小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ, YouTube チャンネル) で毎週末誰かしらと一緒にカヤックを漕いでいます

2018年11月23日金曜日

20181123 八景島から

今日は八景島の海の公園から漕ぎ出して三浦海岸までいく。30km 程をクラブのみんなで漕ぐ。午前中は北東の風がまだまだ強くて、それも午後に入れば落ちていく予報。おひさまはたっぷり。大潮で干潮手前から満潮手前まで漕いだ。

朝一で海の公園につくと、大先輩がオサレな同期と二人で舟の荷降ろしをすませていた。浜に並んだカヤックを見ると、見慣れた黄色いポリ艇がひとつ。大先輩からのメッセージを感じる。コックピットカバーを開けると中に僕の装備が入っていた。いいですねぇ、やりましょう。

車の回送などまだ準備があってみんなの集合時間と出発はまだ先。支度をして、その小一時間に一人舟を出してみる。時間は八時前。右手の方から遊漁船がひっきりなしに出てくる。北東からの風は軽く吹き付ける感じがあり、東京湾を渡ってくるしっかりした風浪が予想できる。本当は外まで様子を見たかったけど、漁船の出入りが多すぎて止めておいた。

ポツポツと人が集まりはじめたので浜に戻る。そこにゴムボートが一艇戻ってきた。朝から出ていた釣りの人で、ハシケに近づいたらそこの牡蠣殻で穴を開けてしまい、慌てて戻ってきたのだそう。早くに準備して出ていたのにとしょげていた。僕らも気を引き締めていこう。

車の回送を終えた大先輩がカヤックスーツで電車に乗って戻ってきた。その頃にはみんな集まって準備が終わっている。総勢八人。今日の航程を大先輩の海図で確認してから舟を出す。



八景島のジェットコースターを越えないのにもう三角波がある。ここあたりからSUMITOMOと書かれた門型のゲートを回り込むまでは、北東からきた風浪が岸壁に跳ね返り、いかしたサイズの三角波となって舟を持ち上げては落とす。みんなグイグイと漕いで行く。まだ経験の浅い人はちょっと腰が引けて、短いストロークとなって苦労してる。それでもパドルは動かして向かい風を少しずつ進んで行く。

ゲートを回りこみ、点々とある波止ブロックの内側に入るとその三角波も少し落ち着く。一息ついてみんなで少しまとまり、ブロックの内側をそって赤い灯台まで。そこからは猿島目指して真っ直ぐに。

猿島までの区間はやっぱり北東からの風と波にさらされるけど、開けていて岸からの距離も水深もあるからか、変な三角波はない。逆に落ち着いた風浪を漕ぎながら猿島を目指して黙々と漕ぐ。灯標はグイグイと左右に揺れて、前にいくメンバが波間に隠れる。


その途中でふと後ろをみると北風の乾いた空気で景色は澄んで、ランドマークタワーが小さくてもくっきり見えた。


猿島の風裏で筏を組んで小休止。目の前をフェリーが猿島から三笠公園の方にお客を乗せて行く。何人かが手を振ってくれてこちらも返事を返す。猿島からは走水の岬、旗山崎を目指してまっすぐ。取り付いたら観音崎を回り込んでたたら浜で舟を上げてお昼ごはん。


たたら浜は水の色が南国感にあふれてキラキラしてる。佐島のキラキラと同じくらい好き。風裏でもあるし、砂浜で日差しを浴びてポカポカにお昼ごはんを食べたらまた海に浮かぶ。

たたら浜から次の目標は燈明崎。陸の先端から少し内側を目指していく。取り付いたら次は久里浜のフェリー航路。少年院から対岸の火力発電所の煙突を目指して漕いで行く。


火力発電所の堤防の突端にとりつくと、金田湾の反対に剱埼の灯台が見えてくる。ホームに帰ってきた。野比海岸、津久井浜と、京急線で通る駅をなぞりながら、低くなっていく太陽と青空を仰いでパドルを回すとなんだかしみじみとした。

