小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ, YouTube チャンネル) で毎週末誰かしらと一緒にカヤックを漕いでいます

2014年11月24日月曜日

20141124: 丸子橋下 - 二子玉手前まで, ジャングルクルーズ再発見, かわせみ見た

時間:8:00 - 12:00 気温:12〜15℃ 水位:3.24m(田園調布上), 1.96m --> 1.42m (田園調布下) 風:北より3〜4m/s 水温:触って冷たさを感じない 服装:ネオプレジャケット / 長袖ウェット / 膝丈ジャージ / ネオプレーンソックス / 長靴 / 長袖保温下着 / 膝丈保温下着

丸子橋出発〜玉堤、ジャングルクルーズ再発見

いつもの東京岸から出発して、すぐに東横線の橋の下で神奈川岸を担ぐ。今朝は大潮の満潮時だったので、東横線真下の州も水没してる。神奈川岸で調布の堰を越え、野球場脇から小道をおりて川の上にでる。

-- 1 担ぎP (担ぎポイント)

神奈川岸を玉堤水門手前のジャングルクルーズ瀞場に入る。まだ8時半くらいなので釣り人もいない。そのまま行くと、グーグルマップの言うとおり水路が二股にわかれているところがある。どうやら今日くらいの水位の時に撮られたものであるらしい。水位 2.26m の時にはここまで上がれなかった。

上流が二股に分かれて左が広い

神奈川岸のほうが広そうだったのでそちらに入る。川幅は細くなる。木が川の上まで覆いかぶさっているところなど、少し気になる場所もある。自分は上っているから気は楽だ。危なそうだったら漕ぐのをやめて戻ればいい。

右に左にくねって川が浅く流れの強い場所を一回越えると、また開けた瀞場になる。と、神奈川岸の川辺の枝から青い鳥がふと飛んで木立に消えた。かわせみだろう。とても鮮やかな鳥だった。小さいのに背景のくすんだ木立の色に良く映えてはっきりと見えた。

また見えないか木立に視線を送りながら瀞場をすすむ。瀞場と言っても、細くなると、波は立たないが流れが早くなる。最後の絞られた道を右に曲がると玉堤水門前の瀬を上流に越えたところに合流した。

瀬を越えて渡し場で担ぐ

渡し場までの瀬を頑張って漕ぎあがる。海に向けての筋トレ区間。川底の石が一漕ぎごとに何センチか、あるいは何ミリか動いていく。自転車と同じで、カヤックもパワーじゃなく回転数だと聞いた。前方遠くに櫂を入れてその場所から動かさず、逆にカヤックを前にすべらせる。それを何度も繰り返す。一漕ぎごとに石の動きを見ながら精進する。

ふと気づくと瀬を抜け、流れが緩くなって前方に渡し船が見える。渡し船の邪魔にならないよう、タイミングを見て、挨拶しながら東京岸をベタで通らせてもらう。その先谷沢川が合流する手前で州に上がる。前回はここで折り返したところだ。今回は時間があるので本流までほんの数十メートル担ぐ。

-- 2 担ぎP
谷沢川の水門と合流してくる流れ
再び舟を川に下ろす
 赤い橋は第三京浜

渡し場から綺麗な瀞場、第三京浜下流の水門で担ぎ

川を神奈川岸に渡ってそのままベタで。神奈川岸のほうが深そうなので。ただ、この辺は水が淀んで泡も浮いている。嫌だなあと思っていたら、本流が東京側に曲がり、神奈川側は瀞場に別れるという例のパターン出現。

まずは瀞場に入っていくと、案外水が綺麗に感じる。いつも新しい水が入ってきているのか、川底がはっきり見える。いつも流れがあるんだろう。周りの木立がないので、日もよく入ってぽかぽかする。一番深くても背が立ちそうなので、練習するには持ってこいかな。

日がさすと割りといい感じ
近づいてきた第三京浜の赤い橋と二子玉のビル
少し下って本流に入る。神奈川寄りの瀬は上がれない雰囲気なので、東京岸をはりついて漕いだと思う。一所懸命だったので忘れた。第三京浜直前でまた流れが分かれている。今度はどちらも瀬になって合流していて、どちらにしろ担がないと無理そう。東京岸に舟をつけて、水門付近まで担ぐ。

-- 3担ぎP
第三京浜がもう近い
振り返れば水門

第三京浜を越えて玉川公園前瀞場に

橋の下はいつも緊張する。流れはあるものの、変に舟をゆすられる感じはなかった。安心してふねをくぐる。でも、橋を越えるとまた本流が神奈川側にまがって瀬になっている。これも担がないとダメかなのかな? とりあえず、東京側の流れは玉川公園前の瀞場なので散策にいく。

