小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ, YouTube チャンネル) で毎週末誰かしらと一緒にカヤックを漕いでいます

2016年12月25日日曜日

20161225 忘年会二次会

先週忘年会をやったけど、今週は今週でがっつり漕ぎにみんなで車ででかける。心づもりでは伊豆で波乗り。集合のJR駅にいく電車の中から外を見たら雲も多かったけど、舟を出す頃には太平洋側特有の冬の青空で、風も予報どおり落ち着いた北寄りの風だった。

23日は低気圧の通過にともなって、台風みたいな風が西よりから吹いた。その後に高気圧がちょうど良い具合にくっついてきたので天気の心配はなかったけど、波がどうなるか気をもんだ。

集合のJR駅で集皆が大先輩の車に乗る。途中の逗子の海を見たら全然波がなかったと聞く。波がなくても適当の岸沿いを漕いで、それこそ石廊崎でも回れればいいなと内心気楽に車から外を見る。

みんなで馬鹿な話をしながら車に揺られて南伊豆の浜につく。幅広の白い砂浜がとても綺麗。弓のように曲がりこんだ入江の砂浜で、左右の端をみやると山の斜面が次第に岸に近づいて、最後の海への出口は小さな山が両側にぽっかりと堤防のように入江を絞ってる。

駐車場には野良猫がいて、日向の芝生に寝転んでこちらに腹を見せてる。カヤックを降ろしたり着替えたり、車の周りでバタバタしていたら目が覚めたのか、止まったばかりの車の下に暖を取りに入りこんできた。

めいめい支度が済んだら、勝手に舟を担いで浜から出す。めいめい勝手に波を待って、それぞれのいい波に乗って遊ぶ。それでも、とてもいい波は考えることが同じで、全員同じ波に乗ってわーわー声を掛け合いながらまた沖に戻る。

あまり大きい波ではなかったから安心。それでも、沖に向かうときは浅いところで崩れる白波を胸までバッシャンバッシャン被って出て行く。カヤック二年生同士の僕と同期にはちょうどよい。乗ってる時には何回か沈脱もして、沈はもっとして、海の水で一年間の垢を落としてさっぱりする。でも頭は髪の毛の中に砂が入り込んで少し痒くなる。他の先輩方は沈脱なし、大先輩は沈もなしでやっぱり腕の違いを見せつけられた。来年は沈脱ゼロを合言葉に同期と頑張ろう。


2016年12月17日土曜日

20161217 忘年会

日差しがたっぷり晴れるのだけれど、西寄りの風が吹く予報。距離は漕げそうにない海況だけれど、今日はクラブのみんなで集まって忘年会をするので、わいわいと近場で漕げれば充分。中潮の満潮を過ぎたあたりから干潮過ぎまで漕いだ。

それでも少しは気ままに漕いでおきたいので、早めに来て一人で舟を出す。停泊ヨットの群れを過ぎて小網代湾の先を見ると、富士山と伊豆半島が近く見える。雪を被った富士山の白い山肌に、低い日差しが細くしっかりと皺を際立たせてる。空、海、半島が全部違う青色でできてる。高い空は澄んでいて深く透き通った青。だんだん白くなって水平線に降りてくると、薄墨を流したような半島が富士山と線を引いてる。明るい水平線は逆にこちらに近づくにれて色味がまして、まだ弱い風が暗い丸い凸凹を作ってる。
青い墨色
湾内を振り返ると日差しが眩しい。 黄色い舟でよく漕いだ。ヘルメットもしっかり守ってくれた。まだ年内漕ぐけど、ひとまず無事を喜ぶ。どこかの本で誰かが言ってた。

