小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ, YouTube チャンネル) で毎週末誰かしらと一緒にカヤックを漕いでいます

2018年5月12日土曜日

20180512 水浴び

天気はいいのだけど、午後になるとどうも南の風が強まる時期が続く。中潮の干潮手前から満潮手前まで漕いだ。

始発で動いて、定刻組が出てくる前にちょっと漕いでくる。レジェンド先輩も早々とやってきて、南方面に漕ぎに出た。僕も支度を終えて、北方面に漕いで行く。

先日は夜半まで南西の風がちょっと吹いていて、網代崎は引いた潮に小さな小さなウネリが軽く波を崩してる。波乗りはちょっとできそうにないけれど、定刻組のツアーには良さそうだ。

三戸浜、長浜の沖には釣りのカヤックが4、5艇出てる。釣りの邪魔をしないようにちょっと距離をおいて抜けていく。朝までは風が強くない予報だからと、早起きをして出てきたんだろうな。もともと朝マヅメという言葉があるらしく、釣りの人たちはなんでも早い。

佃嵐崎について、ここで引き返せばちょうど良い時間。陽射しがあるし、馬乗りレスキューの練習をする。水につかると気持ちいい時期になってきた。レスキューの合間に舟に掴まってプカプカのんびりする。

浮いている間、風は南からなのに舟は南に向かって少し流されてた。岸から50mほどのところでやってたけど、漕いでると気づかない流れがある。


そろそろ時間なので、定刻組に合流しようと湾内にはいると、タンデムのカヤックが生け簀より航路側にだいぶ寄って漕いでるのが見える。釣りに出て帰ってくるところみたいだ。ヨットが出て来る時間帯で曳き波もくるし、声をかけて生け簀の岸側、北側を漕いでもらえるよう声をかける。

そうして湾の奥にもどって合流した。今日の定刻組は4人のお客さんにさらにメンバーがいて結構賑やか。午後の風の上がりを気にして遠くまで行かずに諸磯で引き返して近場でお昼ごはんに上がる。お客さんの一人は休憩の間にみんなをあおってあおられて、上半身裸に短パンで泳いでた。まだ水温18℃くらいだから元気だなあ。

釣りのカヤックもたくさん見たけど、ツアーのカヤックも幾つかみた。朝小網代の奥で一組、途中油壺湾内に入ったときもまた一組いて、いよいよ海のシーズン。スノーケリングもしやすくなるし、ぜひどこのツアーでもいいから、カヤックとおいしい地魚を楽しみに三浦の南に来てほしい。



2018年5月3日木曜日

20180503 - 0506 宮津キャンプツアー


終わっての振り返り:

普段のカヤックツアーはスタートからゴールまでのコース線上にキャンプ泊の点を打っていく一次元的な動き。でも今回は、キャンプをひとところに決めて動かず、その点を中心に円を広げる二次元的な動きをした。カヤックを主、キャンプが従を前者とすれば、後者はその逆、キャンプを主、カヤックが従とも言える。家からママチャリで買い出しにいく感覚でカヤックを使い、とても新鮮で楽しかった。こういうツアーの方が性にあってるかもしれない。


出発前:

GW後半、クラブの総勢六人でキャンプツアーに行く。当初は島根半島を漕ぐ予定だったのだけど、風の予報を見て断念。臨機応変。南西の強風が日本全国で期間中吹く。どこを漕げば良いのやら。

紀伊や四国あたりで川を下ることになるか。5月3日は風だけじゃなく雨もある予報だから、増水したりやしないかなと予想しながらワクワクして大先輩の発表を待つ。予め自分でも考えておいて、それを大先輩の判断と答え合わせする。

結果は京丹後宮津。日本三景の一つ天の橋立のあるところ。天の橋立から東に進み、高浜までを三泊四日で回る予定が発表された。なるほどー。他に候補に残ったのは、四万十、瀬戸内しまなみ海道だそうだ。あとは実際に現地で海を見て。