大先輩が回送してくれた車のある浜で舟を上げ、みんなで無事の完漕を喜びながら舟を積んでクラブに戻り、片付けのあと楽しく飲んだ。

2018年11月17日土曜日

20181117 夕焼けまで

ここのところ夕空が焼けて綺麗な日が多くて、それをカヤックから見てやろうと思って三浦に。遅くまでいるつもりだけど、午後からの風の予報がちょっと強そう。だから、午前中にたくさん漕いだらあとは近場でダラダラ面白おかしく過ごして、日が沈むのを堤防あたりからという算段をする。長潮。結局風もそんなに上がらず、一日日差しもたっぷりで暖かい絶好の日和だった。

支度をして海に浮かぶ。11月に入ってどんどん水が澄んでいく。ヨット脇の岩場にいる美味しそうな魚がよく見える。でも釣りをする人たちは見える魚は釣れないという。残念。網代崎には北からの風浪が寄せてるのみでうねりはない。朝日がまだ低く、網代崎が少し赤らんで柔らかい。


早くも遅くもない、普通に歩くペースでホイホイと漕いで安房崎。宮川湾はほぼ真向かいからの風がある。東風崎の灯標あたりは崩れてないので、岸沿いに毘沙門、横瀬島とつないで剣崎をくるりと東京湾側に回った。


東京湾側に入ると少し水の色が緑がかる気がする。風も抜けて、風浪が前からどんぶらと寄せてくる。北東風だとこうなるよなあ。手を止めて揺られていたら、前から黒いファルトが漕いできた。挨拶をしたら、三戸浜から雨崎までの往復だそうだ。僕と変わらない時間に船を出して、もう雨崎から戻ってきている。早いなあ。

ファルトの人を見送ったら僕も引き返す。岸をなめて、波が立ちそうな場所を探しながら。とはいえ、あまり面白そうな場所は見つけられず、結局横瀬島の回り込む波を見に。そうしたら、NZ先輩がちょうと向こうから漕いでくるところだった。先輩も劔埼までで引き返すというので、見送って波遊びしながら待つことにする。


久しぶりにグリンランドパドルで波遊びしたら、ブレースの具合が少し違う。何度か引っクリ返されてずぶ濡れになって遊んだらなれた。そのうち、おされな同期がまたやってきて、先まで行くというので見送った。少し潮が上がってきたのか、長く乗れるようになってきた。楽しく遊んでたら先輩も同期も戻ってきて集まる。

そろそろ大先輩の定刻組がだいぶ漕いできた頃。合流目指して、でも岸ベタで遊びながら赤羽根海岸まで戻る。大先輩たちはもう浜にいて、お昼ご飯もだいぶ終わりかけの様子だ。上げ潮のせいなのか、洞窟のある小さな浜には時折崩れ波が入るくらいには面白い。ツアーのお客さんが良く上がったなあと思いながら、僕らも後ろを見ながら慎重に船を上げた。

今のところ平気だけど、午後の風の上がりを気にして、お昼もそこそこにいつもよりはキビキビと戻る。長津呂崎を回ると諸磯までは向かい風だったけど、みんな淡々と進んでいくのはさすが。お客さんは小笠原にいたこともある二人がいて、向こうで結構漕いでいたんだそうだ。納得。

諸磯では満潮で潮が高く、かすかなうねりだっったけどなんとなく波遊びができる雰囲気。NZ 先輩やここ3,4 年通っている常連のお客さんが沈するくらいには面白く遊べた。小笠原の二人が波待ちを始めたのでこっちも嬉しくなって少し長く遊んでから、もう少し進んでコーヒー休憩に浜に上がる。


小笠原の話など聞いたり、風が全然強まらないのをいいことにだべっている。小笠原の一人は釣り竿を持ってきていて、小さな入江をあちこちに移動して一人カヤックから釣りをしている。それを浜から見ていたら、とうとう小さなカサゴを釣り上げた。それを逃してやったら満足したと竿を納めて上がってきた。

青い空を日が落ちてきて、カヤックの白も暖かい色になってきた頃、みんなで腰を上げて船を出す。日没まではあと 20分ほど。僕は残って日が沈むまで浮いていることにする。風もなく、海はぺったりとして、そこにうつる夕日の色がどんどん濃くなってくる。伊豆半島に日が沈んだのを見て気が済んで、堤防を回って帰って船を上げた。静かな湾内を船がスーッと進むこの時間はとても気持ちがいい。



