小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ, YouTube チャンネル) で毎週末誰かしらと一緒にカヤックを漕いでいます

2019年2月24日日曜日

20190224 カヤック天国

土曜は北風がビュービュー。これはいかん。うってかわって日曜は良い海況の予報。本当だったら朝から行って距離を出したかったけど、なかなかそうも行かずにのんびりと出かける。中潮

車窓から三浦海岸を見ると思ったよりも海がざわざわしている。昨日からの風で波が残っているのかな。三浦海岸から三崎までの線路沿いは河津桜と菜の花がとても綺麗。朝早いのにもう歩道橋の上には人が一杯だった。今日は道も混むのかしらん。

バスでいぶりがっこ先輩と行き合う。今年になって初めてだ。例年は三が日に必ず漕いでいる先輩だけど、今年は用事があって延び延びになったのだそう。クラブハウスについたらすでにもう出た人が三人もいる。前漕ぎが大好きな後輩は北方面、NZ先輩は南方面、レジェンド先輩も南方面、みんなてんでに漕いでいるみたいだ。

先輩と二人で支度をしていたら、ちょっと遅れてなんでもやる先輩がやってきた。これで三浦組は六人か。今日は大先輩の車で近場に遠征に行っているグループも何人かいる。まだ 2月というのにカヤックの虫が動き出している感じ。

なんでも先輩はゆっくり支度をするというので、先に二人で舟を出す。大きくはないけど、ゆったりとしたリズムのうねりっけが網代崎に見える。ほいほいと二人でまずは北方面に向かい、ちょっと岩場の狭い波のポイントまで行く。誰もいないので二人で遊びだす。なんでも先輩も早く来ないかな。


何本か遊んでたら、周りからじわじわと SUPの人たちが近づいてくる。そのうち一人が一緒に波に乗り出した。と思うと波が良すぎて沈してアワアワしてる。ここはとても狭いから、上がってまた外に出てくるまではのんびりと待つ。焦ってもいいことない。


特に言葉を交わすでもなく順繰りにのって、それでもなんでも先輩が来ないので僕らも動くことにした。多分昼ごはんは南方面になるだろう。

岸によらず、諸磯の岩場を目指して真っ直ぐに漕ぐ。沖でものっぺりとした海でぬめるように漕いでいく。諸磯の中にもなんでも先輩はいない。でも、赤いカヤックが一人灯台の入江に舟をあげてのんびりしているのを見た。三崎の堤防をまわると、後ろからファルトが二艇、同じ方向に進んでいるのが見えた。

お次は長津呂崎にかかるところで前からレース艇が4艇ほど漕いでくる。挨拶をすると、安房崎までいって戻るところだという。さかさかと早いスピードで戻っていく。

こちらも進み、馬の背洞門あたりで前からレジェンド先輩が帰ってくるのとすれ違う。レジェンド先輩曰く、メンバーとは誰ともすれ違わなかったし、いつもの小さい浜にもいなかったという。レジェンド先輩を見送り先に進む。なんでも先輩はどこ行ったんだろう。

そう思いながらちょろっと漕いだら、赤羽根海岸になんでも先輩が舟を上げているのが見えた。パドルを上げると立ち上がって手を振り返してくれた。なんだ、いるじゃん。赤羽根海岸に舟をあげると、後ろから来ていたファルトの二人も一緒に上がってきた。

挨拶をして一緒に少しのんびりする。なんでも先輩によると、もう少し先の小さな浜にはすでに先客がいたので、こちらにしたのだそう。それに、沖を見ていたらレジェンド先輩が西に戻って行くのを見て手を振ったのだけど、全然きづかれなくてそのまま進んで行ったそうだ。レジェンド先輩らしい。

そんなでファルトの人たちとだべりながら沖をみていたら、3艇ほどのカヤックが東に進んでいった。うち一艇はデッキがすごく沈んでたからスキンカヤックかなんかじゃなかろうか。