とあるJR駅で大先輩の車にみんなで集合したのは5月2日夜の10時。これから夜通し宮津に向って走る。


5月3日:

ガンガン漕いでる同期はクラブのムードメーカ。今回はその同期が参加してないので、車中は控えめのトーンで寝た人も何人か。何回か休憩しながら高速を走り、舞鶴で下道におりて天の橋立の出艇予定地につく。海を見てアウト。

橋立の西側は囲われた水域で吹送距離が 2km ほどしかないけど、南西からの風が吹き抜けになってしっかりとした風浪が橋立に打ち付けている。逆に東側は松林に遮られた風裏で、橋立の近くの白い砂底の海は明るく穏やか。だけど対岸の黒崎半島近の岸には厳しい風浪があたってるだろう。

初日のキャンプ予定地は黒崎半島の東側で、天の橋立から宮津湾を東に渡って黒崎半島にとりつき、先端を西から東にくるりと時計回りしたところ。宮津湾を渡るコースは追い風追い波、進めば進むほど海況が悪くなっていく蟻地獄。これは出られない。

臨機応変。それならと車で黒崎半島の東側にまわり、風裏から初日キャンプ予定地にアクセスするコースを考える。由良川の河口、神崎海岸に車を停めて海を見る。アウト。

西寄りの風を漕ぎ上がって湾を直接渡るには出し風が強すぎる。かといって、栗田湾を岸ベタで回り込んでいくと、向かい風で長い距離を漕ぐことになり、まるで修行のようだ。
もっと初日キャンプ地に近いところから出艇し、風裏のみを漕いでキャンプ地にあがることにする。臨機応変。

黒崎半島の北より、おっぱまに車で移動すると風裏の海はとても静か。花崗岩の砕けた白い砂地に明るい緑の海がキラキラしてる。ここから出艇し、陸路のない無人浜にカヤックでアクセスしてキャンプを張ることに決定。また、明日もまだまだ風が強いことを考え、今後キャンプ地は動かさず、海況を見ながら安全な範囲で漕ぎまわり、最終日はまたおっぱまに戻ることにする。臨機応変。

浜の近くで駐車できるところを探して農作業中のおばあちゃん達に声をかける。車から降りた大先輩とおばあちゃんとの話は中々終わらない。僕らは車の中から面白そうにそれを見ている。話の中で僕らが3日ほど車を停めてカヤックで回ることを話し、おばあちゃんのお孫さんたちが神奈川に出てきていることなどを聞いて握手をして別れた。

おっぱま
車をとめられる場所を聞いたら、おっぱまに一切合切をおろし、荷物をカヤックに積んでいく。地元の「スーパーにしがき」で食料も全泊分買い込んだ。おっぱまの砂は白いけど粗く、半透明の石英っぽい粒が混じる。ドライバッグを叩けばかんたんに落ちる。

雨が過ぎた後の曇り空の下ようやく漕ぎ出す。少し沖に出るともう風が強い。気をつけて岸ベタで漕いで行く。


ちいさな鼻を幾つか回ったらもうキャンプ予定地。陸路はなく、こんな風が強い日に海に出るもの好きも少ない。でも、ゼロではない。それは後でわかる。


手早く荷解きをしてテントをはり、キャンプの準備がととのった。森の枝が浜ぎりぎりまで伸びているので西風も日差しも抑えられ、最高のキャンプ地だ。昼から食べて飲んで喋って夜には早く寝た。



5月4日:

起きて二日目。朝方、釣りの渡船が僕らに向ってマイクで話しかける声でテントから出る。

「お客さ~ん、その辺は親子の熊が出てねー、たけのこを食べに出て来るからもう少し戻ったおっぱまに移られるとええですよー。大きなヒグマですわー。そこの竹林にみえましたわー」