瀞場に入る前に一難関。テトラの列が東京岸ベタに顔を出している。これより川の奥をこぎ上がらないといけないのだけど、そこも流れがあって一所懸命漕がないとあがらなそうだ。一番下流のテトラのエディに入ると舳先がすっとテトラに吸い寄せられてコツンとあたる。小さなエディラインに舟が寄せられて外に出そうになるけどそのラインでずっと止まっている。この程度でも舟がひっつくのだから、水の力は怖い。前を見ると顔を出したテトラの列の中は流れがざわついている。

一番下流のテトラ下で休憩 
テトラ近辺は流れがざわついている
テトラを越えて瀞場に入る。玉川公園からおりてくるスロープが見える。その向こうの二子玉の高層マンションが近い。電車も動いてる。ゴールは近い。
テトラを越えると瀞場
高層マンションと二子玉駅

瀞場から本流に担ぐ

テトラ下で合流している本流の瀬は浅すぎて通れない。神奈川岸の州で舟を担ぐ。結構浅い区間が長く、浅い流れが幾つもあり、それをザバザバと舟を担いで歩いて渡る。どれもくるぶしくらいまでの深さ。長靴の中にネオプレーン履いているので全然冷たくない。

-- 4担ぎP

このあたりは本当に浅く広かった。舟がこすらない深さまで行くには、20mくらいざばざば行く必要があった。冬だし長靴は必須だね。ちょっときになって、一番神奈川側の流れを見に行く。深さがありそうで、担がなくてもいけるかと期待もあった。でも、一目見て断念。細く早く流れこむのに加えて、流れを横断する仕掛けが幾つも掛かっている。なんの仕掛けかはわからない。まあ、流れが早すぎますね。下るのも無理。
本流が右手の瀬に流れていく
その受け皿が遠浅にひろがっている
仕掛けが幾つも

二子玉ゴール

お盆みたいな遠浅から漕ぎ出すと、すぐに流れがしっかりしてくる。表面穏やかなのに、なかなか漕ぎ上がれない。川の力を感じる。それを越えて行くのが楽しい。神奈川岸をあがっていくと、次のカーブは東京側に川が寄る。そこでまた瀬になってざわついてくる。この先もうちょっとで田園都市線をくぐれるのだけど、すでに折り返しの時間を超えていたので写真を撮って引き返す。次回は線路を越えよう。
今日のゴール 
ゴールから下流の第三京浜をみる
だいぶ流れがざわざわしている

あとは下って帰る

あとは来た道を戻るだけ。登ったのと同じだけ担ぐ。計8担ぎP。途中、綺麗な瀞場やジャングル瀞場で寄り道しながら。まあ、寄り道もしたけれど、往復の時間を見なおしてみた。行き2:43、帰り 1:17 行きのほうがいろいろ寄り道もしたけれど。往復で10km、合計4時間。平均で2.5km/hという感じか。いきのタイムで、寄り道抜きで2時間を切れるだろうか。

最後に

水温: ◯(担ぎに長靴必須濡れたら寒そう)
足がつく場所: ◎ (どこでも少し流れれば足がつきそう)
下流の障害物: ◯ (流れは早くないけど、テトラ、堰手前などなど注意して)
岸辺の移動: ◎ (担ぎの回数は多いけど、距離はそれほどでも)

2014年11月19日水曜日

20141115: 丸子橋下流, Oru Kayak と二回あう

時間: 13:00 - 17:00 気温:17℃ 水位:3.24m(田園調布上), 1.46m --> 1.44m (田園調布下) 風:西より4m/s 水温:触って冷たさを感じない 服装:長袖ウェット / 膝丈ジャージ / ネオプレーンソックス / 半袖ラッシュ / 膝丈保温下着

この日は子どもと丸子橋下流で遊ぶ。スカリングして真横に移動する奴と、スターンラダーを練習するんだと言っていた。水位が低く流れも緩やかなので練習にちょうど良い。午後のぽかぽか陽気の中、二人交代で中洲の周りを行ったり来たりして遊んだ。乗るときネオプレーンソックスでざばざば水に入るのだけど、まだまだ寒くない。これは真冬も乗りきれるかな? さすがに長靴は欲しいけれども。

この日は嬉しいサプライズが二回あった。いつもの場所に来てみると、土手の下からパドルの先っちょが見えた。先客だと思ってどんな船だろうねと子どもと話しながら近づくと、Oru Kayak が組み立てられている。おお。仲間が居て嬉しい。ここから出て六郷土手までくだって電車で帰るのだそうだ。他にも本栖湖を Oru で漕いだことがあるとのこと。水が綺麗で良かったと言っていた。僕もぜひやってみたい。