ファルトの人たちはよく三浦を漕いでいるみたいで、いろんなお店にも詳しかった。この周辺でお金を使うと言うのはいいことだなあと改めて思う。水っ垂れあたりで舟をあげて城ヶ島で昼ごはんを食べるといって、二人で舟をだしてウミウの断崖の向こうに漕いで行った。

僕らもそれではと、昼飯を済ませた腰を上げて舟をだす。NZ先輩がまだ先にいるはずだ。迎えに行こうと思って浮かんだら、ウミウの断崖からひょっこり回ってきた。三浦海岸で引き換えした由。お腹が空きすぎて赤羽根海岸まで我慢できず、昼飯はもう東風崎で済ませたのだそう。20km 越えてくればそれはそうか。

四人になって西に向かうとすると、こんどはすぐに前漕ぎ後輩がむこうからやってきた。北に行ったはずなのに、聞くと名島で折り返して安房崎タッチしにここまで戻ってきたのだそうだ。ほえー。

負けてらんないと、四人とも黙々と漕いで諸磯まで。潮が低いので、いぶりがっこ先輩となんでも先輩が少しエビ島に舟をあげて腰を伸ばしていると、その間にもう前漕ぎ後輩が追いついてきた。見直すと、パドルを二本、グリーンランドパドルに新調してばっちり決まったフォームで漕いでいる。まだ2月だというのにもう 300km ほど漕いでるらしい。ほえー。

それならと、NZ 先輩と二人で沖網代にタッチして帰るからとみんなと別れ、少し南風が上がってざわざわした海面を漕いで湾内に戻り、舟を上げてみんなで少しお酒を飲んだ。前漕ぎ後輩は結局少し物足りなくてスズメ島タッチしたのだそう。合計 43km ほどを一日で漕いだのは初めてだといって笑ってた。ほえー。NZ先輩もあとちょっと漕げば40km の大台だったのに。

僕らだけじゃなく、今日はいっぱいカヤックをみた。3月過ぎて本格的にあたたかになると風が強くなる。今がほんとにカヤック天国。来週も漕げるかな。


2019年2月16日土曜日

20190216 春が来た

少しのバタバタも落ち着いた土曜日。朝までは風があるっぽいけど、だんだん落ち着いていく方向のようなので待ち切れずに漕ぎに行くことにする。中潮

早起きはちょっとしんどかったので、のんびりとクラブハウスまで出かける。三崎口駅前の河津桜はもう咲いた。なんでもやる先輩とバスで一緒になる。クラブハウスにつくと、大先輩、レジェンド先輩、スリムな先輩の三人が支度をしていた。その前にはオサレ同期、房総同期、NZ先輩の先行組三人が横瀬島まで出ていっているそうだ。

僕らも支度をして二番手グループで漕ぎ出す。このメンツだとペースが早そうだ。小網代の堤防までですでにドライスーツの中が汗で濡れる。話しながら漕ぐ余裕がないのは僕だけ。

網代崎はのっぺりと、でもゆっくりとしたうねりっ気が感じられる。GPV を見ると伊豆半島より南では西風で真っ赤だったから、それが回り込んで来てくれてたらなーなんて思いながら漕いで諸磯の岩場に入る。そうしたらちょっと遊べそうな感じになってた。

スリムな先輩となんでも先輩はスイッチが入る。大先輩とレジェンド先輩は止まらず二人で三崎の堤防に真っ直ぐ進んでいった。昼ごはんは赤羽根海岸よりちょっと先の城ヶ島の予定。先行の横瀬島組もきっとお昼には戻ってきてそこで合流するだろう。

残った先輩二人と僕で岩場の中で遊びだす。そんなに待たなくても割と遊べるのがくる。でも、ここは波待ちの場所が掘れやすい。波の前で水が引き、みるみる底の岩礁がはっきりと見えだすのにビビりながら波にスピードを合わせようと必死で漕ぐ。うまく乗れれば長く押してくれて、失敗すればハイブレースでブローチング横乗り。最近なかったからどちらも楽しい。