そういってプープーと船の警報音を長く何回か鳴らし、最後に「マイクのテスト中」と流してからまた沖に出ていった。ヒグマは本州にいないだろう。嘘をついてるとは思わないけど、ツキノワグマでしょうなあ。皆で相談し、高い安全管理意識をもってキャンプ地を動かさないことに決める。臨機応変。

宮津には強風波浪注意報が全日出ていて、海上南西15m/sの風の予報。昨日と同じで、午前中はまだ少しましなくらい。怖いもの見たさということで、黒崎半島を風裏の東側から西側に回り込んで宮津湾に入り、伊根や天の橋立を遠くに見に行く。みんなで浮かんで漕ぎ始めた時、海保のヘリが低くおっぱまの方からやってきて、低く二回ほど回って舞鶴の方に飛んでいった。はい、よくよく気をつけて漕ぎます。


黒崎を回って宮津湾に入る。伊根が近く見える。天の橋立はまだ遠い。風浪は強まり、宮津湾を真っ直ぐ吹き抜けていく。渡る気も無いけど、昨日も今日もこれを渡るなんて判断は当然でてこないなあ。



ここまで日差しはあって気持ち良い。でも、この日は上空に強い寒気が入り、不安定な天気になるという予報だった。日本海の水はまだまだ冷たく、その上を吹く風が北よりに変わるとすうっと寒くなる。午前のうちにキャンプ地に戻ってのんびりしていると、ときおり北風に変わり灰色の雨雲が近づいてパラっと雨を降らせてまた日差しが戻る。この浜は北東から風が吹くとしんどそうだ。

また喋って飲んで楽しく寝た。


5月5日:

起きて三日目。この日は渡船は来なかった。9時以降は強風波浪注意報もなくなり、少しは距離を漕げそうな雰囲気。伊根の船屋まで宮津湾を渡って往復しようか、天の橋立を見に行こうか、少し範囲が広がる。黒崎半島の西側はもう見たので、東側をもう少し攻めよう。ついでに栗田のスーパーにしがきで買い出しをしよう。食べ物はまだあるけど、飲み物が心細い。ただの水はもちろんたっぷりある。往復20km弱。


明るい砂浜から出艇し、岸ベタの岩を楽しみながら栗田湾に入り、海洋高校のすぐそばに舟をあげる。栗田までは南西の向かい風。ここまでにも良さそうな浜が一杯あるけど、栗田の海岸は素晴らしかった。キャンプはできないけど、砂浜の際まである家並みが美しい。そこで投げ釣りをして遊ぶ地元の子供が良く馴染む。浜に流れ込む小さな生活用水も草むらに沿われて海に戻る。



浜からスーパーまで歩く。浜に吹く風は家並みに混じると途端に止み、夏の日差しがコンクリの照り返しでジリジリする。薄寒く感じた体があたたまる。帰り道も、スーパーのクーラーで冷えた体がまた暖まる。浜で昼ごはんを食べながら昼寝休憩をしてまたカヤックで浮かぶ。帰り道、北東に風が変わりまた向かい風の中帰る。

帰り道、ちょっと釣り道具を借りて引いてみる。借りる時「晩御飯お願いします」、ボウズで返す時「えー、今晩おかずなしかー」と言われる。ファイティングスピリットが少し出てきて、次は釣ったると思う。なるほど、釣り部の人たちはこういう感じなのか。

キャンプ地に2時過ぎに着く。最後の鼻を回り込んで浜が見えると自分のおうち感がすごい。地元の友達と無為に過ごす夏休みのよう。大層な目的地はなく、近所のコンビニに普通に弁当を買いにいき、ダベりながらうちに帰ってきて部屋でまた一緒にダベる。ダベる中身は、クラブのこと、カヤック技術のこと、普段の仕事のこと、自分の興味のあること、中身はなんでもいい。