海が怖くないやつはすぐに死んじまう。出ちゃいけない日に出ちゃうから。おれたちは海が怖いから、死ぬのもほんの時々だけ。
-- アラン島 ジョン・ミリントン・シング

どんなに気をつけても、ダメなときもある。そういう皮肉さも含めて海に出て、それでもきちんと帰る。海で遊ぶからには絶対帰る。人にどんなに迷惑をかけても、誰も死なないで終われるならそれが一番良い選択肢。
今年もお世話になりました
近場のサーフポイントで波乗りをして 、定刻組が集まる頃に湾内に戻る。今日は四人乗りが出る日。去年は乗る側だったけど、今年は四人乗りを追っかける側。少し波が出てきた湾を出て、四人乗りは黒崎まで往復。
富士山
また一度湾内に戻って、遅れてきた人たちと四人乗りがメンバーチェンジ。また追いかける。だいぶ西風も上がってきて、風浪がうねりをともない出している。メンバー変わってラダーを担当するのがクラブきっての鉄砲玉同期。反り上がったバウに波をかぶりながら突進していくので、シングルに乗ってる僕は追いつけない。どこまでいくかと思っていたら、すずめ島あたりで折り返してくきたので安心して写真を撮った。
だいぶ波があるねと言いながら湾内に戻り、少しロールの練習をしたら早めに舟をあげてみんなで忘年会。終バスで帰る。泊まり組も楽しそうで、次の日の日曜、朝焼けの中漕ぐ写真を後で見せてもらった。とてもうらやましい。

来週は伊豆にいけるかな!?








2016年12月10日土曜日

20161210 佃嵐崎サーフ

日曜のほうが距離を漕げそうな予報だったけど、自分の都合で土曜なのだから、少しの北東の風でも頑張って漕ぐ。朝から三浦にやってきた。結局、劔崎の数字で9-10m/sの北東の風が吹いてたけど、陽射しもあって水もぬるく、たくさん水を浴びて楽しい一日だった。中潮の干潮を少し過ぎたあたりから満潮まで漕いだ。

支度をして舟を出す。午後イチからくる先輩方がいるけど、朝は自分一人。小網代の森を吹き抜けた風が湾の奥から小さな風浪を舟に寄せてくる。そういえば、京急の車窓からみた三浦海岸も海が暗く紺色にうつった。沖はだいぶ波がたってるんだろう。

湾から外を見ると富士山がクッキリ見えるけど、明るい空の色とは反対に海がやっぱり紺色で凄みを感じる。風浪が北から寄せてきて、ところどころ白波を飛ばしながら網代崎にジャブジャブ当たる。
朝のうちの富士山はくっきり
下の伊豆半島もよく見える
風が強いんだろう 
堤防から網代崎を見ると
先っちょがジャブジャブ
午前中は風が強い予報だから、小網代湾あたりから離れないでいる。シーボニアの岸壁から胴網海岸までは北からの風浪が三角波を作るので楽しい。何度か横っ腹に波を食らいながら 行ったり来たり。網代崎から堤防に向かって湾口を渡ると、真ん中あたりが波が大きい。そういうところを選んで近場で遊ぶ。
湾口から荒崎を見る
風浪が向こうからやってくる
北寄りの波の時には、この辺りで遊ぶのがいいと思った。万が一沈しても、風が岸に向かって寄せてきてくれるから安心。網代崎より沖に出なければ、少し荒れてても安全に楽しめる。

10時を過ぎたあたりで風が弱まってきたので、北に漕いで波乗りできる場所を探しに行く。うねりはかすかで、近場のサーフポイントは良い波がなかった。そのまま北に進んで佃嵐崎までいくと、かすかなうねりが時々ちょうど良い波を作ってくれていた。

喜んでヘルメットをして何本か乗る。いつもよりは波が小さくて、僕に調度良いくらい。でかいと波が随分沖から盛り上がって、崩れながら岩場に突っ込んでいくから正直怖い。今日はもっと岸よりから。あまり距離が乗れないけど、何本か気持よく乗れたら先輩方と合流しに舟を返した。



クラブハウスで先輩方と合流したらまた舟を出す。網代崎の沖もうさぎは消えてる。後で劔崎の数字を見たら午前中とそんなに変わらず、へえと思った。とりあえず北に行きましょうかとほいほい漕いで、また佃嵐崎にやってきた。

一人はサーフが大好きな先輩なので、うきうきと大きい波を待って何本か乗る。両側から狭く迫ってくる岩の間を綺麗にのって、狭まった奥にある砂浜まで乗りあがる。両側の岩がスリルをあおる。舟が横に走っちゃったら沈してでも止めないと。

一度だけ、頭の上から崩れるような波に当たる。ちょうど沖に向かっている時だったので、乗り越えるのを諦めて舟を横に向け、ハイブレースに持って行った。横乗りで一気に戻されるのが楽しい。