お昼も近くなったので潮時にしてラスト一本としようと待つと、すぐに大きいのが来てバウが刺さり、沈して久しぶりに潮を全身で味わう。雪は冷たい、潮はしょっぱい。2月の海は水が冷たいイメージなのだけど、今年はもう温んだ感じがする。顔が水面に触れた瞬間の呼吸がヒュっと止まる感じがない。まるで 4月の海を漕いでいるようだ。

そういえば、遊んでいる間に赤いパドルのカヤッカーが一人岩場に来て少し波に揺られていたかと思うとまた北に帰っていった。声をかけて一緒に遊べば良かった。

先輩二人もお昼モードに入ったので赤羽根海岸に移動する。また汗をかきながら黙々と二人を追いかける。追いかけるといっても二人のすぐ後についていくとジリジリと離されるので、長津呂崎を目指して直線で漕ぐ。次は馬の背洞門の先端を真っ直ぐに目指す。そうして左右に離れながらもなんとか一緒に赤羽根海岸を過ぎて小さな洞窟の浜までやってきた。

浜の手前は暗礁がいっぱいで、南からのうねりがいい感じに崩れ波を作ってくれる。ツアーのお客さんだとまあ入らないけれど、クラブのみんなだからそこは大丈夫。近づいていくとレジェンド先輩がこちらに手を振ってくれている。横瀬島組のカヤックもすでに上がっているのが見えた。

浜に上がってみんなとお喋りしながらのんびりお昼休み。崩れ波の向こうを別のカヤックグループが東に進んで行った。思ったよりも風がないし、とても漕ぎ日和だ。どこまで行くんだろう。こちらはポカポカに温まって乾いてきたのでまたのんびり帰ろう。

横瀬島でも結構遊べたらしい。NZ先輩は一本乗れたそうだ。房総同期は横瀬島から帰ってきてここからがガス欠になりそうな感じらしい。頑張って漕ごう。さくさくと漕いでまた岩場まで戻る。今日は干潮もあまり下がらず、潮位が高いまま波が残っていた。帰り道でも遊びだす。ブローチして水を浴びまくる。結構乗って日が下がってきたので、誰となく帰りだして網代崎を周り、ぺったりした湾内をだらんと漕ぎ抜けてカヤックを上げた。

カヤックの仕舞支度をする洗い場はボート釣りの人とも共有。毎週釣りに来るお兄さんは最近ボートを新調した。少し大きくなって釣った魚を入れる水槽も大きくなった。それを活かしてこの日は大きな鯛をたくさん釣り上げてた。

僕らからみると毎週しっかりと釣果をだしているこのお兄さんでも、これだけ立派な鯛を何匹も釣れるのはそう無いそうだ。毛色の一匹違う石鯛もふくめて全部の魚がパンパンに太っていて、大きいだけじゃなくて身が厚い。そのおすそ分けということで、真鯛を一匹くれるという。なんでもやる先輩がニコニコと話を受けてみんなで並んでお礼をいう。

スリムな先輩がおろしてくれて、半身は皮を引いて普通に刺し身にし、もう半身は皮だけを炙ってから刺し身にした。先輩は脂で手がすべすべになったけど、全然魚臭くなくてハンドクリームのようないい匂いがするという。お魚を捌いている間にも、お兄さんの〆方が良いから身が真っ白で血が出ない。厚いプリプリの白い半身が透き通って綺麗だ。



釣りのお兄さんの話では、この時期にとれる真鯛は桜鯛といって特に脂が乗って美味しいのだそう。それでも、いつもより今年は時期が早いと感じているそうだ。確かに潮を浴びた感じではもう春だった。