キャンプ泊は今日で最後。明日は片付けて帰る日。また明るいうちから始め、この日は少し遅くまで喋って飲んで寝た。


5月6日:

起きて四日目。キャンプ地を畳んで車のあるおっぱままで帰る。すぐにつく。大先輩の車の脇にカヤックを置いて荷解きしようとすると、初日に会ったおばあちゃんが通りがかった。顔見知りにあった嬉しさで、また話が始まる。

「あんたら横浜の車のひとやろ?毎日まだ車があるないうて、話をしとったわ。3日ほどおるゆうたからなぁ。何日かまえには栗田の浜から折りたたみのボート出てね、ボートだけ見つかって二人戻らんいうて、いろいろさがしとったわ」

4日にみた海保のヘリはそれか。京都新聞のネット記事を帰ってから見たら、3日に栗田を出たのが4日の早朝に転覆した舟だけ見つかったらしい。乗ってた二人を探してヘリが飛び、すぐ近くの湾でのんきにしている僕らを見たことになる。3日といえば、栗田湾を渡るかどうか、由良川から海をみて諦めた日だ。出し風だった。

おばあちゃんの話は旦那さんの話になり、 毎日車を見て噂してた話に戻り、とめどない。

「僕らはその鼻の向こう側でキャンプしてました、ここは本当に良いところですね」
「そうですか、もうここにずっと住んでますわ。住所が変わったことがない」
「えー、地元も地元ですね。おいくつなんですか?」
「いくつに見えます?」と言って笑う。大先輩が聞いた。

「そういえば、この辺って熊は出るんですか?」
「熊?おるよ。熊やないけどこの前はうり坊が畑の横の網に出てね、こう筋の入ったかわいいうり坊で。役所の人に処置して貰おうおもて渡したら、山の上に放してきたからもう大丈夫いうんですわ。そんなんじゃもうだめで、それからはほってますわ」

おばあちゃんは畑でとった玉ねぎを自転車のかごに入れている。その自転車は電動アシストで、でもバッテリーはもうついていない。

「電池入れてもすぐになくなってしまうし、買うととても高くてとってしまいましたわ」

別れの挨拶をすると、アシストしないモーターの自転車を元気に漕いで80を越えたおばあちゃんは集落に戻っていった。この3日の間、ずっとそこにある車を見て少しは心配させたかもしれない。片付けの日にまた会えて良かった。今日の昼前には「あの横浜の車の人たち、元気に戻りなさったわ」と周り中が知ってるだろう。

大先輩の車に一切合切積んで、舞鶴でお風呂と食事に寄り道して、また高速に乗って帰った。GW最終日の高速は順調で、二箇所ほどの事故渋滞以外はすんなりと、予定どおりにとあるJR駅について解散した。

すごい場所を漕いだわけでも無いけれど、もう一つホームができた良いツアーだった。またみんなと漕ぎにきたい。

2018年4月29日日曜日

20180429 小網代近辺・湾内は北側を

まだまだ良い海況が続く日曜、三浦に。大潮初日。昨日に引き続き午後から南風が強まる予報なので、近場でウロウロするつもり。

始発で動いてクラブにつくと、すでに二人舟を出していた。レジェンド先輩とNZ先輩が南方面に一度行き、戻って大先輩の定刻ツアー組と朝から合流するそう。僕も支度ができ次第それを追いかけることにする。

今日は自前のカヤックではなく、今までずっと使っていたクラブのレンタル艇。ここ一ヶ月は違う舟ばかり漕いでたから、久しぶりに使うこのポリ艇がしっくりくる。


網代崎まで出てみると、南からの風浪が少しあるように感じる。予定を変えて、北に少し往復してから定刻組に合流することにする。馴染んだ舟で漕ぐのはまた一段と楽しい。佃嵐崎でちょうど良い時間になったのでそこで折り返す。和田長浜にはたくさんのシットオン艇で賑わってた。

