

岩場の上の芝生に登り、みんなで昼ご飯。ここからの眺めは気持ちいい。風はあるけど晴れていて、海を広く見晴らせる。黒崎は近すぎちゃってあんまり上がらないけど、昼ご飯を食べるならやっぱりここが一番かも。ここでようやく、挨拶で不義理をしたゲストさんが誰か気づく。あー、あー、よく来てくれました。水が冷たいときでもいつも元気に泳いでるひとだ。今日はたっぷり泳げますね。

黒崎から先は進まなくてもいいよね、陽射しの下の芝生でのんびりしましょう。そうは言いながら、早めにあがるちっこい後輩をスズメ島まで送る話になってるので、ささっと昼飯をすませて二人で追い風の中に飛び出ていく。リスクの線引きは人それぞれ。できると思っていてもやらないのも正解。サカサカとスズメ島まで話しながら漕いで分かれ、僕はまた黒崎まで戻った。ゲストさんは丁度降りてきて泳ぐ様子。メンバーは芝生の上で、なんだかヨガのポーズを色々試していた。海鮮好きの先輩は、コロナで家に籠もっているあいだ、暇にあかせて柔軟していたら、なんだかできるようになったそうだ。

そろそろ腰を上げて帰りますか。次は俺の浜でコーヒータイム。帰りは頑張らなくていい。チョイチョイとパドルを入れて向きを直してたら直ぐに俺の浜まで着いた。スリムな先輩とイケメン後輩の三人で散々回り倒していたら、北風で流石に寒くなってきた。ちょうどコーヒーができそうなので上がり、岩場にぺったりと座って暖を取る。あー、温かい。また冬が来るなあ。海鮮先輩と六本木の後輩も横に来て地べたに座って一緒に温まる。二人は波長が合いそうだ。仕事はしっかりしてそうなのだけど、時折気が抜けると粗忽さが顔をのぞかせる。カヤック漕いでるときは一杯気を抜いてくれるといい。

そうしてみんなでコーヒーを飲んで、またゆっくり漕いで舟を上げた。駅まで送ってもらう大先輩の車中はゲストさんも含めて会話が弾む。京急が止まっていて、もっと先の久里浜まで送ってもらったけど、その伸びた時間も楽しく話せて、なんだかコロナの前ってこんな感じだったよなあ。またカヤックに来て欲しい。


2022年9月3日土曜日

20220903 走ってみる

台風が沖縄あたりで跳ね返ってくる。日曜は房総に行くクラブのイベントがあるのだけど、用事が有って参加できない。なのでソロでのんびり土曜に漕ぐ。舟をカートで引いて近所の浜から漕ぎ出した。

しばらくはテトラの積んである内側を漕いでいく。北寄りの風の裏になるので平らに進んでいく。それが切れる久里浜の火力発電所からが本番の風表。

朝のうちは雲が重く、北の陸地は暗く覆われて見えない。その中の風浪三角波は随分とイカツイ。さてどうしたものか。向かい風と気持ち追い潮。風は安定して北東7メートルほどで、午後に向けて落ちる予報。そんなことを考えつつ、久里浜のフェリーが行き過ぎるのを待って体を波に慣らしたら、気を引きしめて風を漕ぎ上がる。GPSで時速4キロを下回るようなら引き返すと決めてフェリーの航路を渡り始めた。

せっせと浦賀を目指して漕いで、かもめ団地の横あたりに来るとだいぶ波が落ち着いてくれた。観音崎が止めてくれているのだろう。このあたりが漕げるから東京湾側に越したようなもので、のんびりとした景色がうれしい。とはいえそれも観音崎を越え出すと、また風裏で様子が一変するわけで、走水までざぶざぶと漕ぎ通した。北東風のときには当然波が寄せる方向なわけで、三月のお花見に来たいと思ってはいるけど、風向きを考えないと、船を上げる場所がないなあ。

北風の下見をすませた気になって引き返す。だんだんと雲が薄らいできて南の空は青い。たたら浜もずいぶんと明るくて、気持ちいい海の上に SUP が何人か風裏に遊んでいる。とはいえ人がいっぱいで、ちょっと先の鴨居の浜まで漕いでのんびりとお昼にした。

お昼を過ぎると予報通り風が落ち着いてきた感じはあるけど、東京湾の波はそんなに甘くないようで、まだざぶざぶとしている。帰りはゆっくりと岸ベタで浦賀の湾の中まで入って渡し船と大きなクレーン船を見学したら、燈明崎をかすめて次は久里浜の湾に入っていく。そういえば川があったよねと平作川を少し遡り、気が済んだので湾からでて、次に少し沖の海獺島まで漕ぐ。そのうちこの波加減にも慣れてくるのかな。ちょこっと追い波追い風で走ってみて、また久里浜の堤防の風裏に戻ったら、あとはテトラの内側をのんびり漕いで舟を上げた。