これで半身のさらに半分、つまり1/4

全部片付けが終わって座り、みんなで飲み始めるけど、2つの皿に盛られた桜鯛は感動の褒め言葉に変わってすぐに消えてしまう。そのあとも温かな夜まで楽しく飲んで帰った。今日はどこを見ても春だった。三寒四温は繰り返し。冷たいけど透き通ったピンとした潮が終わって、白味のあるとろりと温かい春の海がやってくる。今年は食べる部が幸先が良い。

一匹からこれだけ刺し身がとれた




2019年1月27日日曜日

20190127 芦ノ湖

クラブのみんなで芦ノ湖を回るツアー。すごい寒波が来るというから、道中の積雪や凍結に気をもんだけど、朝になってみれば快晴の天気(小田原の記録)。晴れてても寒いけど風がないからましか。

小田原への途中の JR 駅で大先輩の車に集合。一周してみようと目標に掲げながらもやらなかった芦ノ湖一周、正直、バスで芦ノ湖まで上がってくるのが億劫でのびのびだった。なので楽しみ。

車は順調に進んで危ない路面もなく無事に芦ノ湖畔に。ちょうど箱根駅伝のゴールあたり。芦ノ湖水上安全協会の「自家用船出港帰港届」というのを500円払って提出する。ちょうど今は禁漁の期間で、釣りの船はいなさそうだ。面倒なのは、一人一枚提出しなくちゃいけないので、狭い事務所に七人押しかけて、一枚一枚受理してもらった。

そしたら湖に戻って出艇の準備。湖は凍ることはないけれど、階段に打ち上がった水が残って凍ってた。

支度がすんでさっさと舟を出す。膝下までつかった足先がとても冷たい。凍らないといっても水温は4℃くらい。その上を吹いてくる風もスキー場のようで、三浦の海風とはちょっと違う。僕らと一緒に海賊船も出ていった。


まずは西岸を北に向かって岸沿いに行く。波がないから、ところどころ水面近くまで頭を伸ばしている岩が見えづらい。岸に寄りすぎるとそういう隠れた岩が多くて何回かこする。海だと水の動きで気づくのだけど、湖はわからない。ぎりぎりまで下がった枝からは氷柱が下がってた。


水面は滑らかでスイスイ進む。眠くなりそうなリズムだけど、手先に染み透る水の冷たさで目はしゃっきりしてる。漕いでいれば寒くない。東岸は家などもあまりなく、時折ハイキングコースを歩く人が木の間に見え隠れするけど良い雰囲気。夏でも禁漁の区間が多くあるので、竿を持たずに漕いでいれば楽しめそう。


午前中のゴール、反対側の湖尻が近づくと向かい風が少し強くなってきた。右手に大涌谷の水蒸気を見ながら小さな浜に舟を上げてお昼休憩。


あがった浜は波打ち際が凍ってた。


雲ひとつなく、お日様はたっぷりの快晴なんだけど、風が南側に変わり、湖面を吹いてくる風が冷たくて昼休みの間も体が温まらない。漕いでたほうが気持ちいいということで、小休憩にとどめて今度は東岸を南下して帰り道。 東岸はホテルや神社など、人の手が多く見える。


いくつか鼻を回って九頭龍神社につく。軽く舟をあげて短い時間でお参り。それだけなのに濡れた足先が冷える。


湖面にたつ小さな鳥居は雰囲気があって好き。次は箱根神社に向かって進んで行く。その途中だかでようやく富士山がどーんと見えた。休憩で手を止めては振り返って大きな富士山を見る。


箱根神社が近づいてくると、風が南に変わってまた向かい風。デッキにかぶるくらいの風浪ができてきて、ようやく調子がいい感じ。でも寒いので箱根神社では舟をあげず、鳥居を眺めてそのまま進む。


箱根神社までくればゴールは目の前。このあと入る温泉は気持ちいいだろうなと思いながらさくさく漕いで箱根港のフェリー乗り場の近くで舟を上げておしまいにした。GPS を持ってる人に聞くと、17km弱。結構岸ベタに漕いでもこの程度だから、半日あれば簡単に回れそうだ。暖かくなったらソロでも来たい。