空にはあまり雲がなかったので、せっかくの色も空に抜けてしまった様。高い雲がある時を狙ってまたこの時間漕ぎたい。

2018年11月11日日曜日

20181111 房総チャレンジ

大先輩の車に乗っけてもらい、クラブのみんなで房総半島、外房に足を伸ばす。狙いは波遊び。アクラライン通って海に出て、支度をして浜から舟を出したのが10時くらい。日差しだけじゃなくて空気感もポカポカした季節外れの濡れ遊び日和の日曜中潮の干潮前後四時間。

ちょっと漕いだ先の目当てのビーチにつくと、すでにサーファー、SUP が入っている。端っこまで離れてぶつかる心配のない場所までくると、ちょうどカヤックによいサイズの波が入っている。今日は初めて波遊びする人もいるので、このくらいがちょうどよい。手広くやっている後輩は、昨年の房総半島でコテンパンにやられたので、今年はリベンジにと鼻息が荒い。

今日は出るときからヘルメット。早速乗り出す。オサレな同期がいい感じの波にのり、崩れたところで沈、そこをさっとショートで上がる。だいぶ安定感が出てきた。


波うち際になるとくるっと波が巻く。そこで横を向けられてもブレースで耐えられるようになると波乗りで遊ぶのに大分楽にはなる。耐えられないと沈するけれど、ロールで上がればマシ。リベンジの後輩は、最初の何本か、ロングでなんとか戻ってた。今日がはじめての優しい後輩はそこで脱って浜に打ち上がる。舟の岸側にはいないように回り込み、舟を浜に押して上がって水を抜いてまた波を越えて戻ってくる。それもいい練習。それぞれのステージでそれぞれの練習が繰り返される。

波が良くなってきたかなと思うと、サーファー達も増えてきた。すぐ横に入ってきた人と挨拶して、僕らは場所を譲って他の場所に遊びに行くことにする。


どんなに濡れても気持ちの良い日。浜から離れて小さな湾の外にでると、とたんに外房のうねりが大きくなる。それがいくつかの岬に跳ね返ってしっかりした三角波になる。岸沿いはブーマーが崩れてくるので、はっきりと沖を回って次の浜に移動する。岸辺の波のりより、うねりの三角波のほうが怖いですという波遊びはじめての後輩と一緒に漕ぎながら次の湾に入った。

次の浜ではボラがアホみたいに跳ねてる。同時に5匹も10匹も飛び上がっているのが視界に入る。それが浜の端から端まで。見ると、下を群れがいっぱい行ったり来たり。それを見ながらまた波乗りして遊ぶ。


はっきりした昼休みはない。浜に打ち上がって休憩しながら食べる人、行動食を浮きながら食べて波乗りを繰り返す人、それぞれのスタイルでやる。待ちながら水の下を見ているとボラの群れがユラユラいた。


さんざん遊んで腰が効かなくなってきた。波も大分落ち着いて、サーファーもほとんどいなくなった。僕らも潮時と、またうねりの三角波の中を漕いでもとの場所に戻る。上がりますかといってサーファーは岸に行くけど、僕らは海に向かってまた漕ぎ出す。僕らの海は広い。

帰りには地元の食堂で灰干しサバの定食を食べさせてもらう。カヤックしに来たと言ったら店のご主人が、千葉のカヤックの人が良く来ると教えてくれた。多分レインドッグの野川さんみたいだ。

そうしてご飯を食べて、ひっくり返された波の話をしながら高速に向かうと、アクアラインがとんでもなく渋滞していた。高速に乗るための下道までピクともしない。手広くやっている後輩は次の日の仕事が早いとかで、最寄りの駅によって電車で帰った。残りののんびりした人たちはそのまま大先輩の車で、とろとろ動いたり止まったりしながら、車中でさんざんカヤックの話をして、それでも真夜中になる前にはストレスなくついて帰った。リベンジできた人も、来年またリベンジしたくなった人も、房総はいつきてもチャレンジさせてくれる。また腕試しにこよう。

