2022年8月27日土曜日

20220827 パエリアセッション

大先輩が昼ご飯を振る舞ってくれる、嬉し美味しいクラブイベント。たくさん漕ぐ雰囲気ではないから、のんびりと家を出て京急に乗る。

やってきた電車になんとなく乗ったら各駅停車だった。この前は特急浦賀行きなんてのに気づかずに乗っていて、まんまと浦賀で折り返した。これがボケてきたというやつか。

特急が止まらない駅のいくつかに縁が有って、昔のことを思い出しながら特急に乗り換えた。

クラブハウスにつくと、大先輩が知り合ったというリヤカー引きの冒険家が来ていて、今日は一緒に漕ぐのだという。色んな話が聞けそうで楽しみだ。


皆の支度が終わって浮いてみれば総勢17艇になっていた。今日はメンバーだけだから、これだけ大所帯でもスルスルと動いていき、とても静かな海を三崎堤防の折れめまで来た。今のところはいいけど、午後の風の上がりを気にしてここまでとしますか。のんびりできる黒鯛込に舟を上げ、大先輩がパエリアをつくり始める。

水に浸かっていた人達も上がりだして、丁度いい頃合いにみんなが揃い、いよいよダッチオーブンの蓋を開ける。黄色と赤の鮮やかな色合いに、マスコット先輩が持ってきてくれたホワイトアスパラとオリーブを散らして盛り付けた。手広い後輩と手がたい後輩はノンアルの飲み物を差し入れてくれた。スリムな先輩は杏仁豆腐。すべてがピタリと噛み合って腹いっぱい。筋トレ後輩は最後までおかわりをして貢献した。

ふくれた腹に海風が気持ちいい。動けない時間をリヤッカー冒険家の話でみんなで大笑いしながら過ごした。海の上は一人でも楽しいけど、陸の上はやっぱり大人数がいいよね。

ゆっくり過ごしたので油壷や俺の浜の寄り道はなし。それでも波チェックだけはしにいくつかポイントを寄りながら小網代の入江に戻って舟を上げた。

2022年8月20日土曜日

20220820 片道帰り道

海況が良さそうで、小網代から自分の家まで折り畳みで漕いでみるのに丁度いい。朝、家からバッグに入ったカヤックを引いてクラブハウスに向かう。

ソロではまだ心配なので、筋トレ後輩に声をかけて分割艇を漕いで伴漕してもらうことにする。

三崎口の駅でバスを待っていると、ファルトの大きなバッグを背負った人が来た。今日は自分もバッグ持ちなので、気が向いて声をかけた。

どこから出るの?と聞いたら三戸浜に行くという。三戸浜にバスなんて通ってたかなと問答してバス停を見たら、油壷方面の番号に三戸海岸行きと書いてある。初めて知った。驚いて看板の時刻表を見たら、平日3時の一本しかない。土日は一本も走っていない。

三戸入り口はバスが沢山あるけど、ファルトを背負って釣りのクーラーボックスを引いて歩くには遠いだろうと勝手に気を回し、タクシーしかないんじゃないですかねえと話していたら、小網代方面のバスが来た。その人は乗らなかったから、タクシーか場所を変えたのだろう。

クラブハウスで支度をし、やっとこ入江に浮かぶ。手間はかかるけど、浮いてしまえば普通のカヤックだ。

前回分割艇で漕いだ時より海況はいい。うねりも少ない。いつものように長津呂崎を抜けて来る途中、左からファルトが一緒に岩場を抜けてきた。バス停であった人とは違ったけど、お互い大変ですなあと何故かニヤニヤしながら安房崎まで着いた。そのファルトは気がついたら居なかった。

念の為岸寄りにコースを取って風車を目指してから剣崎に向かう。横瀬島では暑くてロールしたら、危うく脱りかけた。

後輩はシートが合わずお尻が痛くなってきたそう。時間があったら久里浜から先まで漕いで引き換えしてもいいかなと思ってたけど、ささっと野比まで漕いで舟を上げた。

後輩には昼寝をしていてもらい、折りたたみをバラしてバッグに詰め直す。時間はかかるけどなれるより仕方がない。分割艇はカートに乗っけて引いていくだけだから楽ちんだ。

そうして家に帰り、塩抜きに一通り洗い物をして一息つけた。後輩はだいぶお尻が痛かったみたいだ。シートを低めにつけてあるから癖があるのかもしれない。次はお尻パッドを敷いてみよう。そのうち、家から出て猿島往復なんてしてみたいから、シートの問題はなんとかしないと。

折り畳みはなんとなく自信はついた。横瀬島で一本、波に入ってブローチしたけど普通のカヤックと同じだ。とはいえ、どこに落とし穴があるかしれないから、しばらく近場で漕ぎ回ってみよう。まずは走水を目指す。