舟の仕舞支度をしたら湯本まで下ってみんなで温泉に入る。休憩所ではゆっくりと過ごして、入ってはあがり、出ては入りを繰り返してる人たちもいた。水につかるのはどんな時でも楽しい。露天風呂でもカヤックでもそれは変わらないなあ。

2019年1月25日金曜日

20190125 シドニー

用事があってシドニーに来た。何回目かになるけど、職場でカヤックが借りれることは知っていて、とうとうそれに乗れる機会があった。


職場の地下駐車場にシットオンが2つおいてある。地面に繋いである鎖を借りてきた鍵で外してドーリーに載せ、カヤックを出せる場所までコロコロ引いていく。


みなとみらいの公園と似た広場の一角に、階段上になって船を出しやすい場所が作ってある。Hollys Wharf  という名前。どこも柵はなくて、海が近い感じがする。一緒に船を借りた人達が初めてだというので、簡単に乗り方など教えてあげて、今度は僕の番。


公園の沖を頻繁に船が通るので、引き波で乗れないかと思ったけど甘かった。


僕は二時間ほど時間をとってあったので、その辺だけじゃなくてもそっと漕いで見る。他の人たちは残りの船を引き上げていった。

公園に沿って職場の方に戻ってみる。通勤で通りすぎる Pyrmont Bay まで行ってみる。遠くには Harbour Bridge の丸い橋の上が見える。その向こう側には有名なシドニーのオペラハウスがあるはずだけど、さすがにそれは見えない。ちょっと Pyrmont Bridge が見えるところまで行ってから引き返す。

振り返ると、Anzac Bridge が見えた。よし、最初の公園を越えて Anzac をくぐったら終わりにしよう。そうやって漕いでいくと、Anzac の手前に古そうな橋が見えた。Pyrmont Bridge もそうだけど、橋の真ん中が回転して、帆船や背の高い船を通すことができる仕組みの橋がある。Anzac の手前の橋は開きっぱなしで、Glebe Island Bridge というのだそう。隣の Anzac ができたので、1995年以来開きっぱなしでほっといてあるのだそうだ。

見ていると、マストの高いヨットがゆっくりと開いた橋の隙間を通り過ぎていった。カヤックは閉じてても通れるけど、せっかくだから上の開いた部分を通る。Pyrmont Bridge は今でも開いたり閉じたりするのは知ってて、開いたところをみたいと思ってたけど、Glebe Island をカヤックで通れたから満足。

くぐるとすぐが Anzac Bridge。鶴見のつばさ橋みたいだよなぁと思いながらくぐると、その先はシドニーの魚市場。そこまではいかずに引き返して最初の公園に戻る。

正直、職場までドーリーを引っ張るのはかったるい。もう少し先まで漕ぐと、もうちょっと近くて船をあげられる場所があったので、一度上がってドーリーを積み込み、また少しだけ漕いで職場の近くに船を上げた。

時間どおりに船を片付けて鍵を返し、一時間ちょっとだけだったけど満足。今度はちゃんとしたシーカヤックで漕げる方法を考えよう。日本に帰ったらすぐに芦ノ湖を漕ぐツアーがある。その前にちょっと漕げて良かった。

2019年1月19日土曜日

20190119 春が見えた

日曜に用事があり、漕ぐなら土曜一択の週。風も海も穏やかな予報で、今日漕がなくていつ漕ぐの、という土曜中潮

なにしろ海況が良い予報なので、小網代から往復で七福神参りできるかな、とか、名島と森戸のお参りをしてから、先週の最後の七福神を回ろうかな、とか、いろいろ考えて寝た。そのわりには朝きちんと起きられず、大先輩の車の時間にのんびり出かけることになった。

久里浜を過ぎてがらがらの車両に日が指すと、あたったところがジリジリと温かい。大寒の時期なのだけど、ガラス越しに日の当たる車内はもう春だった。上がり下がりの先にもう見えた。