小網代のクラブハウスにもどり、みんなでまた浮かんで出発。今日は16艇の大船団だ。のんびりお話しながらまた網代崎をまわり、諸磯で折り返してすずめ島近くの浜でお昼ごはん。のんびり過ごしてから小網代に戻り舟を揚げた。

帰ってくる途中の小網代湾内で、航路のど真ん中で釣りをしているカヤックが見かけたので、ガンガン漕いでる同期が丁寧に声をかける。ちょうど釣り船が帰ってくる時間帯。そうでなくともヨットなども出入りする場所。小網代湾内は北側の岸沿いを漕いで出入りしましょう。湾を渡るときは堤防付近の内側を直線最短距離で。

僕らが小網代の森に戻ってからも、別のカヤックが航路のど真ん中を漕いで漁船に警笛を鳴らされていた。これから賑やかになると、この海域に不慣れな人も来ると思う。ヨットの間を抜けちゃう人は多い。見かけたら丁寧に声をかけようと思う。

2018年4月28日土曜日

20180428 小網代から三浦海岸

ゴールデンウィークが始まった。初日の土曜、午前中の北風から入り、午後は南風が強くなる予報。朝から小網代を出て三浦海岸に昼頃あがり、舟を畳んで家に帰る心づもり。大潮直前の中潮、干潮の前後4時間くらいで漕いだ。

始発で動いて小網代につく。日差しに力を感じるけど、朝の北風はからりとしてひんやりする。ちょっと服装に悩む時期。漕ぐと暑いのに水はまだ17℃くらいと冷たい。濡れて風に吹かれるとそれなりに冷える。dress for water をモットーにしっかりと着て支度をする。

そのうちほっそりとした先輩がやってきてので一緒に舟を出す。横瀬島を目指すというので、そこまでご一緒に。ヨットと岸の間を抜け、網代崎はとても静か。横瀬島にかすかな波乗りの望みをたくす。


うねりっけは夏の感じ。長津呂崎から安房崎までところどころの隠れ根でブーマが時折崩れるけど、風はなくおだやか。先輩に少し遅れては待ってもらって追いつくを繰り返すと横瀬島についた。ちょうど干潮、引ききった時間帯か。だけど波は全然ない。先輩もあきらめてすぐに折り返し、城ヶ島でお昼にするという。ここでお別れ。

横瀬島から東の剣崎を見ると、カヤックがこちらに漕いでくる。ガンガン漕いでる同期は、数日前からソロキャンプツアーをしていて、ちょうど小網代に向って向こうからの帰り道だった。あえればねーと連絡をしあっていたのでほぼ予定どおり。

横瀬島でツアー中の話などを聞き、刺激を受ける。少し話したら、同期は城ヶ島方面に、僕は剣崎方面に。

穏やかな海をのんびり漕いで、雨崎を回りこむと一気に金田から野比までの海岸線がひらける。いつもは大先輩が車をとめる菊名海岸に上がるけど、今日は駅の近い三浦海岸にあがりたい。だけど前回自分が出艇した場所が正直よくわからない。あれれ。菊名の岩場を目印に、その右側を狙って漕いで、近づいたら場所がわかったのでそこで舟を上げた。初めての場所だと海からの目印を予め把握しておくのとても大事ね。


三浦海岸も昼すぎるとBBQ客などで賑わってカオス感は控えめ。ゆっくり舟を片付けて、まだ込みだす前の電車で家に帰った。

2018年4月22日日曜日

20180422 三浦海岸から小網代

土曜は風の上がりも早く、だいぶ強くなる予報だったので狙うは日曜。お昼くらいまでは風が落ち着いている絶好の日和。このところ週末になると風の強い日が多かっただけに待ちに待った。小潮の満潮から干潮まで漕いだ。

