とりあえず支度して一人で浮かぶ。近場を回ってツアー組に合流するつもり。大家さんの造船所のご主人がボートで釣りに出るところだった。
静かな海。網代崎もぴくりともしない。日が差して来て水が明るい。堤防の先に来ると、大家さんが竿をしゃくって小さなアジっぽい魚を釣り上げてた。たぶんこれを餌にして、より大きな魚を釣りに外に出るんだと思う。
堤防の先から南北見回すと、波のない静かな海。しょうがないあちこち回ろう。最初はすずめ島までと思ったけど、舟の調子も悪くない。そのまま黒崎、佃と足を伸ばす。後輩に負けてらんない、ガンガンいこう。しずかな佃について折り返す。見晴らした中の沖網代に目が止まる。いやいや、まてまて、ソロではまだやめておこう。
すずめ島に舳先を据えて漕ぎ戻る。入江までもどったら大家さんのボートも戻ってきて船をあげてた。釣れたのかなあ。ツアー組を待って入江をぶらついていたら、今年タコクラゲを見てないなと思った。大先輩が今年はクラゲ全般がでなかったといっていた。そういう年もある。
ツアー組と一緒に入江から出ていく。午後からの風のあがりを念頭に、お昼休憩までにできるだけ距離を漕いで、あとはのんびり。ゲストさんは初めての人もいるのにペースよく漕いで、首尾良く長津呂崎で折り返せた。
諸磯マリーナの入り口にある浜まで戻ってここでお昼の休憩。ゲストさんはよく漕いだ。うちの一人はあとで聞いたら高校生の頃競技用のカヤックをやってたそうだ。どうりで漕ぎのフォームが素晴らしかったわけだ。のんびり長津呂崎までなんてお茶の子だったね。
お昼を終えて油壺湾にはいり、一息ついてからいつもの浜でコーヒー休憩。海がキラキラして気持ちいい。でものんびりしてたらちゃんと南風があがってきた。ザブザブしてきた波の中を漕ぎ上がって堤防の中に入ったらおとなしい。
入江に戻って練習を一段落させ、筋トレ後輩のカヤックを借りる。これで自分のカヤックの水抜きを一人でできるか試したかった。自分のスキンカヤックは浮かばせておいて後輩の WFK ゴリラに乗り、スキンカヤックをツンツン押し引きしながら広いところにでる。そこでスキンカヤックを横に立てて水をたっぷりと入れている。
前後たっぷり水の入ったスキンカヤックは重くてリジット艇を水抜きするようには持ち上がらない。そもそもゴリラのデッキに滑りあげたらスキンがダメージくらって本末転倒になりそうだ。
一旦横に並べて舟をつけ、横に立てたコックピットをゆっくりゆっくりと持ち上げて少しずつ水を抜く。波がある中はこれ無理だな。半分くらい抜けたかなというところで舟を通常の状態に戻して浮かべ、T字にしたらバウに手をかけて沈める。スターンが上がり、水がバウ側に集まってくる。そこで一気にバウを持ち上げながらコックピットを下にひっくり返し、水を抜く。これを二回ほどやったらあらかた水を抜けた。
最初に半分くらいに水を抜ければ、あとはバウに水を集めてから持ち上げて水を抜くを繰り返し、なんとか一人でも抜けそうだ。後輩にこれを覚えておくれと言ったら、距離漕ぐ時はリジット艇にしてくださいと言われた。ロマンがないなあ。
とはいえ波がある中ではどこまでやれるかわからない。それに、水を抜いたはいいけど、そのあとまた水が入らないように再度乗り込めるかわからない。ヒールフックで入れるか今度後輩にお願いしてやってみよう。
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