三崎口に電車がついたら、大先輩の車で送ってもらってクラブハウスで支度をする。今日のお客さんは一人だけど、だいぶ漕げる人なので、珍しく小田和湾を渡って芦名くらいまで行ってみようという話にまとまる。

皆で船を浮かべて出発。総勢7人で入江にまとまる。小網代の入江の奥まで今日は水が澄んでる。そこの砂地に波紋が筋に残ってる。今日はいい日になりそう。


それにしても、入江に浮かんでた透明なチューブにピンクのつぶつぶ、これなんだろう(あとで調べたらヨウラククラゲというのだそう。毒もあるというから、触らなくてよかった)。



堤防を回ると、サーフ好きの先輩が北から漕いでくるのが見えた。朝から出て亀城礁辺りまで軽く言ってきたそうだ。今年もよろしくお願いします。

近場のサーフポイントにはあまり波がない。待てば乗れるくらいのも時たまくるけど、今日はツアー日和。一本ほど遊ばせてもらってすぐに船を進める。佃には SUP が一人波に入ってた。

荒崎から先も順調に、小田和湾をスイスイと漕いで天神島を外から回り込んで芦名の浜に入る。初めてここで船を上げた。外からはテトラで囲われていて浜が見えなかったなあ。のんびりペースで漕いで来たのでここでお昼ご飯。トンビを気にしながら食べて片付ける。


あとからオサレな同期が遅れて出発してくるはずだけどと目を凝らしていると、堤防のあいだにちらりとカヤックが通ったので予備に船をだす。向こうも気がついて無事に合流。やっぱり浜に気づかずに前方にいる別のカヤックグループに向かって漕いでいたそうだ。

みんな揃ったところで、大先輩が芦名には霊験のある神社があるという。なのでそれをみんなで参る。淡島神社と十二所神社。高台に向かって階段をのぼり、その2つをお参りする。どちらも高台から海を見ると静かな海面の向こうにおひさまが見えて気持ちがいい。


帰りは笠島マリーナの橋をくぐって佐島マリーナの堤防の割れ目を抜けて荒崎まで。荒崎、佃、黒崎まで来て、先週回りきれなかったミウラ・セブンの最後の延壽寺をお参りした。二週間に渡ってだけど無事に周り切れたのでうれしい。


戻ってくるとお日様が伊豆半島に触れようとしているところ。ゆっくりと日が沈むのをチラチラ見ながら手を止めながら漕いで空の変化を楽しみ、伊豆の向こうに日が沈んだら寒くなったからグイグイ漕いで帰った。


クラブハウスにはアイテム好きな後輩が先に戻っていて、たくさん釣り上げたホウボウを刺し身にして待っていてくれた。みんなで片付けて、お客さんと一緒に刺し身を頂いてほくほく顔で帰った。

来週はクラブのみんなで芦ノ湖を一周する予定がある。今日は芦名、来週は芦ノ湖。ダジャレだけど新しいところばかり。楽しく漕いでこよう。


2019年1月13日日曜日

20190113 三浦六福神

毎年のクラブ行事、ミウラ・セブンをカヤックでお参り。予報が代わり、北東の風が強めだけど晴れて陽射しがたっぷりとなって嬉しい。前日の土曜は一日雲がかぶって寒い日で、都心でも雪が降るくらいだった。荒天が一日ずれて幸先がいい。中潮

三崎口駅で合流したのは五人。大先輩、イケメン後輩、ちっちゃい後輩、優しい後輩と僕。なんでもやる先輩は早起きできず、あとからどこかで合流する予定みたいだ。

1つ目の妙音寺は三崎の山の中で、駅から直行して車でお参りする。ここは「笑ってはいけない」と例年物々しい立て看板がある。



2つ目のお参りは、クラブハウスで支度を整えて、膝元の白髭神社に出向く。去年のお守りを納め、新しいお守りをいただく。一番念入りにお祈りし、お賽銭も一番はずむ。三浦で漕ぐカヤッカーが今年一年安全に楽しめますように。