2018年11月4日日曜日

20181104 毘沙門往復

土曜に用事があって三浦で漕げるのは日曜。風はなさそうだけど、曇りがちで少し沈んだ天気の週末。中潮

始発で出かける朝はまだ暗い。三浦海岸駅あたりでまだ朝焼けの色が見える。三崎口について降りると、夜に少し降ったのかホームが濡れている。つるつるした部分が滑りそうだなと思って、どのくらい滑るのかと一歩踏んでみたら、置いた足を前に投げ出してステンと尻もちをついて転んだ。滑ると思って滑って反応できなかった。やばい。漕ぐのも気をつけよう。

クラブにつくと、プチプチにくるまれた船がラックに入ってた。前漕ぎが大好きな後輩の新艇だ。ちょうどキャンプで起き出す頃のその後輩に教えて上げに行こう。支度をして一人、舟を出す。小網代の入江はさざ波もたってない。東寄り成分が少なめなのだろう。薄暗い朝もやに深呼吸を一つして漕ぎ出す。


堤防までくると、思ったよりも北風が強い。南からのうねりっ気は全くなし。風浪がちゃぱちゃぱしてる。ほうほう、そうですか。網代崎を回って南を向いたら、追いの風と波でスイスイと進んでいく。


諸磯の中は静かだけど、三崎の堤防に向かうにつれてまた波がワサワサしてくる。東には振れず、ほぼ真北からの風なので波が堤防の外でも入ってくる。三崎の街の向こうの空にはまだ少し朝焼けの色が残っていた。


長津呂崎を回るとその波もとまり静か。今日は南からのうねりがないので城ヶ島の南はぺったりと鈍く光る銀色の眠たそうな海。安房崎から横瀬島は向かい風を感じながらまっすぐ進む。東風崎のあたりで浜にテントが見え、そちらに舟を向ける。近づくにつれ、誰かがタオルを振ってくれた。こちらもパドルを振り返して応える。


浜にあがるとみんながテントを畳んで出かける支度をしていた。それを見ながら少しお喋りをして、また海に浮かぶ。前漕ぎの後輩に新艇の話をしたら、早く戻りたくてうずうずしているようだ。シェア艇の知床は荷物が満載だけど、ぐいぐい漕いであっという間に間があき、ひとり安房崎について後ろを待つ。早いなあ。

そんなのを繰り返して釜根、三崎の堤防、諸磯を抜けて小網代に戻ったのがちょうどお昼。雲が下がって景色が煙るようになったかと思ったら雨がパラパラ降り出した。

そんな中白鬚神社にお参りをして、後輩の新艇の進水式。ちょっと漕いで、ロールをしてみたら脱して、あかるい進水式になった。みんなは舟を上げたけど、後輩と僕だけで雨の中をスズメ島までだけちょっと漕いでくる。それで僕らも舟をあげておしまいにした。

寒空の下を静かに漕いで、最後は笑って終わっていい一日だった。来週は千葉のほうに足を伸ばす予定。ワイワイ漕げそうでとても楽しみ。

2018年11月1日木曜日

20181101 長者ヶ崎

なんだか漕ぎたりてない。そんな感じがするのでお休みもらって三浦に漕ぎにきた。午前中は北風があるけど、午後から少しそれも緩む。小潮

支度をして舟を出す。前日はツアーがあったみたいだけど、今日は何もない。浮かんだら冬ののんびりした日差しで一息ついて、えいやさーと漕ぎ始める。


網代崎の様子をいつものように写真に撮っていたら、風に押されて釣り糸の浮きの近くまで来てた。思ったよりも北風が強い。出し風と言うよりは向かい風。パドルは重いけど舟をまっすぐ進めるのには苦労はない。黒崎、佃とつないで荒崎。佃はあいかわらず。


小田和湾は風が抜けているけれど、波はそれほどでもない。強すぎたら湾内をなめてと思ったけれど、まっすぐ漕ぐことにする。動くにつれて、風の抜けも強まったり弱まったり、場所にもよるし時間にもよる。向かい風をゆっくり歩くように、パドルを握る手に力を込めずに大きく体を振ってのんびりと。

漕いでいる間、前方のレンジを決めたらそれより沖に出されないように。また横のレンジを時々決めてほんとに進んでるか見ながら。もし霧に囲まれて地上が見えなかったら、どうやって進んでると思えるんだろう。いろいろ漕いで、進んでるという自信をつけるしかないんだろうか。