波が落ちてきたのでサーフの沖で何度かロール練習。ショートどころかロングの感覚までわからなくなってきた。スイープが沈む。来週まじめに練習しないといけない。

もう一人の先輩は寒がり。それでも水がぬるいと言いながら他のみんなでロールしてたら、珍しくスカリングして浸かってた。小網代の湾は水が冷たいけど、外に出るとまだまだ気持ちいい。来週もまだまだ潮を浴びれるといいな。







2016年12月4日日曜日

20161204 小田和湾一周

今週は距離を漕ぎたい感じ。でも、午後から南西風があがりそうな予報の日曜日。中潮の満潮から干潮まで漕いだ。うっすら雲がかかるけど、日差しもたっぷりあって暖かく、ペースを上げると汗をかいてロールも気持ち良い日だった。

最初は長者ヶ崎までいこうかと思ったけど、午後からの風の上がりを気にして立石くらいに決める。それでクラブハウスにつくと、先輩が一人いて支度をしていた。心強い。

一緒に漕ぎましょうとお願いして舟を出す。小網代の奥は低い朝日をうけて暖かい色づかい。夕日だと反対側の入江が色づく。
湾からでると海がのんびりしてる。うねりも風浪もない。今週のほうがキャンプにむいていたかもなあ。荒崎に舟を向けて漕ぎだすと、亀城の灯台が沖にピカピカ目立ってる。周りには釣り船がたくさん出ていて賑やかだったけど、黒崎あたりから亀城を見ると、舟の隙間がまっすぐ通ったので、亀城に寄ってから行くことにして進路変更。荒崎手前の風裏は海面もツルツルで、波の生まれるところ。するりと釣り船をかわして灯台に近づくと、かすかなうねりに岩が顔を出してちゃぷちゃぷしてきた。一緒に漕いでいる先輩は、小田和湾の南側が生まれだそうで、灯台から湾内の建物をみて懐かしがっている。その案内で、立石はいかずに小田和湾の中を一周してみることにした。
灯台から佐島マリーナに向かって、まっすぐ追い波を使いながら進む。向かい風なのだけど、かすかなうねりが南西からで、ちょうど反対だから波が掘れていたのかもしれない。加えて、潮が引いているときで湾内からの流れもうねりと逆方向。妙に力のある波だった理由はこのあたりかな。理屈はともかく、ぐいぐい進む感じが楽しい。後で先輩のGPSを見たら、最大11km/sの区間があったから、多分この時。

小網代や油壺と比べると小田和湾は大きい。見える建物も生活を感じる町並みだった。湾の奥にくると、北側に少し広い砂浜が見えてきて、そこでパドルを持ってフォームチェックをする二人が見えた。その後サーフスキーとシーカヤックでそれぞれ舟を出していた。早そうな人たちだ。

浜にそって右に曲がって行くと、今度は10艇くらいのサーフスキーや競技用カヌーが静水のような海面を真っ直ぐに往復している。水泳のコース練習のよう。漕いでいるのはおそらく陸上自衛隊の高等工科学校の生徒たちなんだろう。これまた早そう。

湾からでる方に舟を曲げたら、湾の口から向こうに富士山が見えた。湾の南側には漁師さんがいれた漁具をしめす小さな浮きがいっぱい見える。ペットボトルだったり、丸い浮きだったり。網なのかなんなのか。あまり近寄らずに外側を回る。
湾内は静かで海と空が曖昧
水平線近くに漁具の浮きが広がる
湾の南側に沿って荒崎に戻る。途中長井近くの小さな浜に舟をあげて休憩。気持ちのいい砂浜で、のんびり小田和湾を一周するよい中継地点。ただ、周りが岩場なので西よりの波だともろに崩れそう。このあたりは底が砂と岩場が混じっていて、潮が澄んでいた事もあって下を見ながら漕ぐのが楽しい。11月に入ってから、何かの稚魚が盛んに水面を飛んでいたけど、ここでは砂底の海に群れで集まっていた。同じ方向に群れで泳いでるのではなく、砂まで届く陽光のなかでめいめい浮かんでいるだけ。パドルを入れても逃げず、デジカメをそっと沈めて写真をとったらうじゃうじゃいた。
拡大すると稚魚がいっぱい
長井を出て荒崎を回り、どんどんびきに入る。ここからは玄関に向かって家の庭を歩くようなもの。さかさか漕いで網代崎につくとまだ風は上がってこない。ベタ凪の感じなのでそのまま釜根まで漕いで折り返す。また網代崎あたりまで戻ったら、流石に南西の風が上がってきたので、二人で戻って舟を上げた。吹き出したかな、と思ってから剣崎で10m/sを超える風になるまで30分。すぐに戻れる場所でウロウロしていてよかった。