そしたら大先輩の車にカヤックを積んで三浦海岸まで走り、いよいよ出艇。残るは5つ。三浦の尾根筋からみた東京湾はちょっと鈍い色。去年ほどではないけれど、それなりに風がある。さてどうしようか。

考慮に入れる点は2つ。剣崎を回れるか、それから、長津呂崎から先の向かい風を漕ぎ上がれるか。剣崎まではオンショアだし、万が一でも船を挙げられる浜もいくつかある。ちょっと荒れた感じの海を漕ぐのも経験のうちと、三浦海岸からの出艇を決める。去年はもう少し風が強く、人数も多かったので毘沙門からの出艇だった。今年は行ける。

3つ目の圓福寺は出てすぐ。結構波・風ありますなあなどと話して上がる。ここは砂浜なんだけど傾斜のある駆け上がりになっていて、波が斜めに浜に入るからちょっと気をつけないと。大先輩を含め、みんな船を横にされて波をかぶりながら上陸した。


ここからがちょっと正念場。雨崎あたりまでは岸ベタで、横からの波をデッキにくらいながらじわじわと進み、それを回って剣崎まで開けると、ほぼ真後ろからの追い波をありがたく使わせてもらいながら、ぐいと一漕ぎで波に乗って進んでいく。危なげはなかったけど、それでも剣崎を回り込んで風裏に入れば一山越えた実感。


急になめらかになった海面を漕ぎながら横瀬島が近づくと、なんでもやる先輩のオレンジのカヤックが見えた。小網代から漕ぎ出してもうここで合流だ。はやいなあ。お参りのため、横瀬島の向かいの浜に六艇が揃って船を上げる。

4つ目は毘沙門天。公式の地図にある慈雲寺ではなくて、海からちかい毘沙門堂のほうにお参りをする。ここの寂れた空気がたまらない。沖縄感のある藪の間の坂道を上り下り、浜に戻って日向にあたりながら昼飯を食べる。順調に来てるけど、まだまだ風はあるから油断できない。


お昼ご飯を終えて、風があるから岸ベタで盗人刈りあたりまで漕ぎ、そこから城ヶ島に渡ることにした。いつものようにまっすぐ漕ぐと、北東は出し風になるから沖は避けたい。ほいほいと漕いで、盗人刈り、安房崎までは順調に風に押されて漕いできたけど、長津呂崎に近づくと向かい風が強くなってきてここからが正念場。

風も波もほぼ正面からだから真っ直ぐ黙々と漕ぐだけ。大きく体を使ってゆっくりと。それでも横瀬島から三崎の堤防の先端まで二時間くらいかかった計算になる。とりあえず舟を上げてお参りに。

5つ目の見桃寺は公民館のような構え。


6つ目は三崎港のバスロータリーを越えて海南神社まで。ここはずいぶん大きなお社で立派。毎年1月15日にはチャッキラコが踊られる神社。ちょと見てみたい。


これで舟に戻ってみると、四時を回ろうかという時間。まだまだ向かい風は吹いてる。7つめの延壽時は黒崎の鼻に舟を上げる。この向かい風では、チームのペースで一時間はかかかるだろうというところ。

ひとまず網代崎まで漕いでそこで時間を見ることにする。マリンパークの網代崎の台地に当たる夕日がはっきりと赤い。


網代崎での時間を確認し、ほぼほぼ四時半。日没タイムアウトということで、小網代にもどって舟を上げることにした。湾内に入ると夕日が背後で沈もうとしてる。今日は晴れてたけど空気は少し霞んでて富士山が見えなかった。霞のおかげで夕日の赤が鮮やかだ。