そうして立石を右に見て越えたと思ったら正午が近い。もう少しと思ってちょうどお昼に長者まで来れた。ふと見ると、沖側の浜に赤い PFD をした人が座って休憩していた。カヤックは見えないけど、多分陸側の砂嘴に上げてるんだろう。そう思って北から回り込むと、その人も立ち上がって戻っていった。

砂嘴に北側から入ったのは波が目当てだったけど、この日は小さくて今ひとつ。舟を上げたら空のカヤックがひとつ。そこに先程の赤いPFDの人が戻ってきた。よく見たら120点の後輩。葉山のクラブにも入っていて、カヤックを借りて漕いでたとこだった。ひょんなところで人と合う。

後輩は北から来て、もう少し南まで行くと言うので、一緒に秋谷くらいまで漕ぐ。途中、砂浜に向かって波が立つところがあって一本乗らせてもらう。

秋谷で別れ、僕は佐島のキラキラを抜けていったけど、日差しがあまりなくて控えめだった。長者あたりのクリームがかったグリーンの方が今日は綺麗だったと思う。

佐島からは荒崎、佃とかすめて、帰りは追い風と言うより横風でそんなに楽な思いはさせてもらえなかったけど楽しく漕いで帰った。


佃を今度は波の背側からみる。


明るいうちに上がったつもりだけど日が沈むのは早く、帰りのバス待ちでみた夕空は映えてた。この時間まで漕いで、夕焼けを見てから上がるのをこんどやろう。

2018年10月28日日曜日

20181028 やるきの三浦

ここのところ波遊びばかりしていたので距離を漕ぎたい。前線なのか台風なのか、波乗りには良さそうな日曜だけど、今日はヘルメットは被らないと決めて三浦に行く。中潮。満潮から干潮過ぎまで漕いだ。

始発で動くと日が出ていない。ウトウトする車中でふと顔を上げると気がついたら空が明るくなってた。三浦海岸から千葉の方向が朝焼けてる。クラブハウスにつくと、マスコット先輩が支度をして出ていくところだった。最近腰を悪くして、それでも久しぶりに漕ぐのに昨晩から泊まったのだという。あとでまたーと挨拶してお送りする。

自分が支度をしていたら、SUPもやる先輩がやってきた。先輩、今年に入ってサーフィンようSUP、サーフカヤックを買ったと思ったら、とうとうシーカヤックも買ってしまい、今日がデビューの日。ラックから舟を下ろしてみると、中古とのことだったがとっても程度がいい。ボリューム少なめの舟で、コックピットがとても浅く膝のフィットは抜群。この先輩、キャンプツーリングなどはせず、一日ウロウロして波があるときに遊びにくるのがメインなので、とても理にかなった舟の選び方。

また後でー、挨拶して今度は自分が先に出ていく。ヘルメットじゃなくて普通に帽子をかぶる。それが今日のコミットメント。ヨットを抜けると鳥山ができていた。魚の群れが湾内に入ってきてるのか、外が荒れてて湾内で落ち着こうと集まってきているのか、飛びたっては水面に降りてぐるぐるしてる。網代崎はなんとなくざわざわしてる。


堤防を回って、それでも一応と思って近場の波遊びポイントに行ってみる。SUPやサーフィンの人が岸に座って、3人ほど波待ちをしてた。波は北からの風浪と西からのうねりがあわさった感じで、はっきりしないでガチャガチャしてる。満潮だし、あんまり乗れる感じではない。波待ちの人に近寄ってちょっと挨拶などして、手を振って分かれる。気象庁では相模湾は波2mうねりを伴うと出ていた。今日はここも混みそうだ。

ここ数年で、ここで波遊びする人がずいぶん増えた。前は SUP はいなくて、まずカヤックだけだった。本当に波が大きい時に上手なサーファーの人を一人二人見るくらい。それから SUP をちらほら見るようになって今ではだいぶ増えた。人が増えると事故も増える。カヤック以外が4人以上いたら、そういう時はここで遊ぶのは諦めようかなと、ふとそう思う。

大きい波のときにカヤックはブローチすると止められない。ブローチして波に押される方向に人がいたら、コントロールできずにぶつかってしまう。沈して体をアンカーにするのが最後の手段だけど、巻かれて行くことだってある。脱って水ブネを流してしまうかもしれない。そういう意味で、落ちれば絶対に止まるサーフボードとはわけが違う。