まだ小田和湾を渡るのが怖いけど、帰り道に海が荒れたら湾内を回る選択肢もある。少し荒れ目の時も、長井あたりまで回ってみて、湾内の様子を見てみようと思った。

最後にグリーンランドパドルを持ちだしてショートスイープの練習。また上がらなくなってる。毎回やったほうがいいな。







2016年11月26日土曜日

20161126 初キャンプ

三浦で念願のキャンプができそうな日和。土曜は晴れ、日曜は曇りで降っても雨は短そう。
土曜: 天気
日曜: 天気

今まで野宿はあっても、テントを張って寝袋で寝るなんてちゃんとしたものははじめて。そういえば、インディーズバンドの野外コンサートを知り合いと聞きに行って、終電をのがしたもんだからコンサートのステージで一晩寝た。夏だったけど、夜半に雨が降ってきてコンクリが冷たくて目が覚めたのを覚えてる。御前崎の浜辺にあるステージだった。

今回は寝袋があるちゃんとしたキャンプ。キャンプ好きの先輩がテントも貸してくれる。自分でも買おうと思ったけど、いろいろと使って気に入ったのを買うといいよと言ってくれたので甘えさせてもらう。

それでも木曜日には異例の雪が11月に降り、心配になったので家のベランダで寝袋で寝てみた。寝袋は家にあったもので、なんであるのか聞いてみたら大震災の後に防災グッズとして買っておいたんだそうだ。

たくさん着込んでベランダの寝袋にくるまると文句なく暖かい。でも、ベランダのコンクリにあたる部分がヒンヤリと冷たい。やっぱり下にしくマットくらいは買っといたほうがいいね。

そうした前準備も終えて週末になったら、早めの電車で三浦にやってきた。レンタル艇は早い者勝ちだから、道具を積むのにボリュームのある艇を早速確保する。キャンプ組が揃うまでまだ時間があるから空荷で湾の外に出てみた。
北寄りの風でいつもの風浪がチャプチャプ
湾の出口は北寄りの風のいつもの様子。風浪がちゃぷちゃぷと胴網海岸に寄せてる以外は網代崎はスンとして静か。キャンプ場所は城ヶ崎を越えて毘沙門方面を考えてたけどどうしようか。この様子なら北風に乗って釜根の浮標を過ぎてしまえば行けるかな。

湾内に戻って他のみんなと合流し、荷物をそれぞれに積み分ける。前のハッチは私物、後ろのハッチは共有の道具。一切支度が終わって昼を回る。予定より出発が遅れそうなので、城ヶ島を回りこんだ後に安房崎から戻る万が一のケースでは時間が足りなそう。引き返すと北風だし。相談して、最初から向かい風を漕いで荒崎手前の浜をキャンプ地にすることにした。

いよいよ舟をだす。荷物を積んだカヤックを漕ぐのは初めて。水面がいつもより近いのがはっきりわかる。漕ぎ出しは重いけど、スピードがなかなか落ちないでスーッと舟が伸びていく。その慣性がいつもと違うところに連れて行ってくれるようでワクワクする。食べ物もテントも積んであるから衣食住が全部足りてる。目的なんてなくて、気ままに舟をあげた場所がゴールなんだと思うといつもより海が広くて、でも同時に狭い。たぶん、遠くの海が目の前の海と続いている実感が広く、また続いているところを漕いでいけばいつかつけるという思いが狭く感じさせてくれたのかな。
黒崎の鼻
ほいほいと漕いで黒崎の鼻を越え、みんなで決めたキャンプ地に舟を上げる。まるで自分の家の庭先にテントをはるようなものだけど、キャンプ自体が目的だからそれで充分。日も短い時期だし、夕日の前に酒を飲みだしたいしねと、キャンプの先輩の声で気持ちがあがる。それでも、ちょっと足を伸ばしてドンドンびきに入ってからキャンプ地に戻ってきた。
日もくれてキャンプはヒートアップ
いつもとちょっと違うヌメーっとした舟の慣性を思い返しながらテントを作る。細々とした道具の使い方の知恵をキャンプの先輩に教えてもらいながら。来年は二泊三日で下田までいけるかな。まずは、で荷物を積んで50kmソロ漕ぎをしないと心配だ。荷物を積んだカヤックはいつもと動きが全然違う。横風を食らいながら一日方漕ぎとかになったらしんどいだろうな。さすがにラダーが欲しいところ。まずは往復で100km というのを一泊二日でソロでやってみたい。