2022年8月11日木曜日

20220811 秋の夜長

 良い海況が予想されるけど、近づく台風のためにうねりがありそう。折り畳みを考えていたけど、ちょっと自信がないので分割艇で出ることにする。

朝に野比の浜からでて南に漕ぎ始める。まだちょっと南風があるけど、普通に漕ぎ上がれる。分割の木のパドルもいい感じ。最初の30分は岸沿いに、ソロの時の気遣い。三浦海岸まできてちょうど良い時間なので、ここからは雨崎を真っ直ぐにめざす。

雨崎を回ると、南からのうねりを強く感じるようになる。剱崎が回れれば城ヶ島もなんとかなるでしょう。だめだったら松輪のあたりで浜にあがって舟をバラせばいいや。無理せず行こう。

どんぶらこいで、剱崎の水路に入って一休み。次は盗人狩りでまた一休み。最近は横瀬島と安房崎を真っ直ぐ漕いじゃうから、久しぶりに岸よりの景色を楽しむ。そういえば、つい先日燃えたクルーザーが宮川の岩場に引っかかってた。通りがかりに見てみたけど、跡形もなく綺麗になってた。それでヨット置き場でまた一休み。

大先輩のツアーがそろそろ出てるはず。お昼ご飯で合流できるかな。安房崎と長津呂崎を大きく周り、静かになった海を漕いで三崎の堤防を回り込む。そしたら、遠くに赤いカヤックが見えた。手広くやっている後輩の舟で、ほんとうによく目立つ。おかげで簡単に合流できた。

山の日というのに海も賑やかで、お昼にあがる場所を探しているうちにまた二町谷までやってきてしまった。ガンガゼに気をつけながら階段にあがり、海風を感じながら一休み。暑い暑いと言いながら、海の風は涼しいし、意外と乾いた風が吹いている。秋が入り込んできてる。

あとはゆっくりとツアー組と漕いで水にも浸かり、入江に戻って舟をあげた。今日はビジターの人も頑張って水に浸かる練習をした。夏の暑い時、波を中を漕いで楽しんでくれたよう。

舟をあげてからも、このビジターさんはクラブハウスでの歓談に長くつきあってくれた。こんな感じは久しぶり。壁を開け放ったクラブハウスで、暮色が強まるなかのんびりとして、だんだんとひんやりしていく空気を夜長に楽しんだ。

2022年8月7日日曜日

20220807 やっぱりできない

一つの舟でできるようになったら、他の舟でもやれるか試してみたくなるのが道理で、大先輩のツアーでのんびり漕ぎながらすきを見て水に浸かる。

今日はとても大所帯のツアーだった。馴染みの人も見えられて、楽しく漕ぎに出る。この夏一番の静かな海で、大先輩の調子にのせられて、スルスルと赤羽根海岸先の洞窟の浜まで来てしまった。初めての人もサラリと漕いでくる。すごい。

洞窟の浜はどういうわけだかとても涼しい。隣の赤羽根海岸は浜の砂が焼けて、裸足ではとても歩けないのが普通なのに、こちらはひんやりとしている。気持ちよく昼ご飯を食べて、俺の浜まで漕ぎ戻る。

ここで練習。これなら行けるか?という船を選んだつもりだけどどうにも上がらない。やっぱり船に頼って上がってただけかあ。まあ一つ一つこなしていきますか。

小網代湾内の帰り道、南の方から黒い煙が流れてきている。なんだろうと思ったけど、消防車の音がしないし、ちょうど諸磯の畑の方だから、何か焼いてるのかなと話しながら帰ったら、赤羽根沖でボートが燃えて、七人海に飛びこんで逃げたらしい。近くの船が寄せてきてみんな助かったけど、ボートは燃えながら宮川の方まで流されていったそうだ。

人の増える夏の海はなにかと賑やかだなあ。

2022年8月1日月曜日

20220801 やってみる

昨日舟を上げる直前の入江で、イケメンブルーな後輩がゴリラでハンドロールをあげた。やっぱり舟じゃないねぇーと再確認して、自分でもうずうずしてきたので、仕事を早く切り上げて、夕方からカヤックを引張り出して浜に出た。

風が強めに吹いていてウサギも飛んでいるけれど、浜とテトラの間のスペースで練習するくらいなら問題ないと、組み立て式の舟を浮かべて肩を回す。やってみたら案外すんなりとできた。今まであんなにできなかったのが不思議だ。やれると思うとやれるようになるいい例だろうか。

またすぐに出来なくなるだろうから、一つ一つの動きを言葉に変えて書き付けておき、分解してまた再構築する。その過程を繰り返していくと、気づいていない要素が繰り返しの中で洗い出されて増えていき、また取捨選択されて減っていく。この繰り返しが楽しい。乗っていなくてもカヤック楽しい。