始発で動いて朝七時に三浦海岸駅につく。海岸に出ると、十人くらいの集団が波打ち際に二つあった。それぞれのリーダーの掛け声にあわせて順繰りに大声で叫んでる。なんとなく聞きつつ自分の舟の支度をしていると、さらしのふんどしを巻いただけのおっさんが横を通る。泳いだのか沐浴か、白い布が濡れて半透けになったまま砂浜からあがり、道路を渡って住宅地に入っていった。その間に朝の散歩の老夫婦や犬をつれた人が通っていく。朝の海岸はとてもカオスだ。


支度をおえて舟を浮かべたのが八時半くらい。準備にまだ時間がかかる。今日は三浦海岸から南に見える雨崎をこえて剣崎、城ヶ島を回って相模湾側にまわり、クラブハウスのある小網代まで20km弱を漕ぐ予定。


八景島から小網代とも思ったけれど、それだと前半戦で上陸しやすい場所がどこにもない。舟に何かあった場合、八景島に戻る、上陸禁止の猿島に無理に上がる、走水まで頑張るくらいしか選択肢がない。まだ初めての舟だから、最初の一時間はいつでも浜にあがれる場所をと考えた。

その点、三浦海岸から南なら、所々に砂浜があるし勝手もわかっている。あと何回か繰り返して、自分の支度に自信が持てたら距離を伸ばそう。

凪いでいる海を雨崎まで。雨崎に近づくにつれて南風が強まる。雨崎を回り込むとうねりっぽい波も入るようになってきた。道中横瀬島での波乗りが楽しみ。雨崎にはもうパラソルが立っていて、いくつかのグループがひっそりとした浜を楽しんでいた。

剣崎に近づくにつれてうねりっけのある波が強まる。波長はそれでも短めなので、土曜からの強風での波が残ってるんだろう。それが岩場に反射して三角波をつくる。剣崎を回って横瀬島につく。


横瀬島では回り込んでくるいつもの波。潮がまだ高いのかいつもは見える岩場が全部隠れてる。これなら崩れ波で巻かれても頭ぶつけなそう。隠れ岩の上で立ち上がる波は角度がついて崩れる。バウが何回か潜ってブレースに逃げた。気持ちよく長く乗れたのは2本くらいか。


ここまでで一時間半くらい漕いだ。三角波にはゆすられたし、デッキに崩れ波も食らった。ハッチの中に水が入ってないか様子を見ようと一度浜に上がる。横瀬島の浜にはファルトが三艇あがっていて賑やか。邪魔しちゃ悪いかなと思って毘沙門側に上がる。コクピットは水が入ったけどロールもしたし、スカートもちゃちいしこれは当然。ハッチはどこも全然乾いてた。これならこの先も安心して漕げる。

もう少しだけ横瀬島の波で遊んでから先に進む。相わからず岩場からの跳ね返りで三角波。せっかくだから横瀬島のファルトの人たちにこの先の海況を知らないか聞けば良かったと気づく。ある程度予想がつく場所だからいいものの、知らない海を漕ぐときには積極的に話を聞くつもりでいたほうがいいな。

安房崎に渡って城ヶ島南岸。洞門から長津呂崎あたりまでがタフな三角波だった。洞門あたりでファルトが何艇か安房崎方面に漕いで行くのが見えた。やっとの日和だから、みんなここぞとばかりに出てきたんだろうな。わかる。

長津呂崎を回っていよいよホームストレッチという感じ。諸磯のあたりで大先輩の定刻組を見つけたので合流する。そのあとはみんなと一緒に漕いで遅い昼ごはんをのんびり楽しみ、小網代に入って舟を上げた。

ようやく自分の舟で一人で動いて三浦海岸から小網代まで漕げた。もう何度か繰り返して、そしたら他のところにも漕ぎに出てみよう。来週は小網代から三浦海岸か行けたら八景島まで漕いで電車で帰れるかな。