日も落ちてキャンプトークは一番楽しい時間帯。飲んでふらついた足が立ち上がった拍子でよれてテーブルの上に砂を上げる。明太子のアヒージョを気取ってパンに乗せようとして落とす、細々と粗相をしてそれがおかしくて笑ってとても楽しかった。

日も変わる前にはテントに戻って寝る。夜半に一度トイレに起きたり、波の音が近づいた気がして心配して外を覗いたり、雨が未明に降って音で目がさめたり、それでも普段と変わらず熟睡できた。

目が覚めたらもう6時で普段より良く寝てた。富士山がすっぽり雲に入ってたから、今日はこれから雨に向かうだろう。ピューッとまっすぐ庭から家に戻って舟をあげた。自転車のときは日帰りロード専門で、テントを積んだランドナーは見向きもしなかったけど、カヤックだとキャンプで距離を伸ばしたい。
富士山が作ったきのこ雲
来週は水をたくさん積んで漕いでみようっと。

2016年11月20日日曜日

20161120 三浦海岸往復

風もなく穏やかな一日となる予報。実際そのとおり。日差しは暖かく風も弱いまま。朝のうちは昨日からの風浪が残ってちゃぷちゃぷしてたけど、それも昼前には納まって、最後には凪いだ。それでもうねりは残り、岩によれば退屈しない。何をしても楽しいカヤック日和。中潮の満潮の手前から干潮までを漕いだ。

ツアー組が三浦海岸から小網代まで片道漕ぎをするというので、それなら三浦海岸までソロで漕いで合流して、帰りは一緒に漕いでくることにした。

ツアー組の三浦海岸出発に間に合うように朝は始発から動く。前日から泊まっていた同期に口止めをお願いし、準備して舟を出す。同期は片道のツアー組。また後で会いましょー。

湾を出る前の水面は、まだ朝靄が残る。水面から微かにもやが上がる中を漕いで、低い朝日に目をしばしばしながら漕ぎだした。
ようやくヨットに短い日が差す
風はないし波も落ちていく予報だったけど、また網代崎が綺麗なうねりをうけてしぶきをあげてる。ちょっとサーフポイントに寄り道したくなったけど、三浦海岸でみんなを待ちたいから網代崎を回って諸磯を抜けていく。

うねりは南寄りで、諸磯のなかはガチャガチャ。網代崎をベースに、諸磯は二倍、長津呂崎は三倍の法則を思い出す。かまねあたりをゆったり越えると、長津呂崎沖の岩礁で盛大に波が崩れているのが近づく。中は通らずに、大きく沖を回って安房崎まで。ここでちょうど1時間。

宮川湾や毘沙門湾の入り口も波が崩れているので、沖を漕いでまっすぐに横瀬島を目指す。ふつうにあるうねり以外は特に問題もなく、横瀬島に到着してここで1時間40分 。これなら10時には三浦海岸につけるだろう。
横瀬島から次の目標の剣崎灯台
 剱埼を回ると、だんだんと人の気配がしてくる。雨崎あたりでふと沖を見ると、こたつのてっぺんみたいな岩に釣り人が立ってる。少し大きめの波がくれば岩は洗わてる。もしかして声をかけられるようならと、じりじりとそばまで寄ってみてたけれど、気にせず釣りをしているので、それならばとこちらも気にせず離れて舟を勧めた。

 雨崎をすぎると目の前は三浦海岸の長い街の輪郭が広がる。自転車でも三浦海岸から野比海岸までは走っててつまらないのだけど、カヤックでもそれは変わらない。ツアー組を見つけるのだけが目的で、きょろきょろ見回しながら浮いてたら、菊名海岸の岩のあたりにみんなを見つけて舟を寄せる。出発前に合流できて良かった。剱埼を過ぎてからどんどん波は落ち始め、このあたりはもう凪いでいた。