もう一つのサプライズは、夕方片付けて帰るとき、多摩川近くの DELIGHT さんでベーコンバーガーを食べようとお店に寄ったら、そこにもたたまれた Oru Kayak が。昼間とは別の人。二人連れで赤ワインとフィッシュ・アンド・チップス楽しんでる。羨ましい。ファルトと二人連れで稲田堤から下ってきたのだそうだ。やはり何度か舟を担ぐ必要があったそう。詳しく担ぎの場所を聞けば良かったな。

目標は是政なので、先は長いなあ。
Oru は軽くて子供でもいいね
ツアーガイドさんに聞いたスターンラダーにはまってる
西日が気持ちいい
もうすぐ日も沈みます

最後に

水温: ◎(まだまだ濡れても温か)
足がつく場所: ◎ (水位が低くて流れも緩かった)
下流の障害物: ◎
岸辺の移動: ◎ (駅近)

2014年11月16日日曜日

20141116: 丸子橋下流 - 多摩川の渡しまで, 進水式(スコッチ)


20141116 地図ログ: 気温:21℃ 水位:3.25m(田園調布上), 1.43m(田園調布下) 風:3m/s 水温:触って冷たさを感じない 服装:長袖ウェット+薄いウィンブレ+ネオプレーンソックス

進水式(スコッチ)

今日はあらためてアルコール有りで進水式をしよう。スコッチウィスキーの中には、塩味が強いものがある。なので、海を思い出すお酒といえばスコッチウィスキーだと思っていた。だからアルコール有りの進水式はスコッチにした。家からジョニー・ウォーカーをカンカラの小さなボトルに入れて少しばっかり持ってきた。これを舳先と艫に振りかけてあらためて無事を祈る。

今日の予定

今日の目的は主に二つ。一つ目は調布取水堰の東京岸下流から出して、堰を上流に越えるるにはどうしたら良いか。これは、堰の上も下も多摩川駅から楽に行けるようにしたいから。新丸子駅から神奈川岸に歩くのはやっぱり遠い。とはいえ東京岸からも堰の上流で舟を出せるところまではやっぱり遠い。なので、堰の下から出て舟で神奈川に渡り舟を担いで堰の上にまわる、というのを試してみたい。

二つ目は、前回ゴールの玉堤を越えること。必要なら担ぎもするつもり。今回は1mほど水位が高いので、条件がどのように変わるのかも含めて、流れの速さ、浅すぎて通れなかった瀬の変化など様子を確認しつつ、行けるところまで行ってみたい。

岸に浮かべて出発

一つ目の目論見どおり堰の下流から出発。すぐに目の前の州を下流側から周り、神奈川側の流れを上って丸子橋をくぐる。堰の下流は前回より70cmほど水位が低く、流れも緩やか。普通にこぎ上がって、東急線のガード下の州で舟を降りる。神奈川に舟で渡ったことになる。そのまま河原の道を舟を担いで歩き、取水所の斜め向かいでまた川に出る。

調布取水堰は舟を担いで上流に

前回は幅10mもあった砂利の河原が、今回は全部川底になり、茶色い土手際を川が洗っている。土手の道を舟を担ぎおりると取水所の白い建物が右斜め向かいに見える。舟を浮かべて堰の上流を漕ぎ始める。帰りは土手を野球場まであがる場所にピンポイントに戻す必要があるので気をつけようと心にとめる。
土手から降りてくる道

今回は河原がなくなっている
前回は土手の先に河原が広がってた


玉堤まで神奈川岸を上がる

神奈川岸をべったりで漕ぎ上がる。水位が低いと水路になっていた所も今回は十分な深さで安心して漕げる。そのうち、玉堤下流側の分かれ道が目の前に見えてきた。少し入って水の深さや水の感じを見ようと思ったのだけど、釣り糸が幅いっぱいに伸びている。邪魔したくないので、入り口を覗いただけで本流に戻る。

前回お昼ごはんを食べた砂利の河原も水の底。土の壁を左に見ながら神奈川岸を上がる。玉堤の瀬は、前回浅すぎて担ぎ抜きでは無理と諦めた。今回は十分に深さがある。そのまま神奈川岸をひっついて上がっていく。

前回は瀬になって上がれなかった玉堤付近の水路合流口が東京岸にみえる。今日は神奈川岸は十分水深があった。

等々力のエネオスがみえるトロ場

そのままいくと、また目の前に分かれ道が見えてきた。神奈川岸の左が瀞場、右が本流。玉堤の手前と良く似ている。瀞場に入って行き止まりまでいく。エネオスが土手の向こうに見えた。等々力の辺り。
左にエネオスが見える

本流に戻って渡し場まで上がる

本流は結構浅くて早い。底をするようなことはないけれど、途中で舟をうまく上流に向けられるか自信がなかったので、一度下流まで流されながら、曲がりの内側の東京岸に渡ることにする。ちょうど内側で流れが緩くなってるところを見つけて、そこにゆっくり流されつつ渡る。ここに一旦入って上流に舟を向け直し、あらためて本流に漕ぎ上がる。

本流の流れが結構早い。左右を見ながら進み具合を確認すると、にじり寄るくらいしか進んでない。流れがS時に曲がっているので、東京岸の内側から、次の曲がりの内側になる神奈川岸に向かって、流れの早い部分を斜めに渡りながら上がっていく。次は、外から外に、流れにかって漕ぎ上がりたい。

神奈川岸に戻ると楽になった。その頃には前方の渡し場が随分ちかくになっていた。渡し舟が東京岸に渡るのを待って乗り場を越えると、その先は浅い瀬でこれ以上あがれそうにない。舟を岸に揚げて上流を偵察する。少し担げばまた舟を戻せそうな雰囲気を確認し、今日はここまでで引き返すことにした。前回の玉堤からまた少し上がれた。等々力渓谷からの川が合流するところだった。
渡し場を超えたあたりで瀬が浅すぎてストップして上陸

少し舟を担げばまた漕げるだろうか。次回はこの先を目指そう。

キャノンが見えるところまで上がれたのが今日のゴール

来た道を下る

帰りの時間もあるので、ここで戻ることにする。前回ストップだった玉堤を担ぎなしで越えられた。上流の水位が高かったおかげ。ただ、ここから先は担ぎ必須だろう。下りはゆっくり。あまり櫂を入れずに漕いでいく。浅いところに行かないように、深い部分に舟を向けて流されていく。玉堤下の瀞場にもう一回入る。水位が上がって水路見たくなっているところでジャングルクルーズ気分を味わう。


調布取水所が見えるところでまた土手に舟を揚げて担ぐ。堰のところで水位と流れを確認。今回 3.25m は、一番神奈川側の部分にも水が流れている。前回2.26mの時は、ここは水が流れていなかった。電車から見る時の目安に覚えておこう。東横線の線路の真下にある州からまた舟をだして出発場所に戻って終了。
今日の水位だと一番神奈川岸も水が流れている
水温: ◎(まだまだ暖かでした)
足がつく場所: ◎ (どこでも少し流れれば足がつきそう)
下流の障害物: ◯ (堰の手前は十分に注意して)
岸辺の移動: ◎

2014年10月26日日曜日

20141025: 多摩川 丸子橋上流 - 玉堤手前

20141025 地図ログ: 気温:21℃ 水位:2.26m(田園調布上) 風:3m/s 水温:触って冷たさを感じない 服装:長袖ウェット+薄いウィンブレ+ネオプレーンソックス

出艇

新丸子駅から神奈川側の河原にでました。出艇場所は調布取水堰の上流。この水位では玉砂利が幅10mくらいはあり、川の深さもゆるやかに深くなっていくので、舟を出しやすかった。水の流れもゆるやかで、神奈川岸を上って行く分には楽々上れた。
 地図ログ:出艇場所

帰り道はあまり堰に近づきたくないので、取水所の手前の塔が東京岸に見えてきたら神奈川岸の河原にさっさと上がろう。
地図ログ: 帰りのゴールライン

泥岩

神奈川岸を上がっていくと、大きな泥岩の川床があることに気づく。和泉多摩川付近のものと同じものようです。この泥岩が神奈川岸ぎりぎりまで広がり、水深が随分浅い。舟が乗り上げそうで、避けて上がらなくては。ただし、神奈川岸ギリギリは、護岸とせり上がる川底の間に幅2mくらいの水路のように深くなっており、左のパドルを護岸に、右のパドルを川底にこすりながら上がっていくことができた。

泥岩地帯を抜ける、川が左右から合流している箇所にでる。神奈川側の流れは瀞場になり、泥の川底で深さもある。東京側の流れは砂利の川底で、中洲の岸から緩やかに深くなっている。

分かれ道1-神奈川側へ

神奈川側の流れは瀞場の先へ上って行くと浅い瀬が始まり流れが強い。一段目の瀬は漕ぎ上がれるが、二段目の瀬は流れの強さに加え、舟が乗り上げるくらい浅いので進むのを断念。舟を担ぐにしても、東京側の流れのほうが短く済みそう。
地図ログ: 上がれない瀬1

瀞場は良い感じ。水の味さえ気にしなければ、静水でのロール練習ができそう。このあたりはどのくらい水が綺麗なんだろう。くるくると瀞場を回っていたら、日の当たる浅い川底に点々のついた細長い魚をみつけた。舟が寄ってもじっとしていたのでよく見れた。長さは50cmくらい。あとで調べてみたらカルムチーという雷魚の仲間のようだ。たくさんいるらしい。もうカメラを用意して戻ったけれどもういなかった。気持ちジャングルクルーズ。
地図ログ: 瀞場1

分かれ道1-東京側へ

瀞場を出て東京側の流れに入る。中洲側は広く浅い砂利の川底が広がり、流れも緩いので、舟を乗り上げるのだけ気をつければさくさく上がれる。逆に、東京岸は深さもあり流れも早い。釣り人が長く糸を出しているので気をつけたいところ。


分かれ道2 - 玉堤でどんづまり

東京岸に水門が見えてくると、また川が左右から合流する箇所にくる。水門がちょうど玉堤と田園調布の境界になっている。左右の流れはどちらも瀬となっており、水深が浅いので舟で越すのは無理だった。頑張って上がってみても、一生懸命漕いでいるとパドルが底に当たり跳ね返されるので力が入らない。此処から先は舟を一度担がないと無理のよう。今回はここまで。次回舟を担いで先を目指すなら、水門近くの中洲の先端に舟を揚げるのが良さそうだ。

2014年10月13日月曜日

20141011: 多摩川 丸子橋川下 進水式


20141011 地図ログ: 気温:23.5 水位:1.92m(田園調布下) 風:4m/s 水温:触って冷たさを感じない程度 服装:長袖ウェット上+ネオプレーンソックス

川に向かう

カヤックを背負ってでかけます。Oru Kayak は 12kg なので、自分の自転車の輪行と重さは同じ感じ。自転車より少し幅の厚みがありますが、ほぼ輪行です。ただし、自転車と違ってパドルやらライフジャケット(PFD)やらありますので、その他の小物が割りとかさばります。輪行バッグを持ちつつ、スキーに出かける、と思うとわりとしっくりきます。日帰りであれば、一切合財を一人で背負って電車にのって出かけられます。ただ、これは Oru だからで、骨組みの折りたたみカヤックはこれの倍くらいの重さになるはず。それだとカートが欲しくなりますね。

川についた

多摩川駅まで電車にのって、駅から歩いて15分くらいのこの場所にきました。東京側、丸子橋の少し下流になります。この時の水位は調布取水堰(下)の記録で1.92m (2014/Oct/11 11am)でした。河川敷の芝生から、藪の間の踏み分けた道を見つけて川岸にでます。階段になっているので、水位によらず乗り降りしやすいです。神奈川側にも似たような場所や、砂利の州になっている場所もあるのですが、生活の場としている方も多くおられます。東京側は釣り人くらいなので気軽でした。

芝生の上で Oru を組み立てます。ついでに、自然の中でちゃちゃっと着替えました。逆に子供のほうが周囲を気にしてました。冬だと少し寒いかな。いい方法を考えないと行けないですね。

まずは浮かべてみる

この堰までは潮の満ち引きの影響を受けます。大潮の時は、水位が2.6m近くまであがることもあり、上下幅は1mほどにもなります。河口からは13kmほどある場所なのですが、海の影響を受けるのですね。この時の1.92mというのは、干潮になった時で、川の流れも一番早くなります。逆に満潮に向けては川の流れが緩くなります。岸辺を流されていく木の枝などを見ると、20ないし40cm/s くらいで流れてたように感じました。

いきなり乗るのは怖いので、まずは舟だけを流れに沿って浮かべて見ました。手で掴んだ舳先を川上に向け、舟をおきました。意外と舟を引く手応えは軽く、水は舟をおいてすり抜けるように流れていきます。手をぱっと離しても、舟はそのままプカプカ浮いています。少し気が軽くなりました。

いよいよ乗る

初めて Oru で水の上です。しかも、川は初めてです。緩いとはいえ流れがあります。櫂でそっと押し出して岸の緩い流れに出る瞬間、ちょっとフラっとしました。いつもツアーで借りて乗る二人乗りのものとは違う感触なので少しびっくりしましたが、櫂を軽く入れるとすぐに気持ちが落ち着きました。

もう少しと櫂を長くいれると、舳先が少し外を向いていたものですから、川の真ん中にすーっと出ていきます。おお、怖い怖い。それでも、舳先を岸に向ければ逆に戻ってきます。まずはその場でとどまって、岸に付かず離れず、なれるまで数分漕いでみました。とはいっても、岸のそばは水の流れが弱く (エディと呼ばれる)、舳先の向きを変える程度の漕ぎです。それ以上だとどんどん川を上がってしまいます。50mくらい上がったら、リバースして後ろ向きに戻ったり、行ったり来たりをして子供に交代しました。


子供の場合は、舳先が川の真ん中を向いて誤って出て行ってしまったら怖いなと思ったので、最初の行ったり来たりは舳先にロープを結び、川岸で僕がそれをつかんで乗せました。いざという時に少し舳先を岸に引けば、すっと戻ってくるはずです。

もちろん杞憂に終わり、子供のほうが簡単に漕ぎ上がり、下る時も舟の向きを狭いところで上手にかえて、エディの中だけでくるくる川を上り下りしました。

川を渡る

緩い流れをまっすぐ上り下りするのはできるようになったので、いよいよ川の中洲を目指そうと思いました。でもその前にお昼ごはんを食べます。お湯を沸かしてカップラーメンです。二人ともシーフードヌードルです。しばらくはカップラーメンが続くと思います。これから寒くなりますし、おいしいですよね。

昼食の始末をして、いよいよ中洲を目指します。フェリーグライド (*)で真横にいければと思って、岸の緩い流れから本流の早い流れに出てみます。流れが早過ぎたら、流されながら岸に舳先を戻して帰ってくればいいという目論見です。斜めに進んでいき、いざ本流にでる時に舟がフラフラっと揺れましたが、そのまま漕ぎ進んで本流にでました。そのまま舟をまっすぐに川上に向け、岸から見て止まって見えるようにしばらく漕いでみました。それで自信がつきました。うちの子供であれば、きちんと流されずにすみそうでもあります。

もう一度舳先を中洲よりに向け、じわじわと寄って行きました。気づけば川底に玉砂利が見え始め、中洲の岸辺についていました。櫂を入れると砂利に当たるけれど、舟底はこすらないくらいの深さ。それが周りに広がっていました。流れも緩いので、本流の真ん中を漕ぐよりもこちらの方が安心できるのかもしれません。

中洲周りの様子を見たあと、戻りで流される分を稼ぐために、緩い流れを上流に漕いでから、岸に舳先を向けてまた本流に乗り込みました。戻りは、行きと違って少し焦ったのか、舟を岸にまっすぐに向けすぎて、少し流されるのが早かったと思います。また、本流の流れを横から受けて、舟がふらつきました。こういう時は、下流側に少し舟を傾けて(上流側の腰をつぶしてスキーのくの字姿勢で)漕ぐと、舟が安定するそうです。

岸に戻り、子供には、もし落ちたら舟をすてて岸に向かって斜めに流されて来るよう伝え、思い切って中洲まで行かせました。うまくフェリーグライドをして下流に流されずに中洲につき、戻ってくるときは斜めに漕ぎ上がって戻ってこれたので一安心です。中洲のすぐ際で舟を止めて何をしているのかと思ったら、水切りに良さそうな石を探して幾つも持って帰ってきました。これは、夕方舟をたたんだあと、二人で投げて遊びました。

中洲を往復できたので、もう少し本流を相手にして練習してみようと思いました。真ん中を漕ぎ上がって、丸子橋をくぐって見ようと思ったのです。まずは東京側 (写真右手)の流れを漕ぎました。あまりぐいぐい漕ぐ感じではないですが、それでも少しずつ流れに逆らって上がっていけました。ただ、橋桁には近づいてはいけません。特に、下流側から上がっていくと、流れが遅くなっているのが見えるので良さそうに思えますが、逆に舟を引き寄せる力が働きます。思ったほど近づいてはいなかったのですが、それでも舟を引き寄せられる感じがする瞬間がありました。子供にも、橋桁には絶対に近づかないように伝えました。

その後は、中洲の向こう側、神奈川側の本流も漕ぎ上がってみたのですが、こちらの方が流れが早いようでした。中洲の下流側から橋に近づくまで、さらに時間がかかりました。橋桁には近づきたくなかったので、そのまま橋の手前で中洲の脇に戻りました。繰り返しますが、橋桁には近づかないようにしようと思いました。

一日終えて

橋に近づかないことを肝に命じて、中洲の近くで遊ぶには安心できると思いました。駅からも近いし、いろんな水位で舟をだしやすいし、その面でもいいです。ただ、中洲がある分、両側の本流が深く流れが早いと思うので、中洲に渡る時に安心して本流に出入りできる技術があることが前提です。これは、川で漕ぐ上での必須技術なので、岸からの出入りだけを繰り返してしっかり練習すればいいですね。やはり、海とは違い、常に流れがある環境は気をつけなくてはいけないことがまたあると感じました。

最後に、決めておいた指標での評価:
  • 水温: ◯ (まだ冬じゃないからね)
  • 足がつく場所: ◯ (中洲、水位 1.92m)
  • 下流の障害物: ◯ (次の新幹線の橋を過ぎればしばらくない)
  • 岸辺の移動: ◎




2014年10月5日日曜日

初めての多摩川 事故に備えて

真冬の川で30分耐える

はじめてのことづくしです。川で漕ぐのはじめて、冬に漕ぐのはじめて、なによりもガイド無しです。なので、とても心配です。こわいので、できるだけ最悪のケースを考えて準備したいと思いました。カヤックの最悪といえば、やはり船がひっくり返る、つまり「沈(チン)する」ことだと思います。そして、船に再度戻る (再上艇といいます) ことができず、水中で低体温症になって動けなくなり、さようなら、というのが鉄板です。

多摩川の冬の水温をみると、日野橋より下流においては最低水温で10℃以下にはならなそうです (報告16号 + 多摩川の...研究)。10℃であれば、低体温症で意識を失うまで30分 (アクアビーチ)。その上で、この時間をさらに長くするためにウェットスーツを着ることにしました。

また、濡れて上がった場合に岸で体を温めるために、全身がくるまれる毛布と、救急のアルミシートは持っていった方が良いでしょう。アウトドアが好きな人は、お湯を沸かす道具も持っているでしょうから、それで湯たんぽを準備してもいいと思います。湯たんぽは、首の付根、脇の下、股間などの静脈にあてるようにしましょう。その上で、できるだけ早く救急車を呼べるよう、携帯も岸の人が準備しておきましょう。

さて、沈して水中にいても30分は確保しました。この時間で何ができるか考えます。大きく分けて、もう一度漕げる状態に戻るか戻らないかの分かれ道です。

船に戻る

ひっくり返った船に座ったままの状態で、さらにもう半回転船をひっくり返して元に戻ることをロールといいます。カヤックの由来であるエスキモーの人たちにとって、極寒で生き抜く必須テクニック、というのがうなづけます。しかし、僕も子供もロールができないので、これは論外。来シーズンにはと思っていますが今はまだです。

次に、再上艇という方法もあります。船に入った水をポンプで抜く時間が必要ですが、これならやった事があるのでビルジポンプをきちんと載せておきます。

船に戻らない

次に、船に戻らない方法を考えます。もちろん、船に手が届けばよじ登って上半身だけでも水から上げることで体温の低下を下げられます。しかし、船が流れてしまって届かない時には、無理に船に泳ぎ着くことで体温を下げるのは意味がありません。船は捨てましょう。

まずは岸に流れ着くのを待つ方法です。ウェットスーツを着ていれば、すこし泳ぐくらいでひどく体温が下がることもないでしょう。流されながら岸に向かって無理のない範囲で泳げれば、早く岸に戻れることになります。また、足のつくところにつけば、立ち上がって水から上がることができます。ただし、流れた先にすぐ堤などがあったりすると危ないので、堤からは上流に十分離れておきたいです。

もちろん、流されているだけで岸につけなかったらお話になりませんから、スローイングロープを岸から投げて、それで岸にたぐり寄せる方法も考えました。この場合、自分がどこまで投げられるか、きちんと近くに投げられるか、予め練習しておかなくてはいけません。実際の使い方については、Landsのページがわかりやすいです。特に、使用時の注意点などはよく読む必要があります。

まずは漕ぐ前にロープを投げて遊んでみようと思います。また、川にいる側にロープを掴んでもらわないといけないので、意識があって体が動くうちに、迅速に投げる必要があります。さらに、握力のない子供でもやれるように、PFDのクイックリリースにカラビナをつけておこうと思います。しかし、ロープを体に固定するのは大変危険なので、これも注意が必要です (後述)。

しかし、子供が初めての場所で漕ぎだす時だけは、ロープを結んで漕ぎだすことを検討しようと思います。ロープが届く範囲で一度漕がせて、感触をつかんだら外そうと思います。

最後に一点スローイングロープについて注意点。助ける方も、助けられる方も、ロープの輪などで体に固定するのは大変危険です。ロープの輪に手を通した場合、流れに引き絞られて抜けなくなる等の可能性があるからです。特に、流れの早い川ではそうだと思います。しかし、ロープを持つ握力すらない状態になってはその先の時間がありません。すぐにでもカラビナでロープを固定して岸まで引き戻そうと思います。

まとめると

安全対策としての準備
  • 最低でもウェットスーツ + PFD (ライフジャケット) を着る
  • 濡れて上がった時のために、毛布、アルミシート、あったかいお湯と湯たんぽ
  • かならず一人岸にいてカヤックを見張る、何かあったら救急に電話
  • スローイングロープを持参して投げる練習をする
  • PFDにカラビナをつけ、ロープを引っ掛ける練習をする (握力がなくなった場合に備えて)
救助の選択肢 (A=やれそう, B=まあまあ, C=無理)
  • C: ロール
  • B: 再上艇
  • A: 岸に流れるのを待つ
  • A: ロープを投げてたぐり寄せる
  • A: ロープを体に結んで船に乗る (初めての場所ではやります)
  • A: 119に通報する
前準備としては、この程度でしょうか。今後は次の4つを指標として、多摩川のポイントをこのブログでご報告していけたらなと思います。
  • できるだけ水が温かいところ (日野橋より上流では水温が低め、調布取水所より下流では水温が高め)
  • 足がつく深さが長く広く続くところ
  • 堤からは十分に上流に離れているところ
  • 岸にいる人がカヤックと一緒に川べりを移動しやすいところ

参考にしたサイト

Oru Kayak 注意点

Oru Kayak は良いものだと思っていますが、やはりしっかりしたリジッドなカヤックとは違います。
気をつけておいたらいいなと思った点を整理しておきます。

1. バルクヘッド (隔壁)と浮力体

バルクヘッド (bulkhead) というのは、船体を横に仕切る隔壁で、多くの場合はコックピットの前後にそれぞれ隔壁があります。これで船全体を3つの部分 (船首、コックピット、船尾)に分割しています。Oru Kayak も同様で、2つの隔壁があります。

リジッドなシーカヤックの場合であれば、この隔壁が密閉されていて水をとおさないので、水はコックピット部分にとどまり、船首、船尾側の密閉された部分の空気は維持され船は沈みません。

ですが、Oru Kayak ではこの隔壁が密閉されていません。船体が潰れないように補強するのが主目的で、船体と隔壁には隙間がありますそもそも、折りたたみの際に隔壁は取り外せるようになっているのです。なので、コックピットから水が入ると、隔壁の隙間を通って、船首、船尾部分にも水が入っていってしまいます。

なので、Oru Kayak では水が入った時でも浮力が保たれるよう、浮輪のような空気を入れたものを入れたほうが良いです。浮力体と呼ばれています。これは折りたたみカヤック一般に言えることで、Oru Kayak に限ったことではありません。なので様々な種類のものから選べます。

浮力体
サウスウィンドより
浮力体のサイズですが、写真にある右から2番目のサイズ、M サイズをサウスウィンドさんで購入しました。Oru Kayak の場合は、船首・船尾部分にお折り返しがあるので、M サイズだと少し長過ぎます。しかし、Sサイズでは逆に空気を一杯にいれても隙間が残って心配です。Mサイズでゆるめに空気を入れたあと、とんがった方をつぶしながら使うことにしました。

船首と船尾で、浮力体が入るサイズが異なるカヤックもありますが (足を伸ばす分、船首部分が小さい)、Oru Kayak の場合は隔壁の位置は前後に対称なのでどちらも同じサイズです。

2. バックルを引っぱりあげないように

船体の合わせ目は真ん中の山の高い部分でくっつくのですが、それを左右から引き締めるバックルとベルトが何組かついています。このベルトを締めるときに、留め具そばのベルトを上に引いてしまうと、留め具がスポンと抜けてしまいやすいです。特に、最後に締めあげるためにベルトを引くときやってしまいやすいです。合わせ目を締めあげる時は、尾根部分を下に押し込みながら、ベルトを船体の面に沿って引きしぼるのがいいです。以上、マニュアルにある注意書きにありました。他にも船体やシートの板に固定された留め具があるので、上に引っ張らないよう注意したいと思いました。

3. スプレースカート

Oru Kayak のコックピットにはしっかりしたコーミングがあるので、既製のスプレースカートをつけられます。ただ、コックピットのサイズはカヤックにより違うので、お店でスカートを買うときには、41cm x 76cm と伝えれば適切なサイズのスカートを見繕ってくれると思います。