2018年4月3日火曜日

20180403 新人さんいらっしゃい

クラブハウスからちょっと大きい荷物を持ち帰りたかったので、平日にお休みをもらってやってきた。風もなく初夏の陽気

朝三崎口の駅で大先輩の車に乗せてもらう。ツアーのお客さんが一人いて、車内で話ながらクラブハウスにつく。以前にはヨット乗りで三浦の海を動き回っていたそうだけど、それはやめてしまって、でも海で遊びたいと思っていてカヤックに閃いたそうだ。

軽く汗をかきながら支度をして3人で浮かぶ。今日はカヤックカートを使った。ストラップの掛け方を間違えてカートが倒れてしまう。ストラップが結んである側が前方。

気持ち良く漕ぎ初めてヨットを抜け、堤防に近づくと網代崎にかすかなうねりが見え、だるそうにゆっくりと崩れ波が広がっては消えてる。

近場のサーフポイントまで3人で行き、ちょっと波乗りの練習。今日は潮が低い。ゆっくりとしたうねりがあるかないかの波を作り、初めてやるにはちょうどいい。お客さんも沈することなく遊ぶ。とはいえ、自前のフルドライスーツだから沈したとしてもだいじょうぶ。新谷さんの知床エクスペディションにゆくゆくは参加したいというだけあって、しっかりとした準備。

昼前に上がるつもりだったので、ここで二人と別れ、ソロで諸磯まで行って引き返す。舟をあげて片付けたら、その舟を荷造り。

あーでもこーでもと二つの荷物がまとまり、バス・電車を乗り継いで家まで帰った。


この舟で次はどこに行こう。

2018年4月1日日曜日

20180401 逗子サーフチャレンジ

午後から風が強まる予報の日曜。逆に土曜は丸々風も無く海も穏やかだった。それでも日曜はちょっと波のあるところで遊ぼうというテーマなのだから、午後の風も上等。とはいえ安全に、昼前にはあがりましょうという心づもり。

クラブハウスにて大先輩の車に皆でカヤックを積み、小網代から逗子までちょっとの距離を出かける。道路脇の桜が満開で、眺めながら少し混んでいる道路をいく。

砂浜の北側の駐車場でカヤックをおろして浜まで運ぶ。逗子の浜の出入りにはローカルルールがあって、基本浜の両端は水上バイクの出入り。地元の人が声をかけて教えてくれた。ありがとう。

目印のブイに沿って舟を出す。もうすでにちょっと風を感じるけど、うねりは全然ない。台風3号は北緯20度を超えてきてはくれなかったか。

大崎にいくとSUPが何人かいるけどサーファーは一人もいない。風波がチャプチャプするくらい。まだ大潮干潮まで時間があるか。広く浅く広がる春の海で、小波にゆられてチャプチャプ遊んで過ごす。



干潮が近くなると風も強まってきた。風浪でも立ち上がり、向こうの人を完全に隠す。SUP は風を嫌って帰り、僕らしかいない。超ラッキー。沈脱して波の中馬乗りの良い練習になったり、初めて上手に波に乗れたり、あかるい日差しの中でそれぞれが自分なりに遊びまくる。


干潮が過ぎ、正午が過ぎたころには風も波もしっかりと強い。あとで剣埼を確認したら16m/s の南西が吹いていた時間帯。それでも浜に向かっては波が弱く抜けて行く線が見えていて安心感がある。

大きくなる風浪を長く乗ろうと沖に向かい風を漕ぎ上がり、波に乗って戻ってくる。行くのはパドルが重く、帰りはダッシュでまた疲れる。それが楽しい。

結局、干潮を挟んで都合4時間ほどいて遊んだ。浜に戻る時は、ウインドサーフィンがあちこちにすっ飛んでいて、さすがマリンスポーツのメッカだね。

これからいよいよ海にも活気が出てきて、海岸沿いの道は道路で混むそうだ。みんなで車でくるのには、しばらく待って冬の方がいいのかな。それまでは自分で漕いでこよう。