そういうものと一緒に遊ぶのは向こうも怖いだろうし、乗ってるこっちも怖い。人混みの中で壊れたブレーキの自動車に乗ってるのと同じだ。だから、諦めようかとそう思う。カヤックなのだから、人のいない波場を探して移動するほうが性にもあっている。危ない思いをしたりさせたりしてまで、朱に交わる必要はない。

そんなことをぼんやりと考えながらヘルメットは被らずに波をみていた。そしたら、SUP先輩がピカピカの中古艇でやってきた。この先輩はほんとうに買い物が上手だ。波を待つというので、それじゃーと挨拶して僕は南に漕ぎ出した。城ヶ島を回って剣崎まで往復したい。

諸磯までは北から風浪がチャプチャプして冬のいつもの感じ。岩場の中に入ると、南西からのうねりで浅い岩場が波しぶきを上げている。堤防に近づくにつれてうねりはなめらかになっていき、カマネの浮標あたりではすり鉢の底と丘のてっぺんを交互に上がり下がりしながらサクサクと漕ぐ。

カマネからは長津呂崎の飛沫が見える。近づいていく10分の間に、稀に大きい波でだけ崩れる場所がないか、注意して睨みながらヤバそうなところの目星をつけておく。そういうところを避けながら岩場の中に入れるかと思ったけど、今日はアウト。安全に大外を回っていくしかなかった。ソロだし、万が一どころか百が一くらいでやらかしそうな感じにブーマーでショワショワと泡を吹いている。

城ヶ島の南岸もいかつい。丸まったてっぺんのうねりが僕を通り過ぎたかと思うと、岸が近くなって一段立ち上がり、てっぺんが少し尖ってそのまま岸にあたって飛沫を打ち上げる。


ぐわーっと行って、


ぼかーんとうち上げる。水が大量に動くパワーはものすごい。

安房崎の灯台の下の岩場も今日は入らない。大きく外を回り込んで、ほぼ真向かいの風を漕ぎ上がって宮川湾を渡って横瀬島を目指す。ここはいつもよりかかった気がする。東風崎沖の灯標も岸側は盛大に崩れてて入らないように進んでいく。そうして横瀬島についた。

ここで10時前。思ったよりも向かい風で進まなかった。剣崎を回り込んで雨崎までとも考えたけど、北風の強さと南からのうねり、それから、午後から西風が強まる可能性も考えて、ここで引き返して午前中に小網代周辺まで戻っておくことにする。

そう思うと、横瀬島で少し時間ができる。南からのうねりが島を回り込んで波場になる。ちょっと乗れるかと思ったけど、一瞬で巻いて崩れるだけで乗りにくかったので諦めた。


東風崎あたりで、他に遊びやすい波場はないかなと、岸沿いで漕ぎながらふと沖に目を向けるとレジェンド先輩が東から城ヶ島目指して進んでいくのが見えた。僕より後に出てるはずだから、あっという間に追いついて抜いてってまた戻ってきたんだ。すごいな。漕ぎよって挨拶をし、一緒に漕いで戻ることにする。帰りも同じように大外を回りながら、世間話をしながら漕いであっという間に諸磯まで戻る。一度も休憩なし、水飲みなし。お喋りはするけどパドルは止まらない、それがレジェンド先輩のペース。

諸磯での波場を通るとき目を疑った。波がぶち当たって飛沫を上げる岩場に釣り人がいる。もちろん舟では来れない。SUP も無理だろう。見ていると、スノーケリングマスクをして、PFD をつけ、波の中を泳いできて岩場に這い上がり、釣りをしていた。


アホかーと思うと同時にカメラに手が伸びて写真を取る。こんな岩場に泳いできてよじ登る。


カヤックやSUPで浅いところに釣りにくる人たちはもう普通だけど、とうとうスノーケルフィッシングまでたどり着いたのか。すげえな。そんな写真をとっている間にレジェンド先輩はもう先に行ってしまった。