そのまま折り返して、こんどはみんなと一緒に来た道を戻る。途中、横瀬島や諸磯では波乗りもし、城ヶ島や東風崎では岩の間の波がガチャガチャしたところをすり抜けて楽しんだ。そういう時、エグイ波の中に突っ込んでくる後輩がいてヒヤヒヤしたり、普段感じないスリルも味わえた。
諸磯の中の三角波
波乗りはしづらかったけど波に揺られるのは楽しかった

いいお天気の中、距離も漕げたし波乗りからの沈、ブローチングもロックガーデニングも、全部全部まとまってみんなで楽しめた最高の一日だった。






2016年11月12日土曜日

20161112 荒崎-城ヶ島

引き続いてお天気の良い週末。ちょっと北東の風があるけどひどいことにはならない土曜日。30kmくらいは漕ごうと思ってでかける。中潮の干潮から満潮にかけて漕いだ。

早く起きられなかったので、舟の支度している間に定刻組の人たちがやってきた。話を聞くと、南方面に漕ぐ予定というので、まずは荒崎まで行ってから折り返して、昼ごはんをしている間に合流しようと考えた。

一人で漕ぎだしてヨットを抜けると、正面に富士山が見える。雨が遅くまで残ったみたいで、歩く道路も濡れていた。晴天続きの青空よりも雨上がりの青空が一番綺麗だ。網代崎をみるとうねりはない。北寄りの風浪がタプタプときている。

たぷたぷした中を黒崎の鼻、佃嵐崎あたりをかすめながら荒崎をめざす。荒崎も突端ではなくて崖の真ん中を目指して風をよけながら。沖を漕ぐと距離が稼げないし、風も強まりがちで安全のマージンがないし、うねりがないときは岸べたのほうが楽しくて安心。うねりがあっても岸べたのほうが遊べて楽しい。

荒崎は釣り人が多かったのでどんどん引きは入らずに、ひと目のいない岩を縫って少し遊んだ。とても小さな穴があって、伏せればくぐれそうだった。
荒崎の岩場の向こうにも富士山
荒崎から引き返しがてら、佃嵐崎で波がたっていたのでヘルメットをかぶる。普段よりも波が低いのでサーファーもいない。シーカヤックでも乗れそうな感じ。いいのが来たので乗ったら、すぐに波が崩れて横を向かされてしまい、ローでブローチング。楽しい。もう一回は横からの崩れ波で最初からブローチング。力のある波で横乗りの練習ができてよかった。

本腰を入れて南に向かう。すずめ島、網代崎をかすめて諸磯に入る。北東寄りの風なので、諸磯から三崎港の堤防を超えて城ヶ島まにとりつくまで三角波ゾーンを抜けていく。正直、ちょっとソロではまだ不安もあったけど、城ヶ島に取り付いたらもう大丈夫だった。こんどこの真ん中でセルフレスキューの練習をしておこう。

赤羽根海岸を越えていつもの小さな浜にくると定刻組が休憩しているのが見えた。自分も舟を上げて一緒に昼ごはんを食べる。日差しに熱があって、浜にいるだけで汗がでる。とても良い漕ぎ日和。海の風がちょうどいい。
馬の背洞門の向こうにも富士山
休憩して帰り道を漕ぎだす。西を向くと富士山が正面に来る。帰りは城ヶ島を北に回るとそこから向かい風。三崎港のテトラの前あたりは、風を避けて浮いているカモメの群れがいた。グループの先頭が一人まっすぐその群れに進んでいく。我慢できなくなったカモメが一羽飛ぶと一斉に群れ全体が飛び立って低く一回りしたらテトラに降り集まっていった。
三崎港のかもめ
そういえば、三崎港の堤防にある割れ目で大きな作業船が入ってた。この割れ目、閉じられちゃうのかもしれないなあ。 堤防を回って諸磯をベタに回ると風も落ち着く。日差しの中をのんびりこいで網代崎を周り、湾の奥に戻る。

最後に、200cmのグリーンランドパドルを持ちだしてショートロールの練習。スイープロールのポジションがかっちりとわかり、だいぶ失敗しないようになった。もう少し、体に染みこむまで繰り返してみよう。日も下がってきたので舟をあげておしまい。