小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にカヤックを漕いでいます

2025年10月12日日曜日

20251012 ティーチャーと

二つの台風の隙間、自分の用事の隙間に三浦にやってきた。自艇を調整したかった。でも、もしかしたら波を期待して誰かが漕ぎにくるかもしれない。自分一人では漕ぎにでるのが憚られるけど、もし誰かきたら...

そうして朝クラブハウスについて、自艇の中に頭を突っ込んで手を動かしていたら、一時間もしない内に横で声がした。なんでもやる先輩だ。いやー、誰かくるんじゃないかと思ってました。残りの作業はすぐにやめて、漕ぎにでる支度に切り替える。

大先輩は何人かのクラブメンバーと日本海側に漕ぎに出ている。玉砂利の浜で休憩するカヤックが写真で送られてきて、その空は青い。三浦は曇り空に蒸しっとしていて、でも先輩と二人で小躍りしながら入江に浮かんでヨットの間を抜ける。

網代崎はゆっくりと盛り上がっては少しの崩れ波を落とす程度。あれれ、もうちょっと波があるかと思ったけど、どうだろうか。焦る気持ちがパドルに映って忙しなく漕いで二人で堤防を回る。

俺の浜でまず一本。潮位が高い分、右の岩場のきわっきわで立っている波になんとか突っ込んで行ける。でもあんまり無理はしたくない感じ。それで近場のポイントに移る。

うねりっけはしっかりあって、水面が盛り上がる。風の波じゃなくてうねりだ。もう少し潮位が下がってくると良さそうだけど、用事の都合でそこまでは待てないなあ。そんなことを思っていたら乗れる波がやってき出した。

幸い僕ら二人だけなのでめいめい好きな場所で思う様に突っ込む。しっかりと押してくれて、でも崩れないまま波頭をキープして一緒に走れる、練習には持ってこいな波。何本も岩場の隙間の先まで長く乗った。ツルツルに舟が滑って楽しい。今日はシェア艇を出してきたけど、扱いやすさに驚く。外側に傾けてよし、内側に傾けてよし、思ったとおりに曲がってくれる。すごく乗りやすい。

それで小一時間も乗りまくったら、急に波がおとなしくなってきた。こちらの残り時間も少ない。待つのもなんだし、攻めに転じて諸磯まで様子を見に行く。漕いで行く先には岩場にうちあがる波飛沫がしっかりと見える。

いざ着いてみると、いつものポイントはしっちゃかめっちゃか。すぐに横に向けられてハイブレースで耐えるような乗り方しかできなさそうだけど、とりあえず波に入ってみる。さっきの場所とは全然違う波。ツルツルからザバザバへの大転換。それはそれで楽しい。さっそく横に転がされる。先輩もバウが刺さって横に転がって上がる。それを二回くらい回したら様子見の気が済んだ。もういいでしょう、ということで、でも帰る前に一つだけ練習したい。

この中で馬乗りの練習をしたいと一言そばにいる先輩に伝えて沈脱。馬乗りで上がるのは良いけど、コクピットに尻を落とす前に揺られてさすがに落ちる。二回トライしてダメだったのでリエントリロールを試すがこちらも上がりきらず失敗。息が上がっててもたなかった。したがって先輩にグループレスキューしてもらって波のあるところを脱出。タプタプの水舟を漕いで落ち着いた海面に移動してから水を抜いてもらった。やっぱりやってみるもんだ。このくらいの波だとまだ馬乗りも完璧じゃない。

ここまでほんの数時間だったけど、先輩と二人っきりで遊んで充実した漕ぎになった。あとはピューッと帰って舟をあげた。ちょっとの間でも海にでると楽しい。あー、早くまた漕ぎに出たい。カヤック楽しい。


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