追いかけて、網代崎を過ぎた俺の浜に行くと、他のクラブの人たちが浜に上がってちょうどお昼ご飯。日差しもたっぷりで、のんびりしながらお昼を食べると、みんなまた漕ぎたくてウズウズしてくる。ほとんどは波遊び。でも一人、小柄な後輩は波をやらないので、誘って荒崎まで往復しよう。西の風はまだ吹いてきておらず、海は穏やかなうねりのみ。ちょっとお喋りもしながらもくもくと漕いで荒崎から佐島を眺め、まだ行ったことがないというので沖アジロを経由して網代崎に戻る。後輩は先に上がり、僕は波遊びのメンバーに合流した。

もうSUPの人たちもだいぶ帰り、ほぼカヤックだけ。夕方近くのゴールデンタイム。がちゃがちゃした風浪も消えてきれいなうねりだけでお手本みたいな波だった。四時くらいまで残ったメンバーと遊びまくり、ゴールデンタイムも終了して波が来なくなったので舟を上げた。

距離も波も両方できてとてもいい一日だった。でも、最近の混雑はちょっと気になる。寒くなればまた僕らだけになるだろうか。

2018年10月20日土曜日

20181020 北風がやってきた

10月に入ってぐんと寒い。日曜には用事があるので土曜一択。午前中は北風がそれなりに吹くけど日差しはあって、午後すぎると落ち着く予報。中潮

うねりはなさそうなので、自分の舟で少し遠出をしたいと思っていたのだけど、北東の出し風。様子をみながらにしようと思うと出足がにぶる。始発よりはちょっと遅れてクラブにつくと、NZ好きの先輩が先に出ていった。

遅れて支度をして海に浮かぶ。ちょっと間が空いたから気持ちがいい。グリンランドパドルで漕いでみる。堤防からみる網代崎には北からの風浪がパシャパシャしてる。うねりは全然ない。冬が来るなあ。とはいえ、富士山はまだ見えない。


風は結構強い。うさぎも普通に見える。体感で 8 m/s くらいかな。あとで剣崎の計測値を見てみたら 8-9m/s の時間帯。まあだいたいあってた。

パドルにかかる重みを感じながら北の荒崎に向かって漕ぎ出す。大股に歩くようにゆっくりと体を回して。普通のパドルとちょっと違って、細長いパドルが水に切り込む感覚が楽しい。ひょいと沖をみたら、先に出たNZ先輩が黄色いワーナーのブレードを回してサクサク向かい風を漕ぎ上がっていた。沖はもう少し風がありそうだ。

スズメ島あたりにつくと、少し先までいって引き返してきた先輩とちょうどすれ違う。先輩は大先輩に合流しに湾内に戻り、僕はそのまま荒崎まで向かい風を漕ぎ上がっていく。

三戸浜の沖、長浜の沖はどちらも風が抜けるし、小さい岬とは言えスズメ島、黒崎の鼻を超えるあたりも風のギアが一段上がる。またゆっくりと歩くように。ヘソより上の力は抜いて、できるだけ少ない力で関節の角度だけを固めて下半身の力で前に進む。漕ぎ続けていれば前には進んでる。


そうして荒崎を回り込み、長井までは真向かいの北東の風になる。少し真向かいの風を漕いだら、そろそろ僕も大先輩に合流する頃合いだと思って引き返す。帰りは追い風追い波でピュー。

またスズメ島あたりでみんなと鉢合わす。みんなも向かい風と戦って荒崎まで行くというので、よーしと思って一緒にまた向かい風。三戸浜は浜に寄りながら、長浜はぐるりと浜を回るのはしんどいので、割りと真っ直ぐに突っ切る。時々ビューと吹く風に思わずヒャッハーと声が出る。

そうしてみんなでグイグイ漕いで荒崎の小さめの浜に上がり、ちょうど昼ごはん。

午後の用事があったので、休憩中のみんなに挨拶して一人でまた戻る。今度は追い風に気を良くして諸磯まで一気に帰る。久しぶりにこの四角い白い灯台を見た。いつ見ても綺麗だな。それで向かい風をまた漕いで湾内に戻って舟を上げた。

舟を片付けるとき、手が少し冷えてこわばった感じがした。舟を流す水道の水もはっきりと冷たい。今日は夏を過ぎて初めてドライスーツを来たし、冬が来るなあ。今年はウナギをとうとう見なかった。