静かな湾内を滑るように漕ぎながら、時々振り返ってはぺったりと朱色に染まる夕日の海を見返し見返し、この一年の安全をお祈りしながら湾内に戻って舟を上げた。

ちょうど今年は六人で六福神まわったことになる。日没タイムアウトという締切があることで、回りきれるかどうかの面白いゲーム感覚がある。来年は七人揃えて七福神回ろう。

それまで一年、精進して安全に楽しんで漕げますように。あと、一応黒崎まで行って、残りの一つをきちんとお参りしておこうっと。



2019年1月4日金曜日

20190104 長者参り

年が明けておめでたい。三ヶ日からとても暖かで良い天気。気分も新しく三浦に漕ぎに行く。三崎口からのバスを待つ間もこの時期はまだ日が出ていない。雲に反射して明らむ空を見ながらバスに乗ってクラブハウスについた。大潮。強くはない北風

ハウス前のスペースでは、ボート釣りのお兄さんが新品のボートを出して支度をしている。この度ボートを慎重して、一回り大きい船になったのだそう。定員は変わらないけど、エンジンも馬力が上がってスピードが出るし、艇長、幅ともに気持ち大きくなって安定して釣りができるのだそう。水槽も大きくなったし、たくさん釣っても大丈夫ですねと言ったら、ポイントは同じですからと言いながらもニコニコ顔で嬉しそうだ。

こちらも支度を始めたら NZ 先輩がまずは新車でやってきた。キャリアには 3艇くらいは積めそうだ。その次にはおされ同期がやってきた。忘年会のときに荒崎で落としたサングラスを探しに行くのだそう。

お正月はなんとなく北に漕ぎに行きたくなる。荒崎や立石の松越しの富士山がそういう気分にぴったりだから。もちろん、行きは向かい、帰りは追いというのもある。それで長者ヶ崎まで行くことにする。前漕ぎの後輩も三ヶ日のうちに森戸まで行っているし、負けてらんないぞー。

決まった場所で陸から風が吹き抜ける場所があるけど、全体的に静か。気持ち沖よりでも無理なく進んで行ける。とはいえなんか体が重い。サクサク漕いでとはとても言えずにひーこらと進み、立石の沖を過ぎて長者がはっきりと見えてくる。時間があれば名島くらいまではと思ったけど、ここで小休止で折り返そうと決める。

長者の砂嘴に舟をあげる。海は静かで風も弱い。ちょっと藪をこいで先端にでるとのどかな水平線が開ける。若い頃見た同じ景色に気持ちが飛ぶ。これが僕の新年のお参りのようにも思う。神社はないけれど、ここには僕が祈るべき気持ちがずっと残ってると思う。

お参りを済ませたら帰りは岸をべったり、立石の少し北側で知らなかった波乗りポイントを見つける。道路を支える岸壁がそのまま海に突き立って根本には浜も何もない。カヤックでないと来れなそうだ。気になるのは、波が岸壁まで弱まらずにぶちあたるから途中で降りないと壁にそのまま。ハイブレースで横乗りしたら止まれない。それから、壁に反射した波がそのまま帰ってくるので、沖からの波との三角波が楽しめる。帰りの波でも乗れるかもしれない。

今度みんなで来てみたいなと思いながら佐島のキラキラでまた小休止。富士山を見ながら明るい海に少し浸かる。帰りも追い風なのに体が重い。相変わらずひーこらしながら荒崎、佃嵐崎をタッチして俺の浜まできたらNZ先輩とおされ同期が日向ぼっこして休憩してるのを見つけた。僕も浜に上がって小一時間休憩し、湾内に戻って船を上げた。日中、気温が一桁の寒い日だったけど、陽射しがたっぷりで漕いでる間は暑いくらいのいい気持ちだった。

次の日はスリムな先輩とサーフ好きな先輩が二人集まって早速波遊びしたそう。西からの風で、結構大きな風浪があったようだ。今年もそういうので楽しもう。

来週はクラブのみんなで三浦七福神を海から参る。今年一年の安全をしっかり祈